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zephyr
2022年10月27日 01:03
セピアの記憶と重なり懐かしさをおもい暮れていく空を眺めていた あの時間浮世絵のように趣のある 山々達色は薄れど 遠ざかるほど輝く金色の造形崇高なる大地の美しさは頭を空っぽにさせて心だけを 満たしてしまってそれらを前にして何もできることはなかった
2022年8月29日 23:07
うたたねして私、目が覚めたら夢の中ゆらゆらと時折差し込む光が一筋白は時間を掛けて白銀へと変わってゆっくりと弧を描く様に夜の手前、夕暮れの先の色の下で泡となって、それから消えましたそのまま体を預けて浮かんでいれたらいいのに、と願ってしまう程に。
2022年8月13日 18:09
溶けた蝋がゆっくりと流れていくのが好きぼんやりと照らされた追憶の光は睫毛の影をなぞっている、安堵と空虚相反する心の鼓動を知っているようにゆらゆらと灯った
2022年6月17日 20:14
新しいトゥーシューズは弾けんばかりの瑞々しい赤透けさせた雲色の傘を片手にくるくると回って魅せて下さいね雨粒の音小さくて丸々として可愛らしい音楽器がなくたって私には音色が聴こえるんです裾が濡れたって気にしません今はただ踊っていたいんです雨に包まれて歌うんですこころのままに
2022年6月13日 21:31
つまりは夢夢のなか、私は私をみる北も南も存在しないただ分かることそれは愛であって孤独と自由であること生死の狭間で私を見据える #詩 #今日の詩 #詩のようなもの
2021年9月13日 23:15
心からの救いを、願いを、許しを乞うことができる私は恵まれているどこを探しても見つけることはできないだろう私のオアシス近い存在はつまり最も遠い存在であってすべてのはじまりとおわりを漂わせるどこまでも 澄んだ空は静そのもの貴方は私のオアシス
2021年10月9日 15:14
金木犀 花言葉:謙虚秋のはじまりは夜風に紛れる鈴虫の音肌に触れる長袖の心地夕暮れ光の下で微睡む猫凛とした貴方は私を甘美なる橙へいざなうそれは金木犀謙虚という花言葉をもつ金木犀ちいさな花弁から放たれる風流な香りは奥ゆかしくも短い命を漂わせる秋の調べを謳う風と共に