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15th Door 支援の『コンセプト』❽ー2

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支援の『コンセプト』の11回目は

目標に照らして連続性と一貫性のある『実践』が継続できること

その対となる

その場の状況に応じた反射的な『実践』と『実践』の抑制ができること

についての第2部です。

 今回は“『自己意識』がなぜ『行動』の指揮官であるかのような誤解が生まれたのか”について考えていきたいと思います。

 そしてそれを通じてあなた自身の、そしてあなたが支援するであろうヒトの『行動』を、さらに良い方向へ変化させるための考え方にまで話を進めたいと思います。

 その手始めにまず『自己意識』というものについて再確認を。

 9th Door10th Door11th Door でも触れたように、『自己意識』は概念のひとつではありますが、他とは違う特殊な『概念』でもあります。

 それは唯一、あなた自身を示す『概念』です。

 それは『いつか、どこか』にいるあなたを表現するときには、他の『概念』と同様に客体として扱えますが、(例えば『あの日の私は…、』というふうに。)『今、ここ』にいるあなたを表現するときには唯一主体となれる『概念』です。

 それは唯一、他者と共有するだけではなく、あなたが他者と共有しない、共有できない側面が必ずある『概念』です。(あなたもヒトとは共有できない、したくない側面を沢山お持ちのはずですよね?)

 そしてそれは唯一、ヒトの群れの中でのあなた自身の在り所を守り、あなた自身の境界線や一貫性を保つために、あなただけがその全てを使うことが出来る『概念』です。

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