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11th Door 支援の『コンセプト』❺ー3

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 支援の『コンセプト』の7回目は

観察する『自己』と、客体化できる『自己』があること。

 そしてその対となる

思考する『自己』と、概念化できる『自己』があること。

についての第3部です。

 今回は“観察する『自己』と、客体化できる『自己』があること。”について取り上げていきます。

 前回の第2部では『思考』やそれによって作り上げられる『概念』、そしてその一つでもある『自己』がいかに便利に、しかしどれ程当たり前に使われているかについて触れました。

 ですが前回の終わりにも少し述べましたが、これだけ強力であるにもかかわらず、これだけ目立たずに機能してくれているツールに、リスクが無いわけがありません。

 それらの優れた面でもある、意味を持った言語と言語を連結する・内包する・対立する・増減する・置換する・分離する・除外するなどの機能が、そしてこのなかのどの機能が使われたとしても、その対象同士が『思考』や『概念』の上では“結びついている”という事実(『好き』と『嫌い』は『対立』という機能で結ばれています。)が、ヒトを苦しめるようになります。

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