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住空間を整えるー人生初の一人暮らし

昨年の誕生日、一人暮らしを始めた。

恥ずかしながら30年以上ダラダラと実家暮らしを続けた私にとって、それは一大決心だった。

ここ数年は「一人暮らしを始めなきゃ、自分がダメになる」という声が、ふとした瞬間に自分の心の奥ふか~いところから聞こえてくる気がしていたのだが、日々の生活に流され、家に帰れば温かいご飯が待っているという心地良さと決別する勇気もなく、聞こえないふりをしていた。

そんな自分の背中をいきなりドンと押してくれたのは、母と弟だった。

「今やらな、いつやるの?」

一人暮らしを始める勇気がないくせに、以前からいわゆるライフスタイル本や、片付け本、雑誌のお部屋特集などは大好きで、いつか一人暮らしを始めたら、私も自分の好きなものだけで部屋を埋め尽くそうと妄想をふくらましていた。

「シンプルに、使いやすく、無駄がないけどアートはある」

が、私流部屋づくりのコンセプト。

数年前大失恋をしたときに、自分を刷新したいと思い、まず始めたのが断捨離だった。大定番すぎるが、こんまりメソッドは、やはり役立った。
正直、彼女が提唱するメソッドを完璧に実践できたわけじゃないし、(例えば、「説明書関係は全捨て」に踏み切る勇気、私にはまだ出ない)
実家にはまだ使用してないのに捨てられないものが結構残っていたりするんだけど、マネできるところから始めてみると、かなり身軽になれる。

また、人生を変えたと言っても良いくらい大きな影響を受けたのが、やましたひでこさんの部屋づくり本。

私の実家では、常に不要なもの9割の中に埋もれる必要なもの1割を探すのに苦労しないといけなかった。だから、私にとって彼女の暮らす一切の非効率・無駄がそぎ落とされた空間は憧れでしかなかった。

続編はさらに実践向きで、一人暮らしを始める上で、すごく役立った。

これらの本から何を学び、実際に実践してみて暮らしがどう変わったかという話は次回以降に取っておくとして、私が住まいの中で一番長い時間を過ごすダイニングルームは、好きなアートを飾るようにしている。

飾り棚の主役を探していたところ出会ってしまったシュールなうさぎはインポート家具を扱う「KARE」で購入。ダリの絵は、ゴールドの額縁が気に入っていて、実家にいたときからのお供だ。

シェードランプ探しには時間がかかった。大きさ、色、デザインすべての条件をクリアしてようやく家に迎えられたのは、大理石とガラスできたシェードランプ。電球丸見えなのがちょっと気になったけど、ゴールドに輝くガラスが美しく、ランプ特有の威圧感が全くない。

実用とおしゃれの両方が叶うマガジンタワーはメルカリでお得にゲット。思ったより本が入る。安定感も抜群だ。寝室の本棚に収まり切れない本の逃げ場にもなっている(笑)

街で素敵な小物と出会うと家に連れて帰りたくなるけど、スペース的にこれが限界かな。。。

リビングルーム備え付けの棚は、収納力も抜群

一人暮らしを始めて、丸一年が過ぎた。家に帰ってきたとき、素の自分に戻れるような自分らしい空間に少しずつ整ってきた気がする。

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