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お葬式の正式な服装って知ってますか?マナーが大切な葬儀の仕事をしている私が服育について学んだ一冊の本。

今日は、私が大好きな福岡市内の【梟】と言う坦々麺屋さんの、『しびれ坦々麺』よりもしびれてしまった(笑)、グローバルなマナー本(特に装い・服育について)について語ります。

と、その前に梟はこちら↓


最初に。この本を見るとそれまでのスーツや装い、洋服への価値観が一気に変わります。特に私の仕事である、お葬式に役に立つ知識をご紹介させていただきますね。

ネクタイについて。

皆さんもご存知だと思いますが、お葬式には黒のスーツに黒ネクタイをつけて参列される方が多いと思います。

ところで黒いネクタイをつけるときに【喪】というシーンにおいて、グローバルな観点から気をつけておかなければならない結び方をご存知だろうか。

ネクタイを結ぶ際に根元にくぼみを見せる、

『ディンプル』(元々はえくぼ、凹みという意味)

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と呼ばれるもの。

『ディンプル』は、ビジネスシーンにおいて、初対面となる重要な取引先の方などとお会いする様にフォーマルなシーンにおいては、

高級ブランドのネクタイをただ首から垂れ下げているより、無名のネクタイでも結び目に美しいディンプルを作った方が評価は上がります。

なのだそうです。しかし、

ディンプルは不祝儀(つまりお葬式など)の場ではふさわしくありません

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私、大学受験にドボン!と落ちて以来二十数年葬儀屋さんですが、この本に巡り合うまでその事を知りませんでした。

と、言うより日本ではこれだけ数多くの洋服や洋服店があるにもかかわらず、グローバルなルールを知らない人が多いのです。親でさえも知らなかったマナーに唖然としました。(幸いだったのは何故か私はこの、ディンプルを作らない結び方が個人的に好きだったので本業ではまあまあセーフ!笑)

とはいえ、知っていると知らないではこの先の私にとってとても大切な、マナーが必要とされる葬儀という仕事においてこの先格段に差が出ると感じました。一応グローバルな企業を目指しておりますので…。

と、この様な事から始まるこの本はこちらです。

この本が私を引きつけたのは、アメリカで育った日本人の著者さんがハッキリと著名人や芸能人、なんと大臣に至るまでグローバルなマナーを知らずに装っていることの問題点を説明しながらぶった斬るという本です。汗

一瞬怖い様な気もしますがそれだけグローバルな舞台では、着ている服のどこに気を使わなければならないのか、一歩間違えば第一印象で信用を落としてしまうという事が書かれています。

今は少しだけ国際交流が止まってしまった感がありますが、ネットを通じれば世界中と繋がることが安易に出来ますし、自分達の周りにも海外の人はたくさんいらっしゃいます。どこで自分達と関り合いになるか分からない時代だからこその必要性を感じました。

まだまだお伝えしたい内容が盛り沢山ですが全部紹介するとこの本の価値が下がるでしょう…気になる方は手にとってもらえたらうれしいです。

そしてこの本を買う気にさせたもう一つの理由があります。私は洋画を見るのが好きですが、ちょうど6年程前に台湾行きの飛行機で見た映画、

【キングスマン】。

ある1人のいわゆるはみ出し気味な若者がヒーロー、しいては真の【紳士】へと育っていくアクション映画です。

彼が育っていく過程に、師匠である、コリン・ファースが放ったひとことがあります。

【Manners maketh man】

訳すと、「マナーが紳士を作るんだ」ですが、これはオックスフォード大学のニュー・カレッジや、ウィンチェスター・カレッジを創設した中世の神学者、政治家、教育者のWilliam Hormanの名言で、「礼節が人を作る」という深い意味だそうです。

何故かこの言葉に惹かれた私。その後でこの本と知り合い、この本は私にとって身嗜みのバイブルとなりました。女性よりも男性に向けてのメッセージを強く感じますが、子どもを育てる過程に於いても参考になるところは著者の経験から読み取ることが出来ますよ。

で、この事をnoteに書こうとしたのである事を思い出して自己紹介の文章を変えました。笑

イギリスの【サビル・ロウ】でスーツを仕立てるぞ!

今まで変わらない私の夢のひとつです。

こんなnoteを書きながらポテチ食べてソファーに手を当ててたら妻から笑われてしまいましたが。

マナーって深いな〜



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