ヨシヨシ@命のお仕事

福岡県糸島市で、【お葬式屋】さんとして20数年。身内の介護・看取りを経験した事を活かし…

ヨシヨシ@命のお仕事

福岡県糸島市で、【お葬式屋】さんとして20数年。身内の介護・看取りを経験した事を活かして重篤な方の移送という【民間救急】もしてます。 趣味は旅行・神社仏閣巡り・ドライブ・ファッション。一人娘は独立して夫婦二人・ワンコと暮らしてます。Savile Rowでスーツを仕立てるのが夢。

マガジン

  • 命のお仕事【民間救急】。

    私のもうひとつの、【命のお仕事】である、民間救急。そのお仕事について綴っています。

  • 命のお仕事【お葬式】

    葬儀屋さんというお仕事に興味をお持ちの貴方へ。葬儀屋の表話からウラ話までまとめてみました。

  • 終活大全集

    主に終活に関する事をまとめています。

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自己紹介

1,生い立ち福岡市内某所にて産声を上げる。 父親の転勤の関係で、その後 長崎県壱岐市➡︎福岡県柳川市 ➡︎福岡市➡︎福岡市 ➡︎鹿児島市 と引越しする。 小学校と中学校では転校が無く、中学校ではバスケット部を謳歌する。 福岡市内の公立高校へ入学し、バスケ部に入るも膝の調子が悪く1年で退部する(涙) それからは帰宅部で大人の階段を登りつつ楽しい高校生活を送る。 高校3年入ってすぐに鹿児島市へ転校し、 少し自分には高めの目標である大学を受験して、ことごとく失敗する(涙)

    • 始めて頂いた、【noteサポート】とその行方。。。

      『民間救急』のお仕事では、寝たきりの方の移送を通して、実に沢山の方の笑顔と涙を見てきました。 ターミナル期の方や、ご高齢の方、障害をお持ちの方やそのご家族様にとっては時間というものは限られており、 その中で大切な時間を共に過ごしたい。 この様な思いから私ども、民間救急車で外出のサポートをさせていただいております。 私にとっても特に思い出深く残っている方とのお話があります。その一つが、愛媛県への一日旅行のお手伝いでした。内容は記事にも書いてます。↓ そしてこの記事を読

      • 余命宣告された方の、一日旅行のお手伝い。【ユニバーサルツーリズム】その後。

        実はその後がありまして。 【四国への船旅〜ユニバーサルツーリズム】編。 四国へのフェリーでの一日旅、 【ユニバーサルツーリズム】。 (前回のお話はコチラです。) を実現して約ひと月が過ぎようとしていた頃。 あるご連絡が当社スタッフに入りました。これは、その後の心暖まるお話し(自分で言うか笑)。 「先程、父が亡くなりました。ありがとうございました😊」(LINEより原文を引用) あの旅行の後1ヶ月ほどでお亡くなりになったという知らせでした。しかもお亡くなりになった

        • 余命宣告された方の、一日旅行のお手伝い。【ユニバーサルツーリズム】

          まだまだ余談は許さないのですが、やっと緊急事態宣言が明けてきました。 私が思い描いてきた、 【寝たきりや、お身体の不自由な方への旅行・ユニバーサルツーリズム】 実は昨年コロナ禍の真っ最中に頂いたある方のと想い出の旅をご紹介したいと思います。 この方とご家族様とは特に親しくさせて頂きました。 10月某日、ご入院されている病院から別府港にてフェリーで愛媛県へのお墓参り・同窓会という一日旅行のお手伝いをさせていただきました。 最初は患者さまの娘さまからのご相談から。 「

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        マガジン

        • 命のお仕事【民間救急】。
          17本
        • 命のお仕事【お葬式】
          6本
        • 終活大全集
          18本

        記事

          緩和ケア病棟へのお迎えで聞いた嬉しい言葉。

          今日は早朝より、病院へのお迎えでした。葬儀屋としての私達の言う、「お迎え」とは、闘病の末に最後を迎えた方のお迎えです。 この方は身寄りが無い為、生前をお過ごしの施設から、施設長様が最後を見届けてられました。 そこは地元でよくお伺いする病院。故人様がおいでの病室へ向かうと、浴衣ではなく綺麗に洋服を着て穏やかなお顔をされた故人様の寝顔がありました。 私たちは移動の為の簡易ベッド、【ストレッチャー】を病室へ入れ、深く頭を下げてから故人様の移動を行い、霊柩車にて出発します。出発の

          緩和ケア病棟へのお迎えで聞いた嬉しい言葉。

          ご縁はコト・モノを通して出会うもの。

          本日は私の経営する有限会社 羅漢にとって年に一度の大切な日でありました。 その日とは、 【経営計画発表会】です。 経営計画発表会は、社長の今期の目標を実現する為、また、働いてくださっている従業員の皆さまを幸せにするための方針を発表する日である。 私達、24時間365日仕事なので、本来は店を空けることは出来ないのだが、この日だけは例外である。 なぜならば留守番を置くことはその留守番の従業員には発表会を聞くチャンスが無くなってしまうからである。私は社員の皆さん一人一人に

          ご縁はコト・モノを通して出会うもの。

          病院新設に伴う、旧病院から新病院への患者様の引越し搬送。続編

          病院にご入院の方の搬送に関してのリハーサルとは次の様なものでした。 前回までの内容はこちらから。 医療スタッフの方が入院患者という設定でストレッチャーに乗り、添乗者とともに我々の民間救急車両に乗り込みます。そして目的地の介護医療院までお連れし、評価するというものです。医療者の方にとっては患者様になることにより、車両内の移動の状況についてのリスク管理の精度を上げることが出来ます。また、今回は民間救急車両が4台、病院の福祉車両が2台準備することから、模擬患者様の人数を10名程

          病院新設に伴う、旧病院から新病院への患者様の引越し搬送。続編

          イギリス情報誌Monocleによる「Bright light,small city - 世界のスモールシティ25」に糸島市が第3位にランクイン!

          素晴らしいニュースをFacebookで拝見しました。 なんと、お題の通りでございます。笑 (説明するかと思ってくださった方ありがとうございます。) ええ、一応リンク先に英語で書かれた原文があるので拝見しました・・・少しは英語が話せますので。(汗 要約すると,大都市ではなく、人口約10~25万人程度の魅力的な小都市をあげてあるのですが、私達の糸島市についてはこのように書かれています。 都市と自然との良好なアクセス条件と食材の豊かさなどが評価され、暮らしとビジネスの両立

          イギリス情報誌Monocleによる「Bright light,small city - 世界のスモールシティ25」に糸島市が第3位にランクイン!

          病院新設に伴う、旧病院から新病院への患者様の引越し搬送。

          これは、福岡市内のある病院からのご相談。新しく新設する介護医療院へ現病院の患者様を約50名移送したいとの事。その際に民間救急車両を使ってお手伝いして頂きたいとの事でした。 ちょうど世の中が年度末を迎えた春のある日。そう、その時はcovid19が瞬く間に世界中に広がり、私達接客業を営んでいる人も戦々恐々とし始めた頃でした。 そんな中、民間救急にこんなご相談が。 「私は〇〇病院の△△と言います。実は11月に私達のグループに新しく介護医療院を新設する予定です。この介護医療院へ

          病院新設に伴う、旧病院から新病院への患者様の引越し搬送。

          葬儀屋さんのお仕事について。⑤お葬式その2。

          私の仕事である、 【命のお仕事】。 今日はお葬式についての続編です。前回の記事はこちら↓↓ ご遺族様との式のお打ち合わせ。いよいよです。お葬式ではお通夜と異なる流れと、最後だからこそ会場の皆様や故人様へのメッセージを語ることが出来る時間でもあります。亡くなってから2,3日という短い時間でもそういった故人様と、周りの方々との絆や思い出を振り返って頂けたらと思いながら、「葬儀」という時間を皆で共有して頂けるようスタッフとしてご提案させていただいてます。 お通夜では通常行わ

          葬儀屋さんのお仕事について。⑤お葬式その2。

          葬儀屋さんのお仕事について。⑤お葬式その1。

          私の仕事、【命のお仕事】。ついにクライマックス! お葬式について語りたいと思います。お通夜の事はこちらでご覧いただければと思います。↓↓ ご遺族様にとっては本番となり、失った方との生身のお体を見ることが出来るのはこれが最後となります。そしてとても「覚悟」が必要な段階だと、お世話する私達も緊張感が増す日となります。 ご入院から立て続けに危篤・逝去・お通夜・葬儀と続くことが多いので、ご遺族様にとってはその悲しみさえも実感できないほどあわただしく感じてしまうことも多いようです

          葬儀屋さんのお仕事について。⑤お葬式その1。

          美味しかったスイーツの話。Rummyのアイス。

          今日はあるお仕事の前夜ということで早めに業務を切り上げ、リラックスしております。 昨晩、仕事明けに寄ったダイレックス(田舎の凄いスーパーです(笑))にてあるものを発見! なんと、冬限定のチョコレートのRummy、しかもアイスときたもんです。私はロングセラーの冬限定チョコレート、 「Bacchus」と「Rummy」 は知ってましたがこのアイスの存在を知らず・・・・ もちろんかぶりつき購入決定です。 もちろん、冷凍庫の中に放置しませんよ~今日頂いてみました。 チョコ

          美味しかったスイーツの話。Rummyのアイス。

          葬儀屋さんの談話集。怖がりさんの私と、この仕事へのプライド。

          私は葬儀屋さんで20数年のキャリアを持っているわけですが、実は怖がりさんです。 小学校の頃は福岡市の中心部に住んでいて、友人が住んでいる近くのマンションには裏道がありましてね。そこを通ると友人の家へ近道となるのでよく通っていましたが、そこは数年に一度起こるんです。何かってそう、飛び降りが・・・ その事件で、一度覚えているのは転落した後の血痕を消すのに砂が轢いてあったんですよ。それにビビりながら走り去るような子供でした。(笑) そんな私が葬儀社に勤め始めて正直怖かったのが

          葬儀屋さんの談話集。怖がりさんの私と、この仕事へのプライド。

          葬儀屋さんのお仕事について。④お通夜。

          私のお仕事である、 【命のお仕事】、お葬式。今日はお通夜のお仕事について書いてみました。 数日ぶりなので前回をご紹介しますね。 と、ここまでがいわゆるご逝去の後の準備の段階をご紹介しました。ここからはご遺族様・故人様にとっては本番となります。 まえおき:お通夜について。お通夜とは、 【夜を通して亡き人をしのぶ】ことなのです。在りし日のことを弔問してくださる方と想い出を話し、あらためてその方に感謝する・・・ものだと私的には理解しております。 ただ、一般的な仏教の儀式

          葬儀屋さんのお仕事について。④お通夜。

          葬儀屋さんのお仕事について。③企画と設営~お通夜まで。

          私が葬儀屋さんとしてお読み頂いている、 【葬儀屋さんのお仕事について。】 お亡くなりになってからどのような事をするのか?沢山の方に知って頂きたいなあとの思いから執筆を再開しました! 直前の記事はこちら。 このようにして、お亡くなりになってからの葬儀屋さんは忙しくなります。そして、ここからがお客様との接客を行いながら会場の準備へと移ります。 葬儀場のセッティング(会場作り)。ある程度の手配が終わったら次は会場のセッティングです。 祭壇セッティングは、喪家さまの宗教に

          葬儀屋さんのお仕事について。③企画と設営~お通夜まで。

          葬儀屋さんのお仕事について。②お打ち合わせ後の手配業務。

          さて、先日より執筆を開始した、 【葬儀屋さんのお仕事について】。 自分で自分の仕事を振り返りながら書いてみると、以外と文字数多い事に驚いております・・・笑 前回はこちらでした! 今回は、お葬式のお打ち合わせが終わった後(あるいは並行して行われる)の手配業務についてご紹介します。ここでは一般的な流れをご紹介するのであえて仏教で紹介しますね。 寺院様への日程確認と枕経のご相談。お葬式を行うにあたり外せないのがお寺さまの存在。これからお通夜・お葬式でお経を上げて頂かなくて

          葬儀屋さんのお仕事について。②お打ち合わせ後の手配業務。