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葬儀屋さんのお仕事について。⑤お葬式その1。

私の仕事、【命のお仕事】。ついにクライマックス!

お葬式について語りたいと思います。お通夜の事はこちらでご覧いただければと思います。↓↓

ご遺族様にとっては本番となり、失った方との生身のお体を見ることが出来るのはこれが最後となります。そしてとても「覚悟」が必要な段階だと、お世話する私達も緊張感が増す日となります。

ご入院から立て続けに危篤・逝去・お通夜・葬儀と続くことが多いので、ご遺族様にとってはその悲しみさえも実感できないほどあわただしく感じてしまうことも多いようです。

よく、このような事をお葬式が終わった後のご遺族様からお伺いすることがあります。私たち葬儀スタッフにとってはこの日まではもちろん、最後まで気を抜くことなくそのご遺族様をサポートすることが出来てやっと一人前と言えるでしょう。でも、真にご遺族様にとってお役に立てていたかというのは20年以上この仕事を続けてきたにもかかわらず、自問自答することもあります。

では、お葬式当日のスケジュールについて話します。(これは福岡県糸島市周辺の一般的な葬儀の流れです。地域によって流れが異なったり不要なこともございます。)

お斎(おとき)の配膳とご案内。

お斎(おとき)とは、お葬式を前に故人様を偲んで食べるお食事の事を言います。食事をする対象者に決まりはないのですが一般的にはご遺族様~ご親戚の方に振舞われています。式場のサイズにもよりますが、お越しになる親戚の方はそれぞれ葬儀場までの距離などによりまちまちです。なので到着された方より順番に食事を始めて頂きます。食事の形式はお弁当を一人一人ご用意するのが一般的となります。このお斎のテーブル・椅子のセッティングは葬儀スタッフが行います。交代でのお食事になるのでスタッフが交互に配膳⇒片付けを行います。

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(上記は普通のお弁当です。精進料理のお弁当もございます。糸島市二丈エリアでは精進料理が一般的のようです。)

葬儀担当者は前日までにこの、お斎の費用や人数を確認して手配するのですが、当日に予定外のご親戚の方がご参列され、用意したお弁当が足りない場合が稀にあります。こういったことを考慮し、ご遺族さまが親戚の方を先にお斎へ案内し、最後にご遺族様が席につかれることが多いです。

もちろん、そういった不足が無いように担当者は何度かお料理の数に追加が無いか、などを確認することが求められます。

お斎の時間は私たちは2時間程度の時間をとるようにしております。

弔電の拝読順序の確認。

お斎が行われている間にご遺族様といくつか葬儀の打合せが必要ですが、弔電もそのひとつ。故人様・ご遺族様へ向けられた哀悼の言葉に順序を決め、葬儀の間に私たちが拝読します。

特に注意するのは読み仮名です。一見簡単に見えるお名前にも二通りの読み方ができそうな方などもおいでです。せっかくのお別れの文章を台無しにしない為にもここはしっかりと確認します。

導師控室の準備。

葬儀開式の2,30分前にお越しになります。エアコン・着物掛け・マイク・儀式用の仏具などを予め準備します。

遠方からのお寺様ですと、ご遺族様がお布施を渡す機会もこの、葬儀開式前です。一般的な仏教ではお葬式の読経が終わってもそのあとに弔電の拝読・遺族代表挨拶・故人様との最後のお別れなどが続くためにお布施をお渡しするタイミングを失ってしまいます。そういったケースではご遺族様にも事前にお布施をお渡しするご案内もしておきます。

ーー続きは後日書きとめたいと思いますーー。


私が勤める、福岡県糸島市に所在する、

【まごころ葬儀 羅漢】

では、スタッフを募集しております。(お陰様で採用が決定致しましたので募集は終了致しました。)



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