見出し画像

病院新設に伴う、旧病院から新病院への患者様の引越し搬送。

これは、福岡市内のある病院からのご相談。新しく新設する介護医療院へ現病院の患者様を約50名移送したいとの事。その際に民間救急車両を使ってお手伝いして頂きたいとの事でした。

ちょうど世の中が年度末を迎えた春のある日。そう、その時はcovid19が瞬く間に世界中に広がり、私達接客業を営んでいる人も戦々恐々とし始めた頃でした。

そんな中、民間救急にこんなご相談が。

「私は〇〇病院の△△と言います。実は11月に私達のグループに新しく介護医療院を新設する予定です。この介護医療院へ、私どもの患者様から入居者を募り、その方々を移送する計画を立てております。おそらく寝たきりの方も多いと思うので、御社の様な民間救急車両を4台ほど利用して約50名をお連れしたいのですが、対応出来ますか?」

とのご相談です。

私たちはこの様な病院が新たに施設を建てたり、病院が新しく建て替わる際の患者様の搬送をお引き受けしております。

画像1

このご相談も自分にはとても嬉しく、やりがいを感じましたので、二つ返事でお願いしました。もちろん正式なご依頼には見積もりや私達のサービス内容等が欠かせないので以前の資料を取り出して、いくつかのご提案をしました。内容は、

1.私たちがする事と病院側でする事との境界

2.移送の為の大まかな搬送計画書

3.過去の移転搬送業務で経験していた、患者様のリスト化(移送事に必要とされる内容や手段、順番など)

このほかにも数点ありますが、少しずつ詰めてご担当者様とお打ち合わせをさせて頂きました。

ご成約までには数ヶ月の期間が掛かりました。それもそうです、民間救急車両が4台、それも半日は確実に貸切り状態ですし、リハーサルも必要なのでそれなりの規模の移送計画となります。

しかし、私達のやる気に押されてご契約して下さいました。笑

この病院様は、デジタルが得意の様でした。
正式に業務をお引き受けしてからは何度もお伺いしていないのですが、お互いの作業の進捗がわかる様にオンラインでスプレッドシートを使用して日々更新しました。

画像2

一日に約50人の規模ですか病院のスタッフ様も大変です。患者様お一人お一人のコンディションからリスク管理まで役割分担を決めなければなりません。病院様も数十年に一度あるかないかの大仕事です。一人も負傷者や事故に合わせるわけには行きません。

そして患者様にも体調の良し悪しもあり、希望された方でも移送当日直前で体調不良により見送り…なんて方もおられます。

非常にシビアな中、リハーサルを迎える事になりました。

つづく。笑

もしもよろしければ皆さまのサポートを頂けたらとてもありがたいです。