見出し画像

プレゼンに使える!分かりやすいグラフの3つの特徴

こんにちは!LIDDELL株式会社(以下、リデル)でデザイナーをしている、佐藤と申します。

新卒ではシステムエンジニアをやっていましたが、勉強と転職活動を経て、昨年の夏にUI/UXデザイナーとしてリデルに入社しました。

リデルではUIデザインを中心に、LPなどのWebデザイン、図やグラフの作成、名刺やノベルティの作成(カレンダーとか)など、社内におけるクリエイティブ全般を担当しています。

-------------------

皆さん、普段の業務で資料作成はしますか?

資料は何かを伝えるために作りますが、
その中で数値的なデータを伝えるために、「グラフ」を作成する人は多いと思います。

その中で、

・なんだか不恰好なグラフになってしまう
・なんかダサいグラフになっちゃう
・パッとしないグラフになっちゃう

という人はいないでしょうか?

そんな人のために、今回は「分かりやすいグラフの3つの特徴」を皆様にシェアさせていただきます!
プレゼン資料などのグラフ作りで困ってる方の助けになれば幸いです。

①メッセージが明確

分かりやすいグラフは、「伝えたいこと」が明確です。
例えばこちらのグラフをご覧ください。

あっ 売上が2倍になったんだ〜!!
と、一目見て分かりますね。

一方、こちらのグラフの元データはこちらです。(※架空のデータです)

簡易な売上表ですが、ここからは様々なことが読み取れます。
- 毎年平均して一番売上が高いのは事業B
- 売上の伸び率が一番高いのは事業C
- 売上が減っている事業がない
- 過去5年間、売上は伸び続けている
など…(こんな売上表あったらいいな)

しかし、これを全て盛り込んでいたら情報過多になり、一番大事な情報も薄まってしまいます。
ここから大事な情報だけ取捨選択した結果が、上記の「分かりやすいグラフ」なのです。

つまり、重要なのは、

「一番伝えたいことは何か?」
「逆になんの情報はいらないか?」

を最初に考えて情報を整理して取捨選択することです。

これから作るスライド資料はなんのために作るのか?
誰に向けた資料なのか?
などを考慮して、

不要な情報はバッサリ切り捨てる!!!
メッセージをひとつ明確に絞る!!!

ということをまず意識してみましょう。

②見た目がいたってシンプル

分かりやすいグラフは、
メッセージが明確なだけでなく、
見た目がとにかくシンプルです。

例えば下記のグラフを見てください。

情報はある程度取捨選択したはずなのに、なんだか情報量が多く感じますね…
それは、色数が多いからです。

色は多いだけで図を理解するための脳のメモリを消費します。
(私がそんなような気がするだけかもしれませんが…)

項目数が多いグラフなどは仕方ない場合もありますが、
個人的には、グラフに使う色は3色までがベスト、多くても4色がいいと思います。

色を抑えることで、グラフに落ち着きが出ました。

「色数ないと伝えたいことが表せない!!」
という場合もあると思いますが、そんな時は下記の方法を試してみてください。
- 無彩色を増やす(グレーなど)
- メインカラーの透明度で差分をいくつか作る

これらの方法なら、グラフがごちゃつくことなく差分を表せますので、お試しあれ。

③強調すべきところが、他と視覚的に差別化されている

分かりやすいグラフは、
メッセージが明確なだけでなく、
またシンプルなだけでもなく、
そのメッセージが一番に目に入ってくる工夫をしています。

こちらのグラフを見てください。

情報は取捨選択されているし、カラー数も抑えてますが、今度はいまいちパッとしません。

なぜなら、強調されるべきところが視覚的に差別化されてないからです。

文字の大きさが全て同じなのと、カラーを使い分けていないのが問題です。

修正したこちらのグラフをご覧ください。

…まあさっき出てきたグラフではあるのですが!

メインに伝えたい「売上が約2倍になった」部分だけに青色を用いて、視覚的に他の要素と差別化しています。また、数字情報を他の文字より大きくしてみました。

それによって、より伝えたいことがはっきり分かるようになったかと思います。

視覚的に要素を差別化するには、
- メッセージの文字を大きくする
- 重要な数字を大きくする
- 単位は小さくする
- 重要部分にだけ有彩色(白、黒、グレーでない色)を使う
などの方法があります。

作ってみると、意外とちゃんと大きな差をつけないと、差があるように見えないことが多いです。
思いっきりやってしまいましょう!

最後に

以上、分かりやすいグラフの3つの特徴でした!

最後にもう一言だけ…!
これはグラフ作りに限りませんが、
良いデザインを作るには、「良いデザインを知ること」が最も大事です。

デザイナー職は、日々良いデザインをインプットし、それが何故良いのかを考えています。

グラフ作りで「なんか綺麗にできないな…」と思ったときは、
- Google 画像検索する
- Pinterestを見る(画像検索でインスピレーションを得られるサイト)
ことで、世の中の綺麗なグラフデザインを見てみると、何か発見があるかもしれません。

ぜひ試してみてくださいー!

最後までお読みいただきありがとうございました!
どなたかの助けになれば幸いです。


インフルエンサーマーケティングの
LIDDELL/リデル


サービスの詳細は…


様々な職種で一緒に働く仲間を募集しています。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?