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PMの役割〜プロダクトを成功に導くために〜

こんにちは。LIDDELL株式会社(以下、リデル)の4年目のPM兼エンジニアの川田です。

先月(2022年3月)のリデル全社総会で、「プロダクトを成功に導くには」というテーマで、プロダクトの成功とはなにか、プロダクトを成功に導くためのプロダクトマネージャー(以下、PM)にはどんな役割があるのかについてお話をさせてもらいました。

その内容はまた別の機会で公開できればと思っておりますが、今回はそこから得た気づきについて書いていきたいと思います。

情報の透明性の向上

「情報の透明性の向上」として以下の2つがより重要になると思います。

・全メンバーが同じ情報にアクセスできる
・意思決定における背景やディスカッションが公開されている

「情報の透明性の向上」のためにドキュメントを作成することをオススメします。

常に全メンバーが同じ情報にアクセスできる状態にしておくことで、非同期でのスムーズな業務遂行ができたり、メンバーからの質問にはドキュメントベースで回答でき様々なコンテキストをメンバー間のズレがなく揃えることができます。
また、ドキュメントがなければ曖昧な状態のまま浮いてしまっている事柄であるとすぐに判断することもできます。

意思決定においては、その背景やディスカッションのドキュメントも公開されていると、意思決定の場にいないメンバーが納得感を持つことができます。

事業戦略なら事業計画との兼ね合い、市場の動き、国の動き、技術選定なら開発リソースやフェーズ、グローバルスタンダードな技術など様々観点を用いて判断していることをメンバーが知ることはとても重要なことだと思います。

他にも情報の透明性を向上させ、情報整理によるメリットとして振り返りやオンボーディングで活用できたり、非同期なメンバーも働きやすくなったり、ドキュメントを作成する文化ができたりといったこともあるかと思います。

ドキュメント作成の時間がかかることはありますが、 過去の意思決定において、何らかのボトルネック(組織状況や人の問題や外部的要因)や時間軸を考慮した判断であっても、その時の当事者にしかわからないことも多くあると思います。

人の出入りも活発なベンチャー企業では、こういった情報が整理されていることが過去の失敗や成功などをうまく活用して成長に繋げることも重要だと思いますので、作成時間を差し引いても余りあるメリットがあると思います。

意思を言葉と行動で伝え続ける

「情報の透明性の向上」がなぜ重要かをお伝えしましたが、それだけでは足りないとも感じています。

なぜ、「情報の透明性の向上」が重要なのか、それ自体がドキュメントになっていたとしてもオンボーディングで一度目を通しても、ほとんどの人はそれ以降見ないと思います。

日々の業務も忙しいので、基本的には業務に直接関わるドキュメントしか見ないでしょう。なので単にドキュメントができ情報の透明性が高い状態だとしてもそれだけでは良いチーム、良いプロダクトは生まれません。

そこでなぜ「情報の透明性の向上」が重要であるかを、言葉と行動で伝え続ける必要があります。

まずはプロダクトマネージャー自身が誰よりもメモをとり、ドキュメントを残しメンバーにシェアしていきましょう。

言葉だけでは伝わりません。とてもめんどくさいですが、慣れれば大丈夫です。価値を知ればやらない理由もなくなります。メモを細かくとって真面目だねと言われることもありますが、その時には、メモを取り情報の透明性を向上させることのメリットを言葉で伝えましょう。

この地道な「意思を言葉と行動で伝え続ける」を繰り返すことで、いつか各メンバーが情報の透明性によるメリットを受け取る時が来ます。そこで初めて情報の透明性がいかに重要かに気づけると思います。

さいごに

良いプロダクト、成功するプロダクトは良いチームから生まれると信じています。

良いチームとはプロダクト思考なチームであり、プロダクト思考なチームがパフォーマンスを最大限発揮できる組織体制や方針などの基盤構築もプロダクトマネージャーの重要な役割であり、「情報の透明性の向上、意思を言葉と行動で伝え続ける」もその一部であると思います。

小手先のテクニックばかりに気を取られずに、長期的に会社としての資産となるような経験やナレッジ、組織に目を向けつつ、「情報の透明性の向上、意思を伝え続ける」ことを意識して行きたいと思います。


インフルエンサーマーケティングの
LIDDELL/リデル

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