全力OL時代～一番大切な人との別れと出会い

2020年3月脱サラ、起業＆新しい挑戦中のりかです＊

某某大手一部上場企業に勤めた15年間
全力OL時代②　別れと悲しみを乗り越えた働き方

4年　再奮起

仕事をやめようか悩んだ状態で、3年目前後の社員研修がありました。
まさにこれからの働き方に悩んでいる部分に焦点を当てた研修。
みんな何かを抱えたこのタイミングで研修を取り入れている
これはすごい！(後に新人からの教育強化でなくなり非常に残念)

一緒に働いたことのある先輩が研修担当になっていて、研修後
店舗内を少しは知っているということもあり話を聞いてくれました。
店舗のメンバーを知っていてフラットな目線で
聞いてもらえる相手は社内でもそうそういないもので、
時間をとってもらってありがたかったのを覚えています。

この日を機に研修の狙い通り、おそらく考え方が広がり、
やめるよりこの仕事が好きという気持ちが勝り
また頑張ろうと再奮起できるようになるのでした。

5年　副責任者

この会社に入って3年半、とうとう副責任者に任命。
様々な葛藤もあったけど、自分の中ではとても大きな前進。
社員の些細な様子に気づいた時、スピーディーに対応するために、
自分の采配で行動できる役職が必要だと考えていました。
そして細かな部分まで配慮できる女性責任者になると決意しました。

5年半　店舗異動

異動辞令が出される。
他店でもやっていけると期待されていることは本当だと理解するも、
初めての社内異動はそれなりに打撃があったみたいで
寝ても覚めても24時間頭痛が止まらなくなって脳外科に行ったほど；

20分の通勤時間が1時間超に変わる。
スマートフォンがはじめて売れ始めたところで大忙しだったのと、
人数も少なくまわしていて毎日夜0時前後の帰宅。
これはまたすごい店舗に来たなと思ったのが最初の感想。
それでも成長を感じれて、やりがいがあって楽しい。
だからしんどくても前向きにがんばろうと思うことができていました。

6年　人生最大の悲しみ

新たな店舗でちょうど3ヶ月の頃、
それはあまりにも突然すぎる出来事でした。
脳梗塞で母が他界しました。
悲しみに浸る間なく、急いでお通夜・葬儀の手配や連絡、
市役所関連の手続きが必要。
これはみんな共通だけど、容赦ない。
こういう時男性より女性がしっかりしているもので、
喪主は父だが業者とのやり取りはすべて私だった。
業者さんも見るからに弱っている父にはいかず、私に声をかける。
救いは、母が父の腕の中に倒れたこと。

母の死は、子供より先で順番通りで、比べるものではないけれど
世の中にはもっと悲しいこと人が存在するだろう。
そう思うも、私にとっては間違いなく人生最大の悲しみだった。

会社は1週間休みをもらうことになった。
今思えば1週間でよく出勤したなと本当に思う。
1週間後に出勤した時に上司が、
来てくれて本当にありがとうと言ってくれたことが、
本当にありがたかった。

1時間の車通勤
車内で泣きながら出勤、泣きながら帰宅することが丸半年間続いた。
半年間は毎日どこかで休まず泣いていた。
頻繁に電話していたのに、できないことがつらかった。

けど仕事は仕事だと心でしっかり区切って、仕事中は一切泣かなかった。
泣いていても到着したら涙を拭いて、顔を整えて笑顔で出勤する。
誰に説明することもないが、私の仕事に対する姿勢だった。
その代わりではないが、
いつどこで涙のスイッチが入るかわからなかったから、私には大切な社員たちとのコミュニケーションがまともに取れなくなっていた。
挨拶や仕事の会話はもちろん笑顔でするが、
深く懐に入っていくことができなくなっていた。
自分の立て直しに、休まず仕事することが精一杯だった。

半年後、開かれた飲み会にはじめて参加し、
みんなと交流して最後に思わず泣いてしまう。
ごめんねみんな、もう少しだけ待ってねと伝える。
後々この日の出来事がきっかけで深く支えてくれる部下ができる。

1年後　出会い

もうすぐ一周忌という頃
元気がない私を、昔の上司や同僚が会社の一部の集まりに誘ってくれる。
乗り気でなかったので、隙あらば帰ろうとしてた私だったけど、
気晴らしになったと思う。ありがとう。
その時5.6人でメール交換をした(理由は話せば長くなるので割愛)
その中の一人が今のだんなになる。
今となっては、イヤイヤ行ったのに出会っとるがな！と言われる(笑)

自分の元上司の同僚で、もし一緒に働いていたら上司になる人。
なんとも思っていなかったけど、翌日から毎日メールがきた(笑)
しばらくは真剣なお付き合いはいいと思っていたけど、
なぜかいやじゃなく続いたので、こういうことだったのだろう。
その後食事をしたりして、
いざお付き合いをすることになった翌日が母の一周忌でした。
母が出会わせてくれたような、そんな気がしてなりません。

次回は、全力OL時代③
結婚、昇格、妊娠、出産
様々なライフイベントを経験していきます。

その時々の想いと行動、心の内を、時代ごとに深く綴っていきます。

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本気OLの軌跡
①本気OL15年、この度脱サラしました。　
②全力OL時代～本気OLのはじまり
③全力OL時代～一番大切な人との別れと出会い
④全力OL時代～結婚と仕事と熱い想い
⑤全力OL時代～妊娠と仕事とからだ
⑥復帰しても本気OL～出産と復帰
⑦復帰しても本気OL～時短勤務と妊娠
⑧本気OLの行方 ～二人目出産と単身赴任
⑨本気OLの行方～ワンオペ育児
⑩本気OLの行方～救急車
⑪本気OLの行方～OLじゃない未来
⑫本気OL15年、この度起業しました。
ぜひご覧ください♡