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檸檬読書日記 三島由紀夫に落ちました。 1月16日-1月22日

1月16日(月)

奥深くに眠っていたアイス(ハーゲンダッツ抹茶味)を発見。
久々、2、3年振り?にアイスを食べる。
やっぱ美味しいなあ。
アイスは抹茶味が1番好きだけど、ハーゲンだと期間限定だった「ほうじ茶ラテ味」とか「ロイヤルミルクティー味」とかも好きだったなあ。また出ないかな。

窪美澄『夏日狂想』を読む。
中也ー!(実際には水本だけど)
思わず叫びたくなった。
中原中也の「サーカス」という詩が、今まで言葉が面白くていいなとか阿呆みたいな感想だけだったのが、この本を読んで深みが増した気がする。

多少略しているけど『サーカス』の詩は、これにのせてます。↓



初めて「100分de名著」を観た。
今はシャープの『独裁体制から民主主義へ』だったのだが、凄かった。(阿呆みたいな感想だな…)
非暴力を掲げていて、おそらくガンジーを基盤にしているだろう、凄く感銘を受けてしまった。是非に読みたい。
それにこれからを考えると、学んで損はない分野な気がする。
ただ結構難しそうだな…。
頭の弱弱な自分にはハードルが…まずは「100分de名著」で放送したものをまとめた本が出てるから、そっちから読んでみようかな。



1月17日(火)

蜜柑を頂いた。
ただ蜜柑が好きすぎて、常にストックしている上に入手したてだったから、蜜柑だらけになってしまった。
他にも冷蔵庫に小さいやつ数個と、紅マドンナ3つに祖父から頂いた自家製蜜柑(ちょっとすっぱいから、これはジュース行き)がたくさんあって、蜜柑パラダイスになってる。みかパラ、みかパラ。(何故か略す)
有難い。


窪美澄『夏日狂想』を読む。
ちゅ、中也ー!(2回目)
無性に中原中也の作品が読みたくなった。また読もうかな。どこにあったかな…。
いっそ買ってしまおうか。全集。全5巻。

あ…、駄目だ凄い高い…。1冊1万以上する…。無念。



二階堂奥歯『八本脚の蝶』を読み終わる。
うーん、亡くなるまでの日記なだけに、なかなかに胸を突く本だった。最後の、二階堂さんを想う人達の寄せ書きを読むと、これほどまでに愛された人だったのにと、余計に辛い。
もう遅いのに、助けられなかったのかなと思ってしまう。

ただ、結構な読書家なだけに、本好きとしては興味深かった。
自分はあまり手を出さない分野が多かったから、余計に良くて視野が広がるようで楽しかった。素敵な読書体験だった。残してくれてありがとうございます。

二階堂さんの次の人生もたのくさんの本と人と出会って、今度は違う答え見つけて生き抜いてほしいな。
そしてまた素敵な日記を読ませてください。


1月18日(水)

今日はパニーニを食べる。
パニーニというパンを半分に割って、黒トリュフオイル(オリーブオイルでも可)を垂らして、ルッコラに生ハムにカマンベールチーズをのせて、最後に黒コショウをガリガリして、ぱたりと閉じる。それを頬張るのが最高に美味しい。
特にルッコラは自家製だから、売っているのより主張が激しくて(千鳥ノブさん風に言えば「クセが凄い!」くて)、良い。
ルッコラは比較的育てやすいから、プランターで育てるにもおすすめ。
それかスナップエンドウやキヌサヤと相性がいいから、広ければ一緒に育てるのもいい。

今はないからそれだけだけど、夏はこれにトマトを挟んでも良き。
冬でも、ドライトマトにしたものをオリーブオイルで漬けたやつを挟んでも良き良き。
お店で売っているみたいで、結構美味。


三島由紀夫『三島由紀夫レター教室』を読み始める。
手紙好きゆえに、ずっと気になっていた三島さん。
どうやら、こういう時はこう書くといった教科書的な感じではなさそう。
5人の登場人物がいて、その性別も性格も違う5人の手紙のやりとりを覗くという感じみたいだ。なにやらかなり面白そう。楽しみ。



1月19日(木)

三島由紀夫『三島由紀夫レター教室』を読む。
あぁ、失敗した…。読まなきゃ良かった…。
凄く、好きすぎる…。(え)
元々手紙の類はそれだけで好きになるけど、これはかなりの好み。
好きすぎて、もっと取っておけばよかったという後悔が沸いた…。
昔の作家なだけに、もっと難しいのかと思えば全然違うし、むしろ読みやすくてユーモアがある。
思わず二マッとしてしまうこともしばしば(怪しい)。
登場人物全員まったく性格が違うのに、皆楽しげで軽やかな感じも、読んでいて安心する。
自分に手紙も宛てたり、借金申し込みの手紙だったりと、多彩で豊かで最高。

それにしても、炎タケルってかわいいわね、すぐ怒って。あなた、そう思わない?

「肉体的愛の申し込み」

(略)その節はお茶やショートケーキをごちそうになって、まことにありがとうございました。
(略)
それはそうと、ぼくの最大の希望はカラーテレビを買うことで、何しろテレビはぼくの最大のたのしみですから、それに色がついたら、この世は天国になってしまいます。
(略)
三百円のショートケーキを、初対面のぼくに惜しげもなくごちろうしてくださるあなたなら、きっと三万円ぐらい貸してくださるのは何でもないことと存じ、あなたの気前のよさ、豪華さに期待して、この手紙を書いています。(略)
世の中は、何でも当たってく砕けろ、といいますから、ちょっとためしにお便りしてみます。

「借金の申し込み」

これは脅迫状です。そのつもりでお読みください。
この間は、ぼくが誠心誠意をもって、カラーテレビへの色彩的情熱を虹のごとく発揮して、まじめに借金のお願いをしたのに、あなたはずいぶんひどい返事をよこされましたね。
(略)
ついては、今度ぼくに会ったら、ぜひ銀座のあの高い喫茶店で、例の三百円のショートケーキを二つおごってください。三つでは食べきれないので、二つでけっこうですが、まったくあの味が忘れられないのです。

「愛を裏切った男への脅迫状」

この本で凄い三島由紀夫のファンになってしまった!これを機に他の作品も読んでみたい。

「どなたか、どなたか、この本好き列車にご乗車のお客様の中で、三島由紀夫のおすすめ本をご存の知の方はいらっしゃいませんかー?ご存知の方がおられましたら、お声がけくださーい」

なんて。



1月20日(金)

あぁ…結局流してしまうのか。
1度おこなってしまったら、もう2度と元には戻らないのに…。
なんで壊してしまうんだろう。



1月21日(土)

大高忍『マギ』11巻を読む。

運命を恨むことは…不幸だからね。
これだけは言える。
(略)
みんな困難に出会う。
どうしようもないくらい、つらいことも起きるけど…
それでも、最初から何かを恨み、苦しみながら生きたかった人はいないはずだ!
だから…どんなに苦しいことがあっても…
その度に、どうすればいいか考える。
明るい方へ。
まぶしいけれど希望の方へ。
目をそらさず、歩いてゆく。

運命を恨んだところで、何も変わらない。
それよりも、これから先をどうしていくか、苦しまないようにどうするか考えていくことが大事なんだろうな。
恨んで暗いところで立ち止まっているのではなく、明るい方へ…。全ての人が向かっていけたらいいのに…。



1月22日(日)

凄く良いことがあった。
あまり行かないというか、遠くてなかなか行けないショッピングモール内の本屋に久々に行ってみたら、嬉しいことが起きていた。
本屋が、大きくなっていた!
縮小だとか、最悪閉店があちこちで起きている中での、拡張!

最後に行ったのが4.5年前で、最初は凄く小さな本屋だった。
けれど、今日行ってみてびっくり、広くなっていた。あまりの広さに前のが夢だったのかなと思ってしまうほど、倍以上拡張されていた。
凄く嬉しい。なかなか行けないけど…それでも飛び上がるくらい嬉しい。
思わず、たくさん買ってしまうくらいに。(やばいぞ、積読が増えていく…)

買った本。

また行きたいな。

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