note44目:ブリーチ、ブリーチ、ブリーチ!
インナーカラーとハイトーンを入れてきた!
今日は数ヶ月ぶりのヘアサロンに行ってきて、ずっとずーっとブリーチしたいと言い続け数年、やっとやってもらえたのだ。前回もブリーチしてもらったんだけど、ナゾに担当さんが控えめで全然トーンが上がらなかった。
だけど今回、私があんまりにも納得いかなかったのを覚えており、攻めがちでブリーチをやってくれたのだ。
「前回、あまりにも不満そうだったので……」
と苦笑いしながらカラーをしてくれた担当さん。
「ここもやりましょう」「ここはどうします?」とやたら積極的なので、お前になにかあったのかと聞きたくなった。
私がなぜこの年(公表してないけど立派な大人)でブリーチをやりたいかと思ったかの話をしよう。
白髪やねん。白髪対策やねん。以上。
若白髪、というなら響きはいい。しかし眉間に皺がよるほど多い白髪は若いからという理由では片付けられない。
そう、遺伝だ。
私の父はかなりの白髪で、小さい頃からの記憶でも白髪頭だった。
残念ながらそれを受け継いでしまった私、超かわいそう。
あの手この手でごまかしてきたけど、数年前に限界がきた。サロンの担当さんに泣きつき、ちょうど鬼滅の刃がはやっていてインナーカラーする人が多く、うまくカモフラージュできないかと相談したのだ。
しかしこの担当、「痛むから」となかなかYESしてくれない。
おい、客の要望だぞ?
と詰め寄ってもうんともすんともしなかったのだ。
まあ一見さんでなく長い付き合いの担当なので、それなりに考えがあったというのはわかる。
が、少しくらいきいてくれよと、やきもきしていたのだった。
それが独立して自分の店を持つようになったからか、要望がスムーズに通るようになった。
まさか会社の方針?
と窺いたくなるほど首を縦に振るのだ。
今日なんか率先して「攻めちゃいましょう」と言い出す始末。
こちらとしてはありがたいけど。
そして数年ぶりに念願叶った私はインナーカラー(一部)とハイトーンを入れたのだ。
わーお、これなら白髪と馴染んでわからないじゃん。
鏡を見ながら喜ぶ私。
「いいっすね、いいっすね」と担当もご満悦。
今日は7月並の暑さだったので、この明るい髪色によりテンションが上がる。「夏にはもっといっちゃいましょう!」と担当はウキウキと提案し、「やっちゃうよ」と承諾したものの、これでも会社員、大丈夫だろうかと不安がよぎる。
リモート勤務とはいえ出勤はある。
出社したら目を丸くされたらどうしよう。
もう「白髪対策で!」と言い通そうか。
いや、コンプレックス出すのはさすがに恥ずかしい。
笑ってやり過ごすしかないと決める。
ってか来週出社だし。
なんとかするしかないと頭の中で算段する。
家に帰ると旦那が「染めたな!」とびっくりしていた。
「miwaちゃんだって髪の毛明るくしてイメチェンしてたからね」と意味不明な説明をしつつ「どう、どう?」とせまり褒め言葉を要求する。
「夏だね」と旦那は逃げよった。
「おい、似合ってると言え」
と首根っこ掴むのはやめにして、いい嫁は、いい嫁をつき通したとさ、
めでたしめでたし。
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