見出し画像

『約束』『フィッシュストーリー』『慟哭』

LEEVELLES(リーベルス)というロックバンドのBa.担当、宮地です。
1ヶ月くらい前に急に寒くなりだして、すっかり秋の様相だなとかなんとか思ってたら、昨日今日はなぜかめっちゃ暑かったですね。
その記憶のままさっきちょっと外に出たらめちゃくちゃ寒くて、目的果たす前に上着を取りに家に帰りました。
みなさんいかがお過ごしでしょうか。

秋、ということで、食欲の秋、スポーツの秋、読書の秋、いろいろ思い浮かびますが、
先週の紘輔(Vo.)のnoteで本と読書の話してたので、せっかくなのでオススメの本紹介しようかな。

個人的には伏線がたくさんあったり、風呂敷広げまくって最後に回収するような本が大好きです。趣味合いそうな方、おすすめあったら教えてください!

①普段あんまり本を読んでない方へ
『約束』石田衣良

あんまり本を読むの得意じゃなかったり、活字に抵抗ある方には短編小説から入るのがおすすめかなと思ってます。
その中でも個人的に読みやすく、心に残っているのは石田衣良さんの『約束』です。

苦しみから立ち上がり、前を向いて歩く勇気をもらえる、そんな短編集です。一編大体30ページくらいです。特に表題作「約束」だけでも是非。

テーマ自体は少し重いものもありますが、読み終わった後はきっと、澄んだ風が吹くような、そんな感覚に包まれます。

久しぶりに読みたくなってきて色々調べてたら、僕が持ってるものから表紙が変わっていてしかも未発表の短編が一編追加されてました。
気になっている。そっちの版も買おうかな。

②本を読むのがそこそこ好きな方へ
『フィッシュストーリー』伊坂幸太郎

伊坂幸太郎さんの作品、細かい描写や何気ないセリフの中に重要な伏線が隠されていたりして、好きな作品がめちゃくちゃ多いんですが、その中でも個人的に好きなのが『フィッシュストーリー』。

とあるロックバンドの最後のレコーディング曲が、時空を超えて、世界を救います。

こちらは短編より少し長めのストーリーが何本かあり、そのうちの一本が表題作「フィッシュストーリー」です。色々な出来事が絡み合い、最後はすっきり終わる、そんなお話です。
順序がすごく綺麗で、そのまま読んでいても記憶が新しいまま伏線が回収されるので複雑すぎず、おすすめです。
映画化もされており、ちょっとアレンジされてますがこちらもこちらで面白いので活字が苦手な方は映画観てから読むのもありかもしれない。

話は少しそれますが、映画化された伊坂幸太郎さん作品で個人的に好きなのは『ゴールデンスランバー』と『フィッシュストーリー』です。両方映画版に映画ならではの良さがあり、好きです。

伊坂幸太郎さんの作品めっちゃ好きなので紹介したい本たくさんあるんですが、一作だけ、最近読んで熱かったのは『逆ソクラテス』という短編集です。帯に「敵は、先入観。世界をひっくり返せ!」とあり、衝動買いしたのですが、読後の爽快感が最高でした。是非。

③本をたくさん読まれる方へ
『慟哭』貫井徳郎

本めっちゃ好きな人だったら多分僕よりも本読んでると思うので紹介するのも烏滸がましいのですが、本をたくさん読んでる友人から勧められて衝撃を受けた本を一作。

貫井徳郎さんの『慟哭』です。
あまり内容に触れないように話しますが、
凄惨な事件を追う警察官と、新興宗教にはまってしまった犯人の2つの視点から物語が描かれます。

読み終わった後の、鉛を飲みこんだような、しばらく何もできなくなるくらいの衝撃。本当に物理的にガツンとぶたれたような気持ちになりました。
人によってはおすすめできないくらい、心にしっかりと刻まれる作品だと思います。読んだのがめちゃくちゃ昔なのに、あの衝撃は未だに忘れられないです。


読書の秋、何を読もうか迷われてる方の参考になれば幸いです。みなさんもおすすめ是非教えてくださいね!

さてさて!
読書もいいですが、ドラマ観るのも面白いですよね!!!

僕たちLEEVELLESがオープニングテーマを担当している、橋本環奈さん主演、月曜よる10時放送のドラマ『トクメイ!警視庁特別会計係』、
みなさんご覧になられてますか!

とっても面白いお話に加え、オープニング映像は驚きの仕掛けがたくさん!
TVer等でも観れますので、是非観てくださいねー!

LEEVELLES『地獄の沙汰も愛次第』(ドラマ『トクメイ!警視庁特別会計係』(カンテレ・フジテレビ系)オープニングテーマ曲)

それではまた!

Ba.宮地

この記事が参加している募集

推薦図書

読書感想文

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?