足をつくとドーンとくる、痛くて歩けない

こんにちは。「ファン鍼灸院」でのビックリ、嬉しい、楽しい、幸せな治療例をお届けしている、【ばぁばは鍼灸師】のファンです。

今回は、久しぶりに来院の千代さん。
杖をついて足を引きずりながら入って来られました。

【千代さん   79歳    主婦】

1．千代さんの訴え

千代さん：左足をつくと、ふくらはぎの外側にドーンと痛みがくるんです。
最初はふくらはぎだけだったのに、だんだんと太ももの方も痛くなってきました。

ばぁば：いつからですか？

千代さん：それが2月ぐらいから痛くなり始めたんですけど、すぐに来られなかったんですよ。
子宮の具合が悪くなって、近所の病院で治療してもらったんだけどもっと悪くなって、救急車で大学病院に運ばれて子宮全摘の手術受けたんです。
そんなこんなで遅なりました。
主人は娘に「どこかええ整形外科探したって」って言ったんだけど。
娘が「こちらが良い」って言うたんで来ましてん。

ばぁば：そうなんですか。
大変だったですね。
治療していきましょう。

⒉千代さんの足の治療

まず、全身の気、血、水の巡りを良くして、千代さんの自然治癒力や免疫力、自己回復力を高めるようにしました。
うつ伏せになってもらい触診をしてみました。

足裏やかかと辺りにむくみや圧痛点があります。
「歩くと痛いので、座ったままのことが多いです」
とのことなので静脈血の戻りが悪くむくみがひどくなっていたんでしょう。

そのむくみや圧痛点を改善させるために【知熱灸】をしました。

【知熱灸】皮膚上に1センチ大の三角に固めたお灸を置き火をつけて、熱くなったら取り除くお灸

むくみがある時に【知熱灸】をすると、取り除いた跡がぬれています。

【知熱灸】を取り除いた跡が乾くまで繰り返しお灸を続けました。

次に、刺鍼しながら固くなってるふくらはぎや太ももの筋肉を緩めていきました。
左膝の外側の上下辺りがむくみ固くなっています。
触ると「その奥の方が痛いんです」探って刺鍼すると、「そこ！そこ！その奥です」

ばぁば：だいぶ緩んだので立ってみて下さい。

千代さん：あらっ！
足を着いてもドンと来ないです。歩けます。杖をつかなくても歩けますねえ。

ばぁば：それは良かったです。
ただ、太ももから膝の外側に着いている筋肉がまだすごく固いです。
その辺もゆるめる必要がありますねえ。

千代さん：はい！
来週また来ます。
こんなに歩けて嬉しいです。
楽しみです。

ばぁば：どうぞお気をつけて

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