lediostereo

とある広告代理店コピーライター。 ノンフィクションでお送りしています。

lediostereo

とある広告代理店コピーライター。 ノンフィクションでお送りしています。

記事一覧

夫婦生活に必要なのは〇〇〇。

夫婦生活を続けていく上で、 心がけていることがある。 それは、「妻は他人である」という事実を 忘れないことだ。 全く違う生き物である以上、100%理解し合える なんて…

lediostereo
4年前
6

子育ては、小さな別れの連続だと思う。

子どもができるまで、子育ては途切れない流れのように思っていた。 当たり前だけど、誕生してから自立するまでの間、別れることなく、 ずっと一緒に生きていくものだと。 …

lediostereo
4年前
1

父になって、ニュースの見方が変わった話。

子どもが産まれて早5ヶ月。 なんというか、ゆっくりと、でもしっかりと、心が奪われていくのを感じている。 育児も恋愛と同じで、いきなり好きになるわけじゃなく、 だん…

lediostereo
5年前
3

新しい命

命を授かった。 結婚して3年とちょっと。予定日は10月。 病院にも通い、妻は持病の手術も受けた。 親からのプレッシャーに耐えながら、 ようやく第一子を授かることができ…

lediostereo
6年前
5

『ポケットに後悔を。』

ある日、ふと思ったことがある。 「後悔」って、実はとんでもなく無駄なんじゃないかと。 いや、正確には、「後悔してくよくよ悩む時間」が無駄ということだ。 「後悔」…

lediostereo
6年前

『あるはずのないお菓子』

冷蔵庫を開けると、見覚えのないお菓子があった。 いや、正確には見覚えがあるのだけれど、 数あるお菓子の、いずれ消えゆくであろう新商品の中の1つとして 認識していた…

lediostereo
6年前
1
夫婦生活に必要なのは〇〇〇。

夫婦生活に必要なのは〇〇〇。

夫婦生活を続けていく上で、
心がけていることがある。

それは、「妻は他人である」という事実を
忘れないことだ。

全く違う生き物である以上、100%理解し合える
なんてことはあり得ない。
どこかで必ずズレは生じる。当たり前のことだ。
そのときに、他人であることを忘れずにいれば、
ある程度のズレは受け入れられる。
何より他人のために料理を作り、
下着を洗い、掃除をしてくれたりすることが、
どれほど

もっとみる
子育ては、小さな別れの連続だと思う。

子育ては、小さな別れの連続だと思う。

子どもができるまで、子育ては途切れない流れのように思っていた。
当たり前だけど、誕生してから自立するまでの間、別れることなく、
ずっと一緒に生きていくものだと。
それが一年ちょっと子どもを育ててみて、
そうでもないのかもしれないと感じ始めている。

娘は絶賛成長期で、日々表情や仕草が豊かになり、
教えた芸をすぐに覚えてしまうくらい、
いろんなことを吸収していっている(天才?)
ほんと、スポンジって

もっとみる

父になって、ニュースの見方が変わった話。

子どもが産まれて早5ヶ月。
なんというか、ゆっくりと、でもしっかりと、心が奪われていくのを感じている。

育児も恋愛と同じで、いきなり好きになるわけじゃなく、
だんだんと好きになっていくものだったとは知らなかった。

正直、昔は自分の人生を誰かに捧げることに抵抗があった。
俺の人生は俺のものだと。
だから「父親になること」に、もっと具体的に言うと、
「子どもを中心に考える人間」にはなりたくないと思

もっとみる

新しい命

命を授かった。
結婚して3年とちょっと。予定日は10月。
病院にも通い、妻は持病の手術も受けた。
親からのプレッシャーに耐えながら、
ようやく第一子を授かることができた。
まだ油断はできないんだけど。

僕らはもともと子どもをつくることを考えていて、
埼玉に小さなマンションも買った。
それは僕らよりも子どもを中心に考えた立地で、
幼稚園や小学校、公園からとても近い。
公園なんて目の前にあり、
毎日

もっとみる

『ポケットに後悔を。』

ある日、ふと思ったことがある。

「後悔」って、実はとんでもなく無駄なんじゃないかと。
いや、正確には、「後悔してくよくよ悩む時間」が無駄ということだ。

「後悔」そのものはいい。次に活かすことができる。
でも、本当はそれだけでいいのだ。
それだけで、後悔は十分に役割を果たしている。

それに比べ、くよくよと長い時間を、
暗く、重く過ごすことには、何の意味もない。
もう答えは出ているのだ。
原因も

もっとみる

『あるはずのないお菓子』

冷蔵庫を開けると、見覚えのないお菓子があった。

いや、正確には見覚えがあるのだけれど、
数あるお菓子の、いずれ消えゆくであろう新商品の中の1つとして
認識していたものだった。

それがこうして突如として現れ、自分のテリトリーの中に
あっさりと入り込んでいる事実に驚き、思わずその姿勢のまま
ソファーにもたれスマホをいじっている妻に説明を求めた。

そして大方予想していた通り、
「美味しそうだったか

もっとみる