スクニャビコニャ

石好き、日本神話好き、薬効を持つ野生の植物に興味あり、スイーツは作るのも食べるのも好き…

スクニャビコニャ

石好き、日本神話好き、薬効を持つ野生の植物に興味あり、スイーツは作るのも食べるのも好き、諸国を巡りながら神社や石やスイーツや植物やグルメを堪能する50代にして社会からドロップアウトした女 不思議な踊りを習得したオオニャムチという相方が居る

マガジン

最近の記事

  • 固定された記事

梅花藻

壱 今年もまた 彼女と過ごした夏が来る 僕はとても風変わりな彼女にたぶん二度命を救われた そしてもう二度と会うことはできない なぜなら 彼女は大人になってしまったから 夏休みに入るとすぐ 僕と妹はお婆ちゃんの家に預けられた 冷戦状態だった両親はとうとう決着をつける気になったようだ 休み明け僕たちの生活は一変するのだろう 家族がばらばらになってしまうのは悲しい 本当に悲しい けど、 空気のぱんぱんに詰まったふうせんみたいに今にも破裂しそうな雰囲気の家は… もう

    • オグナ 小説(7)

      ↑これまでのお話 夕宴には出席するようにと言われたのでその後は侍女達に寄って集って身支度をされた。 「姫さま、少し痛みます。我慢してください。」 一人はずっと髪を櫛っていて、また一人は寝そべっている私の太ももの裏をぐりぐりしている。また一人は肩から腕にかけて甘い香りのする油を擦り込んでいる。 痛気持ちいい。 「この前日焼けしてしまったことが惜しまれますね。あれがなければもっと美しくできましたものを。」 スズが両手を握りしめて悔しがっている。 「そんなにしなくてもいいじゃない

      • 天津甕星(天香香背男)

        前回お話しきれなかったお話をしましょう 愛知県には日本神話で唯一悪神と言われる天津甕星(天香香背男)を祀っている神社が2つある ひとつは前回話した星神社 もうひとつが今回の星宮社 天津甕星がなぜ悪神なのか そのへんのところはよくわからない(おい) 海洋民族は星を見て大海原を旅していた。星の信仰をしていたに違いない。 道路が整備されていない所を移動するのは舟の方が絶対移動が楽だったと思うので。 その後稲作を始めるようになって日神を信仰するようになり、星が悪神になったのは必然

        • 奥深いお茶のセカイ

          フローライト(蛍石)を拾いに良く行く場所が有ります。 こんな石が拾えます そこの近くのお茶屋さん マル信 緑香園 は トップ画像のように 蛇口からお茶が出ます 新茶の季節は 玉露体験ができます 玉露体験は一度やってみてください。 近くのCAFEでやってしまったために嵌ってしまい 何度も何度もやってしまうほど 煎茶セットを中古で買ってしまうほど嵌った 上のマル信緑香園さんの玉露体験セットは初めに一番美味しい甘露の所は淹れて出してくれます。 あとは自分でお湯をついで飲ん

        • 固定された記事

        マガジン

        • お気に入り
          1本

        記事

          オグナ 小説(6)

          ↑これまでのお話 それから数日は何事も無く過ぎた。 私が大人しくしているからなのかも知れない。 あの衝撃の出会いから考えると拍子抜けな気がした。 まあ、顔だけ皇子には大人しく旅立って欲しい。面倒事は嫌だ。 そう思っていたのに ただ、頼まれた野菜を届けに出ただけなのに、庭の中心で綺麗な女性に愛を囁いている顔だけ皇子を目撃してしまう。 囁いているだけじゃなくてそこで抱き合い顔を寄せ合っている。 ひゃー 慌ててその場から逃げた。 あとから聞いたらアレはいろいろなところで目撃される

          オグナ 小説(6)

          Coffee Break

          私がお話を書き始めたのは高校生の時だった。 部活動として1年バスケットボールを頑張り(運動部はとことん向いてない事に気付き)、友達に誘われるままに文芸部に入った。 なにせ本を読んでいれば部活動になったので。 3度の飯より本が好き。 そして今でもタブレットでマンガを読んでいると話しかけられても聞こえない。 おかげてタケツニョミがわざわざ自分用に買ってきたステッカーは 「僕よりお母さんの方が合ってる。」 今はビコニャのスマホケースに付いている。 そういえば昨日もタケミニャカタに

          そしてダイエットは続く

          今日はこの前摘んできたブルーベリーでマフィンを作った チーズの嫌いなタケミニャカタのため クリームチーズ抜きのものも作り、飾りのブルーベリーを並べてわかるように した… はず… いや、どれ? 味見したやつがクリームチーズ入ってなかったような味がした ごめん。。。 仕事から帰ってきたオオニャムチが持っていたのは もんやさんのわらび餅 と 上田屋さんの水だいふく(最近のビコニャのお気に入り)とカステラ オオニャムチがお菓子持ち帰るのも仕事の内 いくらお菓子作りが好

          そしてダイエットは続く

          赤ずきんちゃんのおばあさん

          あなたに美髪になれるアイテムを紹介しよう それは ↓ ↓ いや、これじゃなくても良いんだ ナイトキャップ もしくはシルクキャップ で検索してお好みのものを選んで欲しい 見た目がなんか昔のカントリー映画の登場人物みたいになってしまいます、が これは思ったよりも効果的 翌日の髪が全然違います。 ビコニャはなぜか赤いものを選んでしまったため、 還暦祝いの人か 悟空の真似をする芸人さん のようだと思っていたのですが 昨夜は読書をしていたためリーディンググラス(老眼鏡とも言う)

          赤ずきんちゃんのおばあさん

          オグナ 小説(5)

          ↑これまでのお話 兄は川岸の木陰に私を降ろすとスズを呼んで水と布を持ってくるように命じた。 「ミヤズ、顔とか腕とかだいぶ赤くなっている。木陰でちゃんと水分を取って休むように。あと赤くなった所は冷やさないとダメだ。」 言われて腕を見ると確かに赤くなっている あー、やってしまった。 良家の姫なのに。 「ごめんなさい。」 「そうだな、迂闊だったな。今日は眠れないかも知れないぞ。 後、とんでもないやつに目をつけられたぞ、お前。」 兄は木陰を作ってくれている木の幹に手をかけて座ってい

          オグナ 小説(5)

          雲の戦士

          ナショジオ ナショナルジオグラフィック ペルーといえばインカ帝国でマチュピチュ そのインカ帝国に対抗してきた知られざる勢力があります インカ帝国が起こる千年近く前からペルー北部の高地を支配していた人々です 巨大な石造りの遺跡が残っています インカ帝国の人々は彼らを『雲の戦士』と呼びました なんか凄くカッコイイっ チャチャポヤ人の遺跡 風化して崩れているようです 崩れないように保存して欲しい思いも有るし踏み荒らさないで自然にまかせて欲しいという思いも有る 家事の合間に

          デューク東郷

          ↑ コレの答えは ↓ 百舌鳥耳原中陵(モズミミハラノナカノミササギ) 仁徳天皇陵です 百舌鳥古市古墳群に行ってきました 仁徳天皇陵が目当てとはいえ、いくつ古墳あるのよ そして大きいねぇ 仁徳天皇は徳のある天皇で 反正天皇は歯並びが良かった なんて帰りの車の中で話したのですが そんなお話を教えてくれるのが トゥーランドブイログ(カナで書くとか、まじか。) 私的には垂仁天皇の所をもっと掘って欲しかった ああ、誰か日子坐王(ヒコイマス)を深掘ってくれっ いや、自分で調べることは

          世界遺産

          ここがどこだかわかったら気軽にコメント欄へ 正解はお昼頃に

          かすうどん KASUYA

          かすうどん KASUYA

          養蜂にも興味があるのです

          ラベンダーの収穫にはちょっと時期を逸してしまっています。 ファーム水野さんにお邪魔しました ラベンダーの収穫は花が咲く前が良いようです。 うちはハーブウォーター(蒸留)が目的なので良い香りがすれば良し ということで暑い中ラベンダーの収穫をしてきました。 一握り50本くらい 凄くいい匂いが漂っています 一緒にブルーベリーの収穫もできるようなのでブルーベリーも収穫 ファーム水野さんではブルーベリーやラベンダーや野菜などの受粉のために養蜂家の方に協力してもらっています 養蜂

          養蜂にも興味があるのです

          オグナ 小説(4)

          ↑ここまでのお話 「終わったか?」 汗だくの男が手の甲で頰を拭いながらゆっくりと近づいてくる 「兄さん」 皇子が来たのを兄の所に誰かが知らせに行ったようだ どんな知らせ方をしたのかいつもはちゃんとしている髪や服が少し乱れている 全力疾走したらしい 兄はチラッと私に目を向けると皇子に向かい 「小碓命殿、オトヨが長子、タケイナダネが参上しました。ってか、なんでまっすぐうちに来てくれないんだよ。」 恭しく頭を下げたあと恨みがましく言った あら、砕けた口調。意外に仲が良いんだ 確か

          オグナ 小説(4)