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天津甕星(天香香背男)

前回お話しきれなかったお話をしましょう

愛知県には日本神話で唯一悪神と言われる天津甕星(天香香背男)を祀っている神社が2つある
ひとつは前回話した星神社
もうひとつが今回の星宮社

天津甕星がなぜ悪神なのか
そのへんのところはよくわからない(おい)
海洋民族は星を見て大海原を旅していた。星の信仰をしていたに違いない。
道路が整備されていない所を移動するのは舟の方が絶対移動が楽だったと思うので。
その後稲作を始めるようになって日神を信仰するようになり、星が悪神になったのは必然だったのかも知れない。

私が天津甕星に注目したのは

唯一の悪神なんてめっちゃカッコイイ、
ただそれに尽きる。

前にも書いたと思うけど路駐が苦手で細い道も苦手でそれでも頑張って星宮社行って駐車場が無くて通り過ぎた。

数日後、
タケミニャカタを連れてタケツニョミに送ってもらって行った。
十分後に迎えに来てね、と頼んで

星宮社
迦具土
上知我麻神社
下知我麻神社

比較的小さな神社の境内をぐるりと一周、
すると
身体に非常アラートが鳴り響く
緊急事態!
緊急事態!
ヤバい、ヤバい、ヤバい
緊急事態!
お腹が、お腹がヤバい
トイレ!
トイレは無い?
境内にトイレは?
タケツニョミはまだ迎えに来てくれそうに無い
どうしようそのへんにしちゃう?
いや、絶対無理だろそれは人としてダメだ
私の灰色の脳細胞がいろいろな事を計算する
ヤバい、ヤバい、ヤバい
近くにコンビニも無い
何か他のお店無いかな
フラフラと境内から出ると目の前に鉄板焼のお店が目に入った
開いてるの?
フラフラと近付く
開いてる!?まじで?
神よ!感謝します!
扉を開いて中へ
六畳程の小さなお店におばさんとお客さんのお婆さんが一人
突然の闖入者に驚いている
「トイレ借りて良いですか?」 
私はか細い声で言う
「はぁ?あ、トイレ、そこ」

ピヨピヨピヨピヨピヨピヨピヨピヨピヨピヨピヨピヨピヨ

「ありがとうございました。」
トイレだけ借りてそのまま帰るわけにいかず
鉄板焼屋さんなので
「お好み焼きをひとつ、焼いてもらえますか?」
その間に迎えに来てくれたタケツニョミとタケミニャカタを連れて来て
ひとつのお好み焼きを半分ずつ食べてもらった。
ビコニャはお腹がやばかったから。
お好み焼きはよくあるお店のような小洒落た感じではなくて家庭的でそれでいてとっても美味しかったらしい。
時間的には昼ごはん食べたあと。
それでもおいしいと感じるポテンシャルだったらしい。
そこのお店のおばさんはとってもいい人でお茶やバナナをひとりひとつずつ出してくれた。
かっこいい天津甕星のはずなのに下品なお話ですみません。
でも、
神社のお話も聞けたし
ビコニャの人としての尊厳も守られた
終わりよければ全て良し

あ、境内にトイレあったみたいです

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