「生きづらさ」を言語化してみる 後半
「日本の生きづらさをなくす」という目標のために
「生きづらさ」という概念を言語化し、その正体を明らかにしようと、前半では以下の3つを挙げました。
1,「普通の人生」や「人生のレール」という概念にとらわれている
受験や就活を、必要以上に重くとらえすぎているがゆえに、失敗して病んでしまう人が多い
2,孤立感
相談できる仲間を見つけられないまま、1人で悩み続けてしまう
3,働きすぎ
日本のサービスは過剰な気がする。タイに行ってそう感じた。
今回は、この続きです。
4,毎日がつまらない
これは3つ目に挙げた「働きすぎ」ともつながっています。
家と職場の往復を繰り返す日々に
「なんのために生きているんだ」
と感じている人もいると思います。
変化のない日々に退屈し、ワクワクしない毎日
やりたいことがない
熱中できることがない
そういう人は、とても多いと思います。
趣味や夢中になれることを探そうとしても、すぐには見つかりません
しかし、いろんなことに挑戦したり、新しいことをやってみることはできると思います。
やっているうちに、楽しいと感じるようになったり、同じ趣味の仲間をみつけられると毎日がとても楽しくなります。
大事なのは、自分の活動範囲を広げることだと思います。
それまで、偏見があって興味がなかった分野も、足を踏み入れてみると、その楽しさに気づくことも多いです。
俺の場合は、K-POPが良い例です。それまでは、偏見があって聞いてこなかったジャンルでしたが、去年になって一気にハマりました。
その結果、好きなグループのライブにも、たくさん行ってとても楽しい1年になりました。自分が勝手に遠ざけてきた世界が、ここまで魅力的なものだとは思いませんでした。新しい世界が目の前に広がる感覚です。日常の楽しみが一つ増えました。詳しくはこの記事をご覧ください↓
自分が何にハマるか、何が好きかはやってみないとわからないものです。
それに出会うためには、偏見を捨てて、いろいろ体験してみることが大事です。ジャンルを問わずに、たくさん本を読んだり、映画を観たり、外に出かけていると、自分の知らないジャンルが目に入ってきます。それが、毎日を充実させるきっかけになるかもしれません。
5,ぼんやりとした将来への不安
将来への漠然とした不安
何が起きるかわからない数年後、数十年後の未来を考え
お金や病気、仕事、災害などの不安にとりつかれています。
明確な姿は見えないけど、たしかにぼんやりと存在する不安
このような遠い将来の不安に対してどう対処すればいいのでしょうか?
ここで、もっと近い将来の不安を考えてみましょう
・「明日のプレゼンがうまくいくか不安…」
・「テストでいい点とれるか不安…」
こういった場合、あなたならどう対処しますか?
俺だったら、自分のできることを全力でやります。
予測できないことに対しては、今自分ができることをするしかありません。
全力でやってもうまくいかないこともあります。それだけ、未来というものは不確定要素であふれています。
したがって、我々が将来の不安に対してできるのは、
今の自分の全力を出して、
その結果を受け入れること
これに限ると思います。
結果がどうであれ、全力でやっておくと後悔はしません
遠い将来の不安に話を戻すと
・お金の問題であれば、将来必要なお金を計算して、そこから逆算して、今から積み立てや投資をはじめる
・災害の問題であれば、避難所を確認し、食料や水を備蓄しておく
近い将来も遠い将来もやることは同じです。今の自分にできることをやるだけです。自分のできる範囲外のことは考えなくていいです。自分がコントロールできることだけやりましょう。
まとめ:「生きづらさ」の共通点とは
ここまで二つの記事に渡って、「生きづらさ」の正体を考察し、言語化してきました。
考えているうちに、「生きづらい」と感じる人たちに、ある共通点を見つけました。
それは、
”自分の知っている世界が狭すぎる”
ということです。
「自分だけ悩んで苦しんでいる、仲間がいない」と思い込んでしまうのも
毎日同じことの繰り返しで「人生つまらない」と思ってしまうのも
「受験や就活の失敗=人生の失敗」と捉えてしまうのも
視野や価値観が狭いまま固定されているからです。
もっと視野を広げて、日本全体や世界や歴史に目を向けると同じ悩みを持つ人なんていくらでも見つかります。仲間は山ほどいます。
自分の興味のない分野も一回経験してみると、その魅力に一気にハマるかもしれません。趣味は日常を彩ってくれます。
海外の働き方や人生観を知ると、これまでの自分がいかに日本特有の価値観や常識にとらわれていたかということに気づくと思います。
「生きづらさ」をなくすためには、もっといろんな生き方や価値観を知り、人生の選択肢を増やし、自分の世界を広げることが重要だと考えました。
「生きづらさ」とは、狭い価値観の中で生きることなのかもしれません。
最後まで読んでくださってありがとうございました。
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