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《ICU編》志望理由書の書き方

志望理由書には書き方があります。残念ながら、熱量やアピールだけでは全く合格には届きません。帰国子女や帰国生、英語で学位が取得できる大学を目指している方に向けて、こちらのコラムでは私が実際にICUに提出した志望理由書を公開し、押さえるべきポイントをシェアします。少しでも受験生のみなさまや保護者の方々の参考になりましたら幸いです。

自己紹介

みなさんこんにちは!うさこちゃんです。
私はカナダ留学7年目の日本人高校生(現地校)です。日本国内の英語プログラムがある大学に2024年の9月入学予定で何校か出願しました。

私はテストが苦手でSATは1290点しか取れませんでした。TOEFLも100点とぎりぎりです。

基本的に早慶上智ICUなどの帰国生に人気のトップ大学のSAT合格者平均は1400点前後です。合格発表前は毎日腹痛に襲われ、本当に浪人覚悟でした。ではなぜ平均点を100点以上も下回っている私が合格を頂けたのか。。。

それは紛れもなく志望理由書です!
SATで1400点以上取っていてもテキトーな志望理由書では落とされてしまいます!

現時点で私が合格を頂いている大学
海外
・トロント大学スカボロ校 International Developmet Studies Co-op
(奨学金$10万=1000万円)

国内
・早稲田大学 国際教養学部 (regular admission)
・早稲田大学 社会科学部 TAISI Program (2nd round)
・ 国際基督教大学 教養学部 アーツ・サイエンス学科 English-based admission (1st round)

国内英語プログラムの入試は書類審査のみが多いです。大学や学部によって準備書類や提出物が異なります。例えば、国や所属する教育機関によってstandardized testの種類&提出方法が異なったり、学部によって推薦状が必要だったり不要だったりします。まずは自分の行きたい大学のadmission guideにしっかりと目を通し、余裕を持って出願準備を進めましょう。

私がお勧めする優先順位
1. English Proficiency Test (TOEFL/IELTS) - 基本的に最低TOEFLは100点以上、IELTSは7.0を取得するとグッと合格率が上がります。有効期限が2年なので早めに取得して残りの時間をSATや志望理由書にあてましょう。

2. SAT - 英語が母国語じゃない人にとっては難易度の高いテストだと思います。対策をしっかりしてください!私みたいに痛い目に遭いますよ。

3. 志望理由書 - 最後の数ヶ月にしっかりと書き上げましょう。ICUの場合、チューターの先生に添削してもらいながら一ヶ月ほどで志望理由書とEssayを書き終えました。

それでは、志望理由書のテクニックを解説していきます。

ICU 2024/09 Application Guidebook より

文字数が500~600文字と少ない分、いかに指定された3点を上手くに落とし込めるかが肝になってきます。特にリベラルアーツは専門性がないので、自分の経験や将来の夢を具体的に明記し、開講されている授業と結びつける事がとても大事です。

そして、自分が大学側の入試係の気持ちを想像しましょう。大学の教育理念は何か、どんな生徒を求めているのか、大学のウェブサイトを熟読し理想的な生徒になりきりましょう。

でもそれだけでは他の受験生の志望理由書とさほど変わりません。個性を際立たせるには他にもtipがあります。ぜひこの記事を有効活用してもらえたら嬉しいです。

では、私が実際にICUに提出した志望理由書がこちらになります。

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