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Layla-ire
2021年6月26日 01:34
少し 少し? 思い出してみる 思い出を告白 告白? 君にしたっけな してないかカーテンを閉めようとすると聞こえて来る君の連弾もう宿題を終えたんだなって慌ててノートを広げる僕壁を相手に球蹴りをすると今度は君がカーテンを閉める好きなものが違うのに僕らはなぜ見つめあったんだろういちばん近いのが君だった今やっと言うよ 運命にありがとうってとなり となり? 知らないよ 知って
2019年12月3日 23:41
昨日に比べて気温が下がらないのは、土砂降りという言葉ですら足りないほど激しく殴りつける冬の嵐のせいなのか。厚着をして家を出たことを悔いながら、リュックを胸元に抱きかかえ、役に立ちそうにない傘を進行方向に大きく傾け、身を縮めて潜り込み、駅を目指す。誕生日のプレゼントで貰ったAirPodsをポケットから取り出して耳につける。スマホに接続した途端にノイズキャンセラーが作動する仕組みだ。大
2019年10月3日 22:23
耳鳴りが酷い。切れる前の蛍光灯のような音が右耳から聞こえ、大きなクラクションを鳴らされた後に世界が包み込まれるような音が左耳を覆い続ける。もう間も無く耳が聞こえなくなるのではという不安と、いっそ無音になってくれないかというストレスとが交互に脳裏でループする。・・・。気づくと自分は睡眠中だった。瞼を開け、変わらぬ症状にうんざりして起き上がった。キッチンでコップ一杯の水を注ぎ一気に
2019年7月8日 00:38
初めての一人旅を追懐しよう。それは僅か1時間半の旅だったのだが、小学3年生の夏休み、初の一人フライト。母の故郷、別府にある従弟の家に滞在した時、私は母に駄々をこね、一人で帰ることを約束して母を先に帰らせた。毎日温泉に入り、真っ青な海で遠泳し、深い緑に覆われたダムに忍び込み魚釣りを楽しんだ。大分空港には親戚が見送りに来てくれた。みんな笑顔だったが私だけが泣いていた。「泣かんと。乗ってしまえば