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会員制美容室という価値とサービス

朝から4才の娘から「パーパ。ピンクの靴下❗️」と言われ靴下を履かせていると途中で「ちーがう。やっぱり青の靴下❗️」と足で蹴られる下僕扱いの増田です😭

さぁ今日は会員制の価値とサービスについて書きます。

新規をとらない会員制は滅亡する!と思われがちですが、実際はそうでは無いんです。


会員制とは一つのブランディングなのです。

ホットペッパーに掲載されている美容室Aと会員制の美容室Bはどちらがお客様にとって気になる存在なのかという事です。

さらにサロン情報(料金、予約サイト、住所、電話番号)も非公開だと本当にそこにお客様が来ているのか?そもそもこのサロンは何?

と気になりますよね。

自分がコンサルやブランディングをさせて頂く時はまず沢山の【?】を植え付けます。

それは情報は今どこからでも入手でき、オープンワールドの中、クローズドの世界に同じ価値観が集まりやすいと思ったからです。

世阿弥の言葉に 秘せずば花なるべからず秘すれば花 というのがあります。
【秘めるからこそ花になる、秘めねば花の価値は失せてしまう】

※素晴らしいもの、美しいものも、公に見せびらかしては、その価値は半減してしまう。さりげなく、隠しながら見せてこそ、感動を与えるということ。
※ちょっとカッコ良い言い方!笑


会員制システム


サロンメリット


年会費約250万円が年度初めに入ります。その資金を元に内装工事やサービス、オリジナル商品の開発に充填しています。


さらに1年間の来店保証があり、時間枠を決める事で、予約枠をギュッと短縮し自分の時間を作れます。


またキャンセル料金を開示しているので、キャンセルや予約変更はほとんどなく、サロンの印象も良いままです。※ここは予約が取りにくいから変更するといつ予約が取れるかわからないから。という心理で予約変更が無いみたいです。#お客様からの言葉


長さ料金を頂く(カットでも)髪が長ければ長いほど薬剤の量、カット行程、フィニッシングのクオリティー、などかかるので頂いております。


サロンデメリット(→メリットに変える)


貸切空間になる為にもう1人お客様を取れない(空間の価値が上がる)


人に任せられない(代わりのスタイリストがいない分、個人美容師に信頼が集まる。分散させない。)


体調を崩せない(体調管理により気をつける。普段から衛生面の意識が高まる)


スケールが小さくなる(ここはまた次の記事で書きます)



お客様のメリット


自分以上に自分の髪をわかってくれている美容師に任せられる。


半年前のヘアスタイルも、家族の名前も覚えてくれてて共有意識が高まる。


カットだけで艶を出すからトリートメントや商品を勧められない。むしろ必要性を感じない。※綺麗が続くので来店サイクルが今まで2ヵ月に一回だったのが、4ヵ月に一回で良くなる。


メイクも毛髪診断もしてくれるので、クオリティーの高い仕上がりを期待できる。


店内


基本的にお客様1人の貸切りサロン。

お子様連れ、わんちゃんOK(お子様用のおもちゃ、お菓子やジュースもご用意。YouTube見ても良いし騒いでOK)※カットされながら仕事の打ち合わせとしての利用もOK

基本的に絶対に待たないので、時間管理がしやすい。


サービス


ビール、おつまみ、お茶菓子、10種類のドリンクや腸内を綺麗にする特別なドリンクも提供。


ヘッドスパ、トリートメント、眉カット、炭酸泉を毎回無料で施術。


会員の種別により無料サービスが増え、お客様1人1人に合ったパーソナルサービスが受けられる。


お客様のデメリット(→メリットにかえる)


予約があまり空いていない。(次回予約で埋まる。翌月最低120万円の売り上げが前月から確保できる)


料金が高い。(特別なサロンという認知。だから客単価は2万円以上)


年会費がかかる(特別なお客様という認知。だから無料のサービスが提供される。※年会費無料もある。)

と会員制ならではの価値を生み出しました。



誰でも出来る

ここまで書くと増田だからできた、麻布だから出来た、と思われますが違います。


例えば増田が実家の長崎に美容室を出しても同じようになります。

なぜか、それを目標としてサロンを作ったからです。

事業計画書には
・単価が高い美容室を作る
・目の前のお客様を大事にするサロンを作る

と書きました。その為にはどうすれば良いのかを考え、試し、実行しただけです。

完全週休2日、さらに営業時間平均7時間。これで年商2200万円を超え、月10日以上休む事もあります。子供の行事には全て参加しています。※1人サロンです。

会員制になるまでの道のりをもっと細かく書きます。


会員制にするためには


まず固定のお客様を150〜200名確保します。
確保する方法は初めはホットペッパーでもチラシでも何でも良いです。

なぜ最低150名必要かというと2ヵ月間予約が埋まるのに必要な人数だからです。
月75名×単価20000円 売り上げ150万円

会員制にするキッカケは2018年8月でした。
スタッフが7月に退職し、自分の限界を知りたいと思い、2017年8月から1人営業がスタートです。新規は取りません。ホットペッパーはすでに退会してました。


8月は1人で23日間 10時〜20時 までで客数115名 単価13000円で売り上げ150万円でした。
これがMAXだと知りました。

ちなみにここから1年間予約が1時間も空かずにずっと働きっぱなしになります。※有り難かったけれど、本当に辛かった…。。


予約も1、2ヵ月先までほぼ埋まっています。お客様にずっと謝っていました。

少しずつ単価を上げました。客数は減らない。
でももう謝るのは嫌です。
そんな中お客様から会員制にしたら?というお声を頂きました。
休みを確保し、売り上げを上げるにはどうしたら良いか考えた結果、会員制にする決意をしました。

結果スタッフを3人雇っていた時よりも売り上げは上がり、時間に余裕が生まれました。

やった事は【質を上げ続けた】

1人だから出来たんです。質を上げる事が簡単に。

早く行きたければ、ひとりで行け。
遠くまで行きたければ、みんなで行け。

というアフリカのことわざがあるように、段階的にフェーズを上げていく必要性を肌で感じました。

まずは飛び抜ける勇気が必要で、中途半端な行動には中途半端な結果しかついてこなかったです。

本来の自分を信じて、環境を自ら変える。

そこから全てがはじまりました。

大丈夫です。怖いけど怖くない。挑戦する事からしか未来は描けない。

環境が人を作るのであれば、環境を作るのも自分だ。

もっと自由に、もっと刺激的に。


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