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フィリピン留学がコロナで中止へ。今思うこと

新型コロナウィルス対策で外出自粛が延長され、気持ちが落ち込んでいる人も多いかと思います。私もそのうちの1人です。「stay home」は思ったよりも楽しいし、取材もZoomでできるからラク。ただ、コロナの影響は思ったよりも大きかった。仕事もあるし、生活もできる。家での生活も楽しい。だけど、予定していたセブ島語学留学ができないことは自分で思っている以上に大きなダメージでした(加筆しました)

I was going to Cebu Island in June of this year. But I don't know if it will be affected by corona.That's a lot of damage to me.

「6月にセブに行ったらボホール島に行こうね」

オンライン英会話は、あいかわらず毎日続けています。朝1回に加え、最近は夜も週3回くらいレッスンを受けています。いろんな先生と話すうちに仲良くなり、その中の一人の先生と「今度セブに行ったら、先生の実家のあるボホール島にみんなで行こう」という約束をしていたんです(学校以外で先生と会う時は、事前に学校に申請が必要です)

ボホール島に行って、手のひらサイズのサルを見たり、カラマンシージャムを買ったり、海辺で貝を捕まえて遊ぼうと思っていたのに。いけなくてとても残念。もしかしたら、今年1年間、または来年も海外渡航や留学は自粛になるかもしれない。いつになったらいけるのか、先の見通しが全く立たないのがもどかしい。もちろん、先生たちとはオンラインレッスンで話はできるし、コロナだから仕方がないというのも受け入れられる。でも、やっぱり直接セブ島に行きたかった。

I was thinking of going to Bohol Island to see palm-sized monkeys, buying Karaman Sea Jam and catching shells at the beach.


自宅留学「オンラインキャンパス」がスタート

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今、QQ Englishでは、オンライン留学ができる「オンラインキャンパス」というものを始めています。本来、セブ島にあるITパーク校かシーフロント校で受ける授業をオンラインで受けられるようにしようというものです。

自宅にいながら留学できるオンラインキャンパスなら、飛行機代がかからないし、お金を払って授業を予約しているわけなので、ほぼ強制的に毎日英語を学ぶ環境に身を置けるから、英語はかなり上達すると思います。ついでにいうと、授業が終わった後の解放感から友達と飲みに行って、予習復習ができなかったなんてことにならないし、そもそも日本にいながら1日8時間も英語の授業を毎日受け続けることは、仕事でもしていない限り難しいでしょう。オンラインキャンパスは先にお金を払ってしまったら強制的にやらざるを得なくなるから、英語力は上がるでしょう。

Online campus has started at QQ English. I think it's good to be in Japan and forcibly learn English for eight hours a day.At the end of the year, I had a free 7-day lesson at a native camp, but I ended up with a total of 7 hours
I could only do it.Therefore, I think an online campus with a pre-determined curriculum is a good system.


飛行機代がかかっても、留学費用がオンラインより高くても現地留学したい

でもやっぱり現地留学がいい。暑いし日焼けするけど、現地留学だと留学している日本人をはじめ、中国、韓国、台湾、ベトナム、ロシア、リビア、サウジアラビアなど、いろんな国の人と学校の教室やカフェスペースで会えるし、友達になれる。先生たちとも、空き時間に会って話せる。

それに、やっぱり学校が終わってから現地で遊べるのはとっても楽しい。ITパークだったら5つ星ホテルのジムとプールが無料で借りられるし、シーフロントだったらプールもヨガもジムも校内に設置されてるし。ITパーク校前の屋台村で食事をするのも楽しいし、みんなでレチョンのおいしいお店を探しに行くのも楽しい。それに、週末はアイランドホッピングツアーに出かけたり、ボホール島の観光、私の場合は孤児院を訪問して、子どもたちと話したりもできる。

Still I want to study abroad in Cebu. Because I can meet people from various countries such as China, South Korea, Taiwan, Vietnam, Russia, Libya, Saudi Arabia, etc. in the classroom and cafe space of my school and make friends. I can meet and talk with my teachers in my spare time.


日本人留学生比率はどこまで重要?

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よく留学先の学校を決めるのに、「日本人が少ないこと」を挙げる人がいます。理由は「日本人がたくさんいる学校だと、どうしても日本人ばかりでかたまってしまう」ということ。私の場合は、日本人の比率はそんなに重要じゃないと思っています。というのも、日本人がたくさんいたとしても、そこまで話す余裕がないから。私が語学留学していたQQ Englishの場合、夏休みなどはわかりませんが、そんなに多くは会ってないです。20人くらいはいたと思いますが、みんなであったのは入学式と卒業式だけなので、正直よくわかりません。

そもそも先生の数が多いのでカフェスペースにいる大半は先生であるフィリピン人です。さらに授業はほぼマンツーマンかつ2時間グループレッスンがあったとしても、日本人と同じクラスになる確率も少ない。同じグループになっても5、6人のグループで自分以外に1人くらいです。そのため、正直、日本人の生徒と話す機会はそんなに多くないです。

もちろん、朝カフェであったり、学校に行くときの送迎バスで会うこともあり、その場合は5分10分話す時間もあります。授業が終わったら復習と予習をしなければいけないから、カフェであってもそれほど話す時間はなく、ゆっくり話せるとしたら、夜ご飯を一緒に食べに行く約束をしたときくらい。夕方、みんなで買い物に行く人たちもいたので、そういう場合は話せると思います。

逆に、私からしたらよくみんなそんなに仲良くなる時間が取れるなぁと思うくらいです。3か月くらい留学していたら、生活にも慣れてきて遊ぶ時間もゆっくり取れるのかもしれませんが。とはいえ、私が留学した過去2回は、6月と12月だったこともあり、日本人の生徒とは10人か20人くらいしか会っていません。見かけても、みんながみんな話すわけじゃないし。そもそも日本人か韓国、中国、台湾か、話してみないとわからないし。

日本人比率を気にするほど長く滞在できたら、また考え方も変わってくるのでしょうが。まだそこまでは滞在できない。

Students want to study abroad in a school with few Japanese. But I think the number of teachers in the Philippines is the highest. I don't think you need to worry about whether there are many Japanese.


ほかの留学生の話を聞いて刺激を受けることも多い

日本人がいていいなと思ったのは、言葉の壁がない分、深い話が聞けること。なぜ留学したのか、留学によって変えたかったもの、得たかったものはなんなのか。留学の先に目指すものは何なのか。英語を学び始めたことでどんな変化があったのか――。これは私がライターであり、インタビュアーであるからかもしれません。でも、いろんな人の話を聞くと、すごく刺激になるんです。自分自身を振り返ることにもつながります

私がセブ島であった人たちは、みんな何らかの目標を持ってきていました。日本の企業に行き詰まりを感じ、外資系企業に転職するために娘と夫を日本において半年間留学をしていた女性、40代後半までずっと専業主婦でやってきたけど、夫にばかり頼ってないで自分で輸入雑貨のお店を始めたいから英語を学びに来た人、20代で独身のうちに輸入バイヤーとしての仕事を始めたいからまずセブで学び、そのあとアメリカへの留学を計画をしている人、ベトナムへの移住を決めた人。また、ダンサーやモデルとして海外で活動するために英語を学びに来ている人や、エステシャンとして海外出店したい人とも会いました。話した時間は 1 人20分から1時間くらいでしたが、みんないろんな目標や夢を掲げて、そのためにセブに来ている人が多かったです。

On the contrary, I'm glad that I got along with many Japanese students. Because listening to the stories of various people is very stimulating and leads to looking back on myself.

途中で、ホームシックになって体調を崩してしまう人もいて、そのときは日本人の学生同士で声を掛け合いながら、なんとか乗り切っていました。

日本人以外の人ともゆっくり話してみたかったのですが、お互い語学力がないために、そこまで深い話はできず残念でした。でも、友達はできました。ついでに、留学先の先生にもインタビューして記事を書きました。先生も、生活を、自分を変えたくてセブ島に来た一人でした。

I interviewed one of my offline teachers. She was also the one who came to Cebu Island to change herself.


「自分の知っている言葉を使って、自力で話した方がいいよ」台湾人の彼に言われた一言

夜、7時から9時まで参加費無料のグループレッスンがあり、何回か受けたのですが、そこで知り合いになった台湾の男性からこんなことを言われました。そのときのクラスは、いろんな英単語がならべてあり、その1つを選んでそのテーマで話すというものでした。私は全く英語が話せなかったため、Google翻訳を使い、そこに書いてある英語を読み上げたんです。そしたら隣に座っていた台湾人の男性がわからなくてもいいから、自分の知っている言葉で話したほうがいいよ。僕も最初はそうだったけど、練習しているうちにできるようになるから」と教えてくれました。

英語ができないから学びにきているわけで、誰もわらったりしないし、聞き取れなくてもがんばって理解しようとしてくれる。グループレッスンにはそんな雰囲気があったので、私も次からは自分の知っている単語で話すようにしました。ついでにいうと、卒業式の日にも運悪く代表スピーチに選ばれて、そこでグダグダの英語を披露することになりました……。しかし、それはとてもいい経験になりました。

卒業式は、その週に卒業する人たち合同で30人ほどが一緒にあつまりやるのですが、正直レベルの差はかなりあります。でも、ちゃんとみんな聞いてくれました。今度は、もっと相手に伝わりやすいように話すためにも、英語を学ぼうという気持ちにもなれました。

I used Google to translate during group lessons. Watching it, a Taiwanese man advised me, "You should speak only the words you know."
As I said, I gave a speech in my own words at the graduation ceremony.


たった一週間の留学でも入学式と卒業式はとても大事

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QQ Englishで留学してよかったのは、入学式と卒業式があること。入学式は毎週月曜日の夜6時に、卒業式は金曜日の午後6時にやっていますが、けっこうたくさんの先生たちが参加してくれます。たぶん、生徒と同じくらいの数で30人くらいいたんじゃないかと思います。だから、合計60人くらい⁉

入学式では、みんなでゲームをやり、日本人の人たちで集まり懇親会などを行いました。卒業式では卒業証書を一人一人手渡してくれ、終わった後は同じ週に入学した人たちが集まり、みんなで食事会をしました。食事会のあとにはITパーク校前の屋台村に行ったりもしました。任意なので、参加しても参加しなくてもいいのですが、私はライターということもあり、いろんな人の話を聞かせてもらいたかったので参加しました。

大学を卒業して就職すると、なかなか違う業界の人や年齢、立場も違う人たちと知り合う機会はないと思います。そんな中で出会えた仲間はとても貴重だなと思います。しかも、みんな英語学習で大変な思いをしている(かどうかはわかりませんが)ため、共通のテーマもあり、話していてとても刺激になりました。

The good thing about QQEnglish is that there is an entrance ceremony and a graduation ceremony even if you study abroad for just one week. We get to know many friends there.
Studying abroad has a great meaning to be able to get to know fellows who work hard toward the goal of learning English with people of different ages and occupations.

オンラインの先生たちと留学先で直接会って話せるのも楽しみの1つ

それにやっぱり、いつも英語を教えてくれている先生たちと直接あって話せるのは純粋にうれしいです。「彼は背が高かったのか」とか「顔小さい!」とか、意外な発見もあったり。「私は英語が話せないけど、先生たちと一緒に孤児院まで行って大丈夫かな。時間は6時間もあるけど、間が持つのかどうか」など心配したこともありましたが、なんとか大丈夫でした! 直接会って話しているときに、言葉がわからないからと翻訳使っていたら会話が止まっちゃうし、もどかしいから無理です。台湾人の彼が言っていたみたいに、自分の知っている言葉で対処するしかない!

Another great thing about studying abroad is that you can meet and talk with your online teachers. By meeting face-to-face, there are many things we can notice and relationships with each other.


日本人である私は海外190カ国どこでも行ける。でもフィリピン人の先生たちは?

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今年はコロナがあるので、すぐにはフィリピンにはいけません。フィリピン人の先生たちの話によると、これから1年間は海外旅行禁止とのこと。コロナがあるから移動は難しいけど、もしそうでなければ、私は比較的好きな時にフィリピンに行けます。もっといえば、フィリピンを含め世界190カ国(2020年5月6日現在)は行けます。でも、フィリピンの先生たちはパスポートがあっても入国できる国が66カ国に絞られます。

さらにいうと、フィリピンの先生たちは日本と比べると所得が低いうえに、親や兄弟の生活費などを払っている人が多いため、お金を貯めるのも難しい。「ちょっと海外旅行に行っていってこよう」とでかけるのではなく、海外に出稼ぎに行き、何年かは帰ってこない、そんな状態の人が多いんじゃないかと思います。

よく私の担当の先生は「日本に行くよ。でも、観光で行くのは難しい。もし行くときは日本で働く時だよ。すぐにはいけないから、あなたがフィリピンに来て」という言い方をします。まずタイで2、3年働いて、そのあと日本に移住するよ」と。この間、やっと高いお金を払ってパスポートを取って、今度はスーツケースを買おうと思ったら、お母さんから電話があり「お金を送ってほしい」といわれ、送金してしまったからスーツケースが買えなくなってしまったと、そんな状況です。

私は、コロナが落ち着いたらフィリピンに行くことができます。でも、先生はコロナがあってもなくても、日本に来るのは難しい。海外移住を計画しているタイに行くのだって、すごく大変なことだと思います。それに、もし行けたとしても、パスポートの関係で66カ国のみなので、必ずしも自分の行きたい国に行けるとは限らない。飛行機代が安くなり、インターネットが普及し、世界中が近くなったけど、そう感じているのは私が日本人だからかもしれません。そう考えると、コロナでフィリピンに行けないことで落ち込んでいるのは贅沢なこと。

As a Japanese, I can go to 190 countries around the world. But Filipino teachers can only go to 66 countries. In addition, teachers working for their families find it difficult to travel abroad.
Mourning that I can't go to the Philippines in Corona may be a luxury worry.

始まりは2019年の目標宣言をしたこと

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今では毎日英語のレッスンをするのが当たり前になりましたが、1年前まではオンライン英会話1つでこんなに世界が広がるとは思っていませんでした。すぐには留学は無理でも、オンライン英会話なら始められる。そう思って始めた英会話レッスンでしたが、本当にやっておいてよかったと思います。そして新年の編集部コラムで宣言しておいておかったと、心から思います!! 目標があったらブログでも友達でもいいので、宣言すべし!

Even if you can't study abroad right now, you can start an English conversation lesson online. Then your world will be much wider than it is now.
Write on paper if you have a goal. And proclaim to others. Then the dream begins to move in order to come true.


お金をかけてでも英語を学び留学する価値は大

たった1週間でこれだけの経験ができる留学は、留学費用と飛行機代を払ってでも行きたい、やりたいことなんです。だから、6月にまたセブに行きたかったのに……。そういっても仕方がないので、毎日のオンライン英会話をがんばります。

コロナだから仕方がないと思っていても、やっぱりとても残念です。今年は無理でも来年には行けるようになってほしい。そう願うばかりです。もし、フィリピンに限らず、留学を考えているのなら、一歩を踏み出してみてください。留学はお金もかかるし、時間も必要。学校だったり、会社だったり、調整しないといけないことがいっぱいあります。それでも、挑戦してみる価値はあります。逆に言えば、いつでも行けるとは限らないのです。結婚して子どもができたら、数年間、もしくは子供が巣立つまでいけなくなるかもしれません。時間もお金もあっても、そのときに健康だとは限りません。また、今回のコロナのように、海外渡航すら制限されてしまうかもしれません。留学はいつでも行けるように感じるかもしれませんが、実はかなりがんばらないと行ける時は限られているのです。


決断したら未来は変わる。留学どころか海外に行くことすら無理だと思っていた

私も、2年前まで、留学どころか海外旅行すらあと15年はいけないと思ってました。でも、2年前にタイに行き、1年前にフィリピンに1週間の超短期留学し、半年前には親子留学もできました。私は子どもがいるので、がんばっても1週間が限界です。飛行機代もかかるし、1週間なんてコスパ最悪です。それでも行けるときに行かないとずっといけないままになってしまう。そう思って決断しました。先に決めてしまう。おかげで、少しずつ変わり始めてます。この先もどんどん変えていくつもりです。コロナが落ち着いたら、またフィリピンに語学留学に行きたいです。そして、ボホール島に行ってみたい。


It takes money and time to study abroad. To be honest, I think it's tough. However, this study abroad is worth the money and time.Thank you for always teaching me English.



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