見出し画像

もう限界

限界だ、限界だって思うのに今もこうして生きてしまっているせいで限界だということを証明できない。死ねば、限界だったんだねって認めてもらえる、わたしがほんとうにしんどかったんだってことを証明できるのに。
って、わたしは一体、誰に認めてほしいんだろう。分からない、ただ自分のしんどさが嘘じゃなかったって、口だけじゃなかったって、自分に証明したいのかもしれない。しんどくてなにもできないわたしを「甘えんな」と責めることしかできない自分自身に。


苦しい、なんでこんなに苦しいのか分からない。なにもしていないのに苦しい。なにもしていない、つまり生きているだけで苦しいから、この苦しみから楽になるには死ぬしかない。それしかないと思っている、これは病気のせいとかじゃなくて、本気でそう思っている。
生きて幸せになる未来より、死んで幸せになる未来のほうが、簡単に、鮮明に、思い描ける。だって死ねばすべてが終わる。すべてってつまり、苦しみも終わるんだから。なんて魅力的なんだろう。
死んだら楽しみとか幸せも感じられなくなってしまうのかもしれないけど、生きていたところで幸せじゃないから、楽しさとか分からなくなってしまったから、どうでもいい。それならもう全部全部、終わらせてしまいたい。
わたしはもう、わたしとしての人生に終止符を打ちたいのだ。それが幸せ。
そう、死にたいってね、幸せになりたいってことだから。


それでも死んだらだめって言うなら、救ってよ。この苦しみを終わらせてよ。楽にさせてよ。

そう言いたくなるけれど、分かってる。自分を救えるのは自分自身だけだってこと、今のこの苦しみを生み出しているのも自分自身だってこと。
わたしにはもう、わたしを救うほどの力も、この苦しみを断ち切るような力もない。
だから、きっと楽になれない。わたしがわたしである限りはずっと苦しいままだから、わたしごと終わらせるしかないの、死という方法で。


こんなことしか考えられない、しんどいつらいくるしいしにたい、そんな思考が頭の中をずっとぐるぐるしている。もう限界。

この記事が参加している募集

眠れない夜に

今こんな気分

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?