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Recipe|ハーブで美味しい北欧料理〈02.ソーセージのグリルとヴィーリソースのサラダ〉

フィンランド料理に欠かせないハーブ。自然を身近に感じるライフスタイルを発信するMitsou(みつ)さんに、ハーブを使った北欧レシピを毎月教えていただきます。

⑧湖畔のひと時

太陽が沈まない白夜が続く、フィンランドの夏。音楽フェスや映画祭に出掛けたり、ビーチで泳いだり、釣りやキャンプにサイクリング、ベリー摘みを楽しんだり。多くの人々が外に出て、貴重な夏時間を楽しみます。

そして、フィンランドの人々にいちばん人気がある夏の過ごし方といえば、真っ先にあげられるのがサマーコテージ。湖畔のコテージで、終わらない夏の日を楽しむひとときは、なんともいえないリラックスした気分で満たされます。

上の写真、実は日本の湖畔で撮影した風景なんです。森と湖に囲まれた素敵な場所で、束の間のフィンランド気分を味わいました。残念ながら白夜は日本では体験できませんが、フィンランドの人々のように、自然の中に出掛けて、鳥のさえずりや水音を聴きながら、シンプルで滋味あふれる料理を楽しむのも、とても楽しいですよ!

③焚き火ソーセージ

フィンランドの人々がサマーコテージで食べる食事の定番といえば、焚き火ソーセージ。とてもシンプルですが、パチパチと燃える炎を眺めながらいただく料理は、五感で味わう美味しさがあります。


本日は、そんなフィンランドの夏気分を自宅で味わえるソーセージのグリルと、北欧の伝統的な発酵乳「ヴィーリ(viili)」をドレッシングにした、爽やかな香りが特徴のイタリアンパセリのサラダをご紹介します。

⑦ヴィーリ

ヴィーリは、一般的なヨーグルトよりもとろりとよく伸び、粘りがあるのが特徴で、フィンランドでとても人気があります。近年は日本でも、牛乳に加えて簡単にヴィーリを作ることができる種菌が発売されました。ベリーなどと一緒にデザートとして食べても良いですし、今回のようにサラダやお肉料理のソースに使うのもおすすめです。

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⑤ソーセージアップ

●ソーセージのグリルバーベキュー

【材料】( 2人分)
ソーセージ(太めのもの) 4本
とうもろこし 1本
ズッキーニ 1/2本
アスパラガス 3本
ミニトマト 6個
マスタード、塩 適量

【作り方】
1:ソーセージは焼き串に1本ずつ、縦方向に刺す。とうもろこしは皮のまま洗ってラップで包み、電子レンジで5分(600w)加熱し、皮を剥いて輪切りにしておく。ズッキーニは輪切りに、アスパラガスは根元の硬い部分を切り落とし、半分ほど皮を剥く。

2:野菜をグリル皿に並べて、魚焼きグリルで焦げ目がつくまで焼く。ソーセージはガスコンロ(もしくは卓上ガスコンロ)の火で炙る。ソーセージの皮が割れる程度まで、まんべんなく加熱する。(皮がワイルドにパリパリっと割れる方が、焚き火ソーセージの醍醐味がありますが、きれいな割れ目を付けたい場合は、あらかじめ包丁で皮に切り目を入れておくといいでしょう)

3:ソーセージにはマスタードを添えて、野菜には塩をひとふりしていただく。



⑥パセリのヴィーリサラダ

●ヴィーリドレッシングのサラダ

【材料】(2人分)
キュウリ 1本
イタリアンパセリ 適量
★ニンニク 1かけ
★塩 ひとつまみ
★オリーブ油 小さじ1
★レモン汁 小さじ1/2
★砂糖 ひとつまみ
★ヴィーリ(なければプレーンヨーグルトで代用化) 1/2カップ


【作り方】
1-1:(ヴィーリ粉末を使用する場合)1リットルの牛乳パックに1gのヴィーリ粉末を入れ、口を閉じてよく振り混ぜる。その後、常温で20〜24時間放置し発酵させる。※余ったヴィーリは、フルーツやジャムと合わせてデザートにするのがオススメです!

1-2:(プレーンヨーグルトを使う場合)冷蔵庫で1〜2時間程度水を切り、ふんわりした水切りヨーグルトを作っておく。

2:キュウリは角切りに、ニンニクはすりおろしておく。

2: ★の材料をすべてボウルに入れてよく混ぜたら、キュウリを加えてあえる。お皿に盛り、イタリアンパセリを添える。

完成写真

ソーセージと野菜のグリルも、ヴィーリソースのサラダも、とてもシンプルなレシピなので、キャンプやアウトドアで楽しむにもオススメです。その場合は、グリル野菜はスキレットなどを利用すると美味しくできますよ。


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⑨イタリアンパセリ
〈イタリアンパセリ〉セリ科 / 一年草
日本では縮れ葉のパセリが一般的ですが、ヨーロッパでは平たい葉を持つこちらの方が好まれる。爽やかな香りを持つ香味野菜として、スープなどの煮込み料理や、ソース、ドレッシングに加えて風味付けにも。縮れ葉のパセリと比べて苦味が少なく、歯ざわりも柔らかで、香りも強い。βカロテンやビタミンC、ビタミンE、ビタミンK、鉄やカリウムなどのビタミン・ミネラルが豊富に含まれ、フィンランドでもとても人気があるハーブ。美しい葉は、飾り付けにもよく使われる。

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instagram:@_mitsouko_lumiere

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