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あなたはなぜその国へ? #3 〜スウェーデン編〜

海外移住をした女性たちへインタビュー。

今回のゲストは家族とともにスウェーデンに移住し、Landerメンバーの一員としてリモートワークで仕事をするTomokoさん。

◆Profile◆
Tomoko/主婦・もうすぐ第二子出産予定/40代
移住地:スウェーデン/ 2年

Q1:その国に移ろうと決めたきっかけは?
「スウェーデンへ移住する前は、シンガポールに約5年いました。シンガポールでは、自身の将来の選択肢の幅を広げるために移住し、そこで出会ったスウェーデン出身の夫と結婚。夫のシンガポール赴任期間が終わったのをきっかけに、家族でスウェーデンへ移住。」

Q2:移住後、どんな仕事をどのようにしていますか?
「スウェーデン移住後は専業主婦、最近Landerの仕事を始めたところです。」

Q3:移住前の自分にアドバイスできるなら、どんな言葉をかける?
「頑張りすぎないこと。日本人にありがちなメンタリティのような気がしますが、自分で決めたことだからと、弱音を吐かずに頑張り続けるのは健康的じゃない。肩の力を抜いて、愚痴も弱音も吐いて、自分らしく人生を楽しんで!」

Q4:移住の決め手となった一番の動機と移住の方法は?
「夫のシンガポール駐在終了に伴い、シンガポールに残るかスウェーデンへ行くか考えた時、小さい子どもを育てるにはスウェーデンの環境が良いと思った為。私はシンガポールでは企画営業部の部長としてフルタイムで働いていました。シンガポールに残るなら駐在や現地雇用、もしくは転職という選択肢もありましたが、子育てと家庭優先で仕事を辞めてスウェーデンへ行くことを決めました。」 

Q5:実際移住してから見出した、その国の魅力とは?
「聞いてはいたけど、どこに行ってもみんな本当に英語を話せる。おかげで、スウェーデン語学習のモチベーションが全くあがりません。」

Q6:日本にもあったらいいのに、と思うその国の魅力的なサービスは?
「自然の豊かさ。ストックホルム中心部から車で約20分の場所にある我が家は森と湖に囲まれ、夏には家の前に馬と羊が放牧されます。庭にウサギやリス、鹿が訪れることも度々。ヘラジカやオオカミも来たことがあります。都会と自然が隣り合わせの環境はとても恵まれていると思います。」

Q7:その国に住んでて『正直これはキツイ...』と感じることは?
「冬の暗さ。とにかく一日中驚くほど暗い。日照時間が短すぎてビタミンDが不足するので冬季はビタミンDサプリ必須です。」

Q8:日本にもあったらいいのに、と思うその国の魅力的なサービスは?
「役所仕事がほぼ全てオンラインで完了。日本のように紙に手書きで書類提出というようなことがないので非常に便利。」

Q9:その国に住んだり働くにはどんなビザが必要?
「就労ビザもしくは居住ビザ。」

Q10:その国で働くのに必要な心構えと、身につけたいスキルは?
「オフィスワークの場合ビジネスレベル以上の英語もしくはスウェーデン語は必須。あとはとにかくネットワーク。誰を知っているかが重要です。」

Q11:その国で、日本人の強みを活かしたおすすめの職業はある?
「あるとすれば、観光業か日本人向けのお店など。同企画の過去回答ではドバイやフランス、アメリカではフード業界やヘアメイクで活躍する日本人が多いようですが、正直スェーデンでは日本人であることが直接強みになることはあまりないかもしれません。特にヘアメイクに関しては、アジア人の髪質や好みがわかるという点で海外で重宝されることがあるかもしれませんが、スウェーデンはアジア人の人口比率も少ないため、需要が高くありません。日本食ブームも始まったばかりのようで、まだ本格的な日本人のレストランは見かけませんね。」

Q12:あなたは10年後どこで何をしていると思う?
「永住先に落ち着いて、子供たちとともに楽しく生活していると思います。このままスウェーデンでの永住は考えておらず、夫婦の共通言語が英語のため英語圏への移住→永住もしくは長期在住を考えています。私も夫もプライオリティの1番は「家族」、家族中心の生活が可能な仕事・収入を得る環境を持っていたいとは思います。理想は、自分のビジネスを立ち上げるかリモートワークで、家から仕事できる環境ですかね。」

Q13:海外に移住したい、海外で働きたい人に向けて一言声をかけるとしたら?
「夢や目標があるなら、とりあえずそれに向けて何かしら動いてみては?思っているだけでは何も始まりませんが、行動してみると何かしら道が開けたり、得るものがあると思います。」

Q14:あなたのモットー(座右の銘のようなもの)は?
「It's never too late!(遅すぎることなんかない!)」

《編集後記》
大自然に囲まれた自宅で、PCを広げて日本の仕事をこなす姿が、なんともLanderらしい!スウェーデンのように日本人の職業の選択肢が限られている国であっても、リモートワークなら仕事の心配は無用。またリモートワークは、Tomokoさんのように『家族との時間』をライフスタイルの軸にしながらも、自分らしく働ける手段だなと改めて感じました。ライフステージが変化しても、仕事を続けたい女性の賢明な選択肢。(by ELIE from Paris)

Landerの働き方や仕事など興味ある方は
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クリエイティブプロデューサーMutsumiのロサンゼルスでの活動を辛酸なめ子さんがnoteとハフポストで連載中です。そちらもよろしくおねがいします。 https://note.mu/nameko_la