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グルメおじさん、宮城編。

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地元媒体の元・編シュー長がお送りする、みやぎの名店。
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美味けりゃソレでイイんだよ。

美味けりゃソレでイイんだよ。

急に、そして無性に食べたくなるのが「ホワイト餃子」。現在宮城県で食べられるのは名取市の「ホワイトギョーザ サガノ家」さんのみです。

ザクザクっとスナック菓子のような歯触り。後を追いかけるモチモチ食感。ニンニク不使用の野菜たっぷり餡は、さっぱりとした甘味が特徴的。この味わいを引き立たせるのが「塩コショウ」。素材の味わいがよりはっきり分かるので超オススメでございます。店主に聞いた話なので間違いないで

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いざ、チャンプロードへ!

いざ、チャンプロードへ!

本日、仕事の合間に向かったのは、南光台の「麺王道 勝」。王道は英語で書くと「Royal Road」らしいですが、ココは敢えて呼びたい…

そう「チャンプロード」と。

という訳で、本日のオーダーは「羅臼昆布塩ラーメン(850円)」です。

麺もチャーシューも相当美味いのだけれど、なんと言ってもこの果てしなく澄みきったスープが最高。あくまでも優しく、あくまでもピュアな味わいはラーメンを食べているとい

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童心に帰る一皿

童心に帰る一皿

どうも。奥さんがnoteで絵日記をはじめたので、久しぶりに、負けじと宮城のグルメ情報をしたためます。

で、本日向かったのは中山にある「ミニレストラン一番館」さん。冬場は登りたくない、あの中山商店街の坂のふもと辺りにある洋食屋さんです。魅力あるメニューが多くありますが、ココに来たらコレ「スパゲティーセット(880円)」。10月の消費税増税を機に22年ぶりの値上げをしたそうですが、それでも安いぜ。

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シルク・ドゥ・ソレイユとニュータンタン。

シルク・ドゥ・ソレイユとニュータンタン。

シルク・ドゥ・ソレイユの「キュリオス」観てきました、友人の計らいで。いや、アレ凄い。ビヨーーーンッ!シュバ!!って感じ。子どもの笑い声がドリフのソレと一緒だった。東北住みは行ったほうがイイです。おじさん、気がついたら口開きっぱなしでした。

んで、帰りは長町の「元祖ニュータンタンメン本舗 仙台長町店」へ。ずっと行きたかったのですよね。

このチェーンのタンタンメンは、鶏ガラベースのスープに粗挽きの

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夏の個人的風物詩。

夏の個人的風物詩。

味の新宮は、二代目が営む小鶴店が吉。中国四千年の技術「手延べ」でつくられる麺は、名実ともに本物の拉麺(lā miàn, ラーミエン)です。バシーン!バシーン!と激しい音と振動と共に、セイッ!セイッ!という掛け声。フシューフシューという独特な呼吸法。主役は、注文ごとに手打ちされる麺なのです。

この麺を味わうのにベストと思われるのが、夏季限定の「冷やしパーコー麺(950円)」。パーコーとは、カリっと

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ラーメン十字架落とし。

ラーメン十字架落とし。

愛子にある(正確な住所は栗生)「ラーメン ふうふう亭」。仙台市内では稀有な存在のド豚骨ラーメンを食べられるお店です。どれくらいド豚骨かって、臭みはそこまでではないものの(本場の九州豚骨は犬が風呂に入ってる臭いがする)九州出身の奥さんがココは!と認める豚骨具合なのですよ。

しかも無化調。個人的には無化調に思い入れはないのですが、店主曰く「半分は体のことを考えて。もう半分は、意地。」だそう。昔は22

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復活の吉報を待ちやがれ。

復活の吉報を待ちやがれ。

2019年5月13日の朝。その悲報は突然発表されました。

なんと、多賀城の人気店「ラーメン居酒屋 杏子」の突然の休業宣言。編集長時代には記念すべきメディア初登場を飾っていただいたり、転職の際にお酒をいただいたりと、個人的に激しく思い出深いお店なのです。何よりも、はじめて食べた時の衝撃は、ラーメン取材人生のなかでもトップクラス。だって「ラーメン居酒屋」にこんなに美味い一杯があるなんて思わないじゃん

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久し振りに原点の一杯(番外篇)。

久し振りに原点の一杯(番外篇)。

東京は中野の名店「中華そば 青葉 中野本店」。今回、東京の西の方に用事があったので、久し振りに寄ってみました。青葉は、ラーメンを食べて「美味い!」以上の「凄い!」を感じた最初のお店。この一杯から様々なラーメンを食べはじめ、その後ぶくぶく太っていったという憎っくきお店、いや尊敬に値するお店なのです。今さら青葉?感がハンパないですけど。

あれから十数年。あのファーストインパクトは、果たして思い出補正

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仄暗い暗闇の彼方へ。

仄暗い暗闇の彼方へ。

行ってきました。明石南(ほぼ富谷市)に新しく生まれた「暗黒中華そば 雷電」。みなさんご存知「魔界ラーメン 月光」の店主H山氏が立ち上げたオープン前から話題の新店ですね。

お店は靴を脱いで入店するスタイル。とりあえずここらでふた笑いぐらいあるのですが、ネタバレせずに来店してからのお楽しみに取っておきますね。

ちなみに、最初にH山氏と出会ったのは、2014年の取材のとき。確か「男峠」を取り上げた最

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ホンモノの家系を食べられる幸せよ。

ホンモノの家系を食べられる幸せよ。

久しぶりにやってきたのは「横横家 仙台店」。ご存知、元・吉村家直系の問答無用ホンモノの家系です。「元」の部分はいろいろ言われていますが、何も知らないので何も書きません。ダメ!イエロー・ジャーナリズム!!

横浜の人気店が、まさかの仙台出店!というニュースに沸いたのは2014年。もちろん仙台にも、家系風のお店は「ラーメン堂 仙台っ子」や「ラーメンBIG」など点在していましたが、ホンモノの登場に緊張に

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何気にご当地グルメなのか?

何気にご当地グルメなのか?

先日、某新店に念願叶ってお邪魔したのですが、特筆すべき点が見つからなかったので華麗にスルー。悪口とか書いても誰も得しないので、美味しかったお店だけ紹介するスタイルでやってます。どうぞお見知り置きください。

んで、本日は久々に長町の「そば処 大盛庵 本店」へ訪問。営業時間は15時までですが、さすがに人気店。閉店間際まで店内大盛況でございました。

オーダーはもちろん「天中華(800円)」。大盛りに

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ヤワな奴、嫌いじゃないかも。

ヤワな奴、嫌いじゃないかも。

以前の記事で「柔らかいのが正義」という疑問を世の中に呈しておいてアレですが、予約必須の名店で寿司食って、本マグロの柔らかさに昇天してしまいました。「柔らかいのが正義」というか「美味いが正義」ですね。超ヤバかった。愛宕橋駅近くの「弘寿司」さんです。

以下、美味かったので、長い長い自慢の記事がはじまります。うん、寿司だけに、以下と烏賊が掛かってますよ。

数種類のツマミを楽しんだ後、握りの初

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ヤワなハートがしびれる、ここちよい針のシゲキ。

ヤワなハートがしびれる、ここちよい針のシゲキ。

奥さんの希望で向かったのは、秋保にある「jeenya(ジーニャ)」。まあオシャレな空間のカフェです。大きなはめ殺しの窓にうつる秋の景色が絵画のよう。

はめ殺しってなんかいやらしい響きですね。

で、残念ながら店内の撮影は料理以外NGとのことなので、オシャレ具合はぜひ現場に向かってご確認ください。遠いけど。

アレやコレやとオーダーしましたが、今回紹介するのは「プリン(430円)」。見てくださ

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ミシュランとかの権威には負けぬ。

ミシュランとかの権威には負けぬ。

本日は広告屋時代の後輩とランチに。何食いたい?との問いに、ラーメン!蕎麦!うどん!パスタ!という麺縛りのオーダー。今回用意したのは、古川の「ミートレストラン T's」。その名の通り、お肉屋さん「髙正精肉店」が直営するレストランなのですね。以前、ハンバーグの取材でお世話になりました。

これこれ(写真は取材時のものを拝借)。肉のプロとしてのプライドが見え隠れする逸品でした。舌ざわりは滑らかなんだ

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