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名探偵コナン

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映画『名探偵コナン』。昨年の『黒鉄の魚影(サブマリン)』に引き続き『100万ドルの五稜星(みちしるべ)』も凄く良かったです。四半世紀以上続いていて、近年は興行収入90億円超え、『…
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#映画感想文

マンガ・アニメの「聖地巡礼」-劇場版『名探偵コナン』の事例を中心に-

マンガ・アニメは波及効果・影響力の大きいコンテンツであり、日本の競争力が強い分野である。何年も前から「聖地巡礼」という言葉で、マンガやアニメの舞台として登場した地域を訪れるスタイルの観光が大きな動きとなっている。大ヒット中の劇場版『名探偵コナン』の事例を挙げつつ、マンガ・アニメの持つ力について簡単に描写する。 『名探偵コナン』連続メガヒット 4月12日に公開されたアニメ映画『名探偵コナン 100万ドルの五稜星(みちしるべ)』が大ヒットしている。公開から約2か月の6月16日現

映画感想/『名探偵コナン 黒鉄の魚影』 #1

計4回、映画館に足を運びました。 5回目はないぞという覚悟の上観に行ったのですが、やばいです。がまんできないかも。観れば観るほど更に行きたくなる。 (ペロッ。こ、これは…麻薬‼︎) もうさすがに残り数週間もしないうちにシネコンでは上映ストップする気がするので(公開は4/14)、尚更やばい行かなきゃ感が高まってます。 さて。 オタクな話をする前に、何故今回のコナン映画がやばいということになってるのかを簡単に説明すると、 物語の本筋である黒の組織がめちゃくちゃ関わってる

劇場版コナン『黒鉄の魚影』最速10,000字レビュー - 灰原哀が抗ってきたものとコナンの魅力について

このレビューは『名探偵コナン 黒鉄の魚影』および過去の劇場版、原作単行本第78巻「漆黒の特急(ミステリートレイン)」までのネタバレを含んでいます。  本日2023年4月14日、『名探偵コナン 黒鉄の魚影』が劇場公開された。人気キャラクターである灰原哀や、ジンをはじめとした黒の組織の面々がキーパーソンとして登場する本作は、公開前から大きな話題となっていた。  自分も、この作品を心より楽しみにしてたコナンファンのひとりであり、この劇場版をみたあとの興奮がさめやらぬテンションで、

【映画雑レポ】ミリしらと行く「100万ドルの五稜星」

正直、めっちゃ楽しみにしてた。筆者はキッド様が昔から好きで、 まじっく快斗の単行本を持っている アニメ「まじっく快斗1412」履修済 コナン本編は、主要人物はだいたい分かる(コミック80巻くらいまで読んだことある、など) 歴代の劇場版はほぼ全て履修済 などなど。今回の映画を観るにあたって十分な知識がありました。 一方の友人。 「服部平次ってどんな人…?あ、せやかて工藤の人か」 「黒の組織って、ノッポの長髪の人と、ちょっと横にガタイのいい人しか知らん。」 というレベルの知

コナンにわかが「100万ドルの五稜星」を観た感想

コナンにわかの私が、コナンの新作映画を観に行った。 予告編どころかタイトルすら確認せずに観た。 今回のタイトルは「100万ドルの五稜星」というらしい。タイトルに金額が入るパターンがあるんだ。そして「五稜星」と書いて「みちしるべ」と読むらしい。ふーん、かっこいいじゃん。 正直私はコナンの原作やアニメをちゃんと観たことがなく、アニメを切り抜いたネット動画程度の知識しかない。原作ファンが一番嫌うタイプのにわかファンだ。その自覚はあります。それでも十分楽しんで観られたのだから、や

映画「名探偵コナン 100万ドルの五稜郭(みちしるべ)」

7歳息子と一緒にコナンの映画を観に行った。 急に観に行くことになり、予習ゼロ。むしろ、コナンの映画を観に行くのも記憶にないくらい久しぶりだ。 子供と観やすい映画コナンの映画を観るにあたり、少し気掛かりがあった。コナンの映画はその性質上、悪者が出てきて、かつ、殺人事件のシーンが出てくると子供にとってはショッキングかなと。 結果的には懸念していた暴力的な殺人シーンは出てこず(許容の範囲内という意味で)、安心して観ていられた。 息子も全く飽きることなく、最初から最後まで観られ

劇場版名探偵コナン「100万ドルの100万ドルの五稜星(みちしるべ)」の感想

普段あんまり感想記事とか書かないんですが、色々とびっくりしたので書くことにしました。 ネタバレを多分に含みます。 【前提】 ・コナンには詳しいわけではない、それなりに知ってる程度 ・漫画はサンデーを買っていた時期に本誌で読んでた(かなり昔) ・アニメは一通り観ている ・映画は1~4作目はDVD、D5作目以降は映画館で観てる ・好きなキャラは羽田秀吉と諸伏高明、世良真純 ・YAIBAとまじっく快斗読んでない(コナンとの3作品コラボアニメとまじっく快斗1412、涙のクリスタルマ

キッドファン歴20年の女が語る、100万ドルの五稜郭の感想

 私は20年来のキッドファンです。推しという言葉がまだなかったあの頃…。ファンという言葉しか知らなかった私が、アラサーになった今、100万ドルの五稜郭を観ましたよ。もちろんキッドの正体である、黒羽快斗のファンでもあります。まじっく快斗も好きなんです。  先日、偶然にも函館にお邪魔した身としては「ここ、行った!」みたいなところばかりでして。ラッキーピエロさんは行ってないっす。残念。  どこから感想を書いたらいいのか…。最後が衝撃すぎて。だって、ファンになってから20年間ずー

映画「名探偵コナン 100万ドルの五稜星(みちしるべ)」感想 謎解き×探偵×刀集め

■今年のコナンは謎解き多めで探偵映画だった。アクションシーンは終盤多めで、中盤はひたすら謎解き。 ■謎解きはひらめき頼りではなく、謎解きのヒントが次々出てくるイメージ。ただ、アイテム多すぎて陣営たくさんいないと謎解き難しなとは思った。 ■コナンとキッドの関係は一応納得だけど、他人の空似が良かった。逆に青子がジェネリック蘭姉ちゃんになったからどうするんだろう。髪型とかそっくりだし。父親の職業も刑事。 ■その青子がめちゃくちゃ可愛かった。コナンと初邂逅だと思うが、コナン反応しても

「100万ドルの五稜星」で暴いたもの

⚠️「名探偵コナン 100万ドルの五稜星」のネタバレを含みます⚠️ こんにちは。 「名探偵コナン 100万ドルの五稜星」を観ました。 私は名探偵コナンの映画は毎年決まったメンバーで観に行っており、毎年の恒例イベントとして楽しみにしています。 今回の映画は予告をチェックせずに、事前情報はTwitterで得た「刀剣乱舞」と「ゴールデンカムイ」の2単語のみで観に行きました。 いざ視聴! 諸々の予告を見た後に映し出される「東映」の文字。 今年はどんな事件なのだろうと思った矢先

名探偵コナンの映画感想と思い出語り

先日空き時間ができた為、上映中の映画 「名探偵コナン 100万ドルの五稜星」を 鑑賞してきました。 感想と劇場版の名探偵コナンの思い出語りを しようと思います。 ※一部ネタバレを含みます。 これから鑑賞予定の方は、本記事をお読みに ならない事を推奨致します。 1.100万ドルの五稜星の感想感想から言いますと、面白かったと 思いました! 北海道を舞台に複雑に絡み合う思惑の謎解きと 伏線が回収されていくのが良かったです。 ラストに何故コナン(新一)と怪盗キ

コナンくんへの安心感のあまり寝てしまった、劇場版『名探偵コナン 100万ドルの五稜星(みちしるべ)』

すこし前、映画館に劇場版『名探偵コナン 100万ドルの五稜星(みちしるべ)』を観に行った話をしたい。 コナン好きな人で観てない人はもういないかと思うが、念のために書いておくと、この先の文章でネタバレは含みません。というかコナン素人すぎて含ませられません。 なにを書きたいのか結論から書くと、わたしは、コナンくんが謎解きをして盛大な伏線回収をしている最中、爆睡していたのだ。 物語が佳境を迎え、BGMが爆音で鳴り響いて、映画が大盛り上がりしているなか、わたしはあろうことかすや

テレビアニメ版や過去の劇場版の予習量によって怪盗キッドと服部平次のインパクトがだいぶ変わると思った『名探偵コナン 100万ドルの五稜星(みちしるべ)』

【個人的な満足度】2024年日本公開映画で面白かった順位:9/52   ストーリー:★★★★★  キャラクター:★★★★★★★★★★      映像:★★★★★      音楽:★★★★★ 映画館で観たい:★★★★★ 【作品情報】   原題:-   製作年:2024年   製作国:日本    配給:東宝  上映時間:111分  ジャンル:アニメ、ミステリー、アクション 元ネタなど:漫画『名探偵コナン』(1994-)       テレビアニメ『名探偵コナン』(1996-)

「劇場版名探偵コナン 黒鉄の魚影」を見てきたので感想とか書く

劇場版名探偵コナン26作品目となる今年の映画。 公開から3日目。(投稿日では4日目) 早速観てきたので感想を書きます。 ーーーネタバレを含むかもしれません。ご注意を。ーーー 雑なあらすじ今回の舞台は八丈島。毎度のことながら、コナンのお友達集団が鈴木財閥の力で八丈島のホエールウォッチングチケットを手にする。 八丈島にはパシフィック・ブイという巨大施設が建設されていた。 ヨーロッパと日本で監視カメラ共有システムを行うパシフィック・ブイに黒の組織が潜入。 その理由はパシフィ