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「100万ドルの五稜星」で暴いたもの

⚠️「名探偵コナン 100万ドルの五稜星」のネタバレを含みます⚠️

こんにちは。
「名探偵コナン 100万ドルの五稜星」を観ました。
私は名探偵コナンの映画は毎年決まったメンバーで観に行っており、毎年の恒例イベントとして楽しみにしています。

今回の映画は予告をチェックせずに、事前情報はTwitterで得た「刀剣乱舞」と「ゴールデンカムイ」の2単語のみで観に行きました。

いざ視聴!

諸々の予告を見た後に映し出される「東映」の文字。
今年はどんな事件なのだろうと思った矢先、流れたのはよく聞くボイス…
私「つ、津◯健だーーーーー!」

イエーーーーイ!優勝!

そんな声優ヲタクテンションMAXのまま、お決まりのコナンたちの挨拶に入ります。あそこのキッドと平次の絵、すごくいいですよね。アクスタにして欲しいと誰もが思ったことでしょう。

今回の映画はセルフオマージュが多い印象で、「ここは銀翼のあのシーンに似ている…」「この話は迷宮でも出てきた…!」など、「進研ゼミでやったところだ!」体験がたくさんありました。

それと同時に新しいことも多かったですね!
特に平次と蘭、二人の会話はいままであまり無い組み合わせで、すごく新鮮だったなと!「ライバル探偵の彼女」と「友人の好きな男の子」の距離感ってこんななんだ!と新しい一面が見れてとても嬉しかったです。まだまだ知らないコナンがある…!

特に平次、かわいいですよね。頭脳明晰で剣道も強くて、探偵としての能力も高い平次ですが、和葉の前ではただの男子高校生になってしまうのが、とても、可愛らしいです。

また蘭ちゃんの観察眼の高さ。さすが新一の彼女であり、毛利探偵の愛娘なだけあるなと。そのマップのチラ見だけで平次が告白スポットを探していると分かるとは…さすがだ…。

あと、何と言っても今回は「まじっく快斗」要素が多かったこと!青子ちゃんの初登場には現場大盛り上がり(劇場はちゃんと静か)でしたね!

私は今まで「怪盗キッド」はコナンのライバルで、キザな印象が強い怪盗。そして「黒羽快斗」もコミカルでイタズラ好きな男だと思っていました。
しかし中森警部や青子への思いが描かれたシーンを見て、「父親の死の真相」を探るためにすべての罪と泥を被る決意をした、ただの男子高校生なのだと気づきました。大人になるとこういうのダメなんだよ…。

暴かれたものと「イミテーション・ゲーム」

さて、話は終盤。「斧江家当主が隠した宝」が暴かれるシーンになります。
ここ作中で最も興奮したシーンだったんです。

話は少し変わりますが、「イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密」という映画をご存知でしょうか?
第二次世界大戦下、ドイツのナチス軍が使用する暗号「エニグマ」の解析を任された数学者アラン・チューリングの半生を描いた作品です。主演はベネディクト・カンバーバッチ。

アランは他の数学者たちと共に、政府から極秘任務として暗号解読の仕事を受けます。
他の学者たちは自らの頭脳で暗号解読を試みますが、それではとても解読しきれないと踏んだアランは、暗号解読マシンを作ろうとするんですね。

この映画内でアランが作ったマシンが、隠された秘宝とそっくりなんですよ!今年最大の「あ!!!進研ゼミでやっった!!!!」体験です。
分かる人が見た瞬間すぐに「これは、かつては隠すべき宝であったが、現在は片手に収まる板の方がスペックが高い」と思ったことでしょう。(その後、そのままコナンたちが言っていましたね。)

いままでの映画では、「何故殺したのか」「何が許せなかったのか」と犯人の心情や動機など「人」へのフォーカスが濃かったと思います。
今回の映画は少し違って、「人」に加えて、時代の移り変わりや変遷がエッセンスとしてそこに大きく絡んでくるのがとても新鮮でした。
今年のコナン、新しい味がすっぞ!!(毎年言ってる)

余談ですが、最も泣いたシーンは、土方が兼定に言及するところでしたね。昔の審神者の血がね…どうしてもね…

何それ知らん怖っ…

え?最後のシーンについてどう思ったかって?
そりゃもう衝撃ですよ。超びっくり。劇場が明るくなってから、20年来の友人と顔を見合わせて「聞いてない聞いてない!え、知らない知らない!」って言い合ってました。
周囲がキッドと新一が似ているって言うたびに「まぁ、製作者同じなんで…」なんてメタいこと思っていましたが、

知らないよ。そんな話。
全部持って行ったよ、その話題が。
優作氏はちょっと平次とキッドに謝った方がいい。

Twitter(現X)でも「ラストやばい!」みたいな感想はよく観ていましたが、いやヤバかったですね。何その設定知らん…。

終わり

以上、「100万ドルの五稜星」の感想でした。
来年の映画はおっちゃんが活躍しそうですね!とても楽しみです。

映画「イミテーション・ゲーム」に興味を持った方は視聴後にこちらの書籍の第一部を読読んでみて下さい。


ここまで読んでくださり、本当に、本当に、ありがとうございました。


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