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葬送のフリーレン

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『葬送のフリーレン』は、現在(いま)とても熱いマンガの一つだと思ってます。表面的には淡々と進んでいる雰囲気の時が多いですが、魂が熱く、奥が深い。原作マンガ、アニメいずれかを問わず…
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「葬送のフリーレン」118話ネタバレ感想:壮大な恋物語

この物語は究極の「すれ違いの恋の物語」とも言えるし、「時を超えて気持ちを通い合わせる恋の物語」とも言える。 第118話「フィアラトール」のネタバレ感想です。 未読の方はご注意ください。 魔族の幻影に飲み込まれ、まさかの(ヒンフリ・ファン狂喜の)状態になったヒンメルとフリーレン。 そのあとの展開に深く感動したので、勇者ヒンメルの境地を想像してみた。 出会い フリーレンと初めて出会ったのは、暗い夜の森。花畑を出す魔法を見せたときに、とても綺麗だと思った。(6巻) 大人

【アニメ感想】葬送のフリーレン、エモさで脳を焼きにくる快作だと分かった件

前回に引き続き、原作未読の初見アニメ「葬送のフリーレン」を一度のみ通しで鑑賞した直後の感想を綴っていきます。ネタバレがあるので未視聴の方はブラウザバックを推奨します。それでは、行きましょう。 「葬送のフリーレン」(89点、2023年)1.なろう系のガワを被った人間関係の描写に特化した快作 舞台はナーロッパで、労せずして能力を与えられたなろう系男主人公が「すごいのは俺です」「俺なんかやっちゃいました?」と今にも宣いだしそうな世界観でしたね。確かに、アニメ中盤(確か第10話)

勇者ヒンメルへの道

「葬送のフリーレン」は今、新刊を買って読み続けているマンガだ。劣化前のTwitterで早い時期から「斬新なマンガがある」との情報をキャッチしており、「どうせ面白い」のスタンスで味わいながら読んだ。 斬新さというのは、魔王討伐後の世界であること。勇者一行が偉業を成し遂げるカタルシスをすっ飛ばして、長生きの魔法使いエルフ、フリーレンが過去を振り返りながら、物魔王討伐後の世界を生きる。 フリーレンの視点はちょっとズレているので、思い出す過去はささいな出来事ばかり。最初は地味なマ

キーワードは【再発見】 葬送のフリーレン【好きなアニメを語る】

今年 3 月まで放送されていたアニメ『葬送のフリーレン』は,初回 4 話分を金曜ロードショーで映画のように放送した後,2 クール連続で駆け抜けるという少し特殊な構成でした.そこからは制作スタッフの意気込みを感じますが,それ相応にとても面白い作品です. この記事では,個人的『葬送のフリーレン』の推しポイントを 3 つ紹介します! ⚠️ 以下ネタバレを含みます ⚠️ 推しポイント①:「私はもっと,人間を知ろうと思う」というテーマ性勇者一行の魔法使いフリーレンは,魔王を倒し,

「勇者ヒンメルならそうした」とは何か ~葬送のフリーレンと道徳実践~

0.はじめに 初めて葬送のフリーレンで記事を書きます、そにっぴーと申します。長い間アイドルマスターにどっぷり浸かっていましたが、今年の4月頃に葬送のフリーレンのアニメを見たのが全ての終わり始まり。  食い入るように最後まで見てしまい、それから原作を全部揃え、フリーレン展に行き――と、転がり落ちるようにハマりました。アイマスの出費を抑えて貯金しようと思ってたところでしたが、葬送のフリーレン関係の出費が加速度的に増えつつあります。このままだと炭鉱300年コースです。助けてくださ

ヒンメルというメンター

こんにちは。 還暦でもアニメにハマるんです いや 結構還暦世代に多いアニメラバー 葬送のフリーレンにハマってる人も結構いると思います さて フリーレンのアニメは今おやすみ中で 漫画はその先に進んでいるようですね アニメで話を追っているので 今の所私の中のフリーレンは また会った時に恥ずかしいからね ここまでです。笑 そこで ここまでの話でいろいろ考えてみようと思います ふと思ったのは あなたにメンターと言える人はいますか? メンターが何かといえ

『葬送のフリーレン』13巻が切なすぎないかい?

『葬送のフリーレン』12巻の破壊力にやられ、ほぼ毎晩のように12巻を読み続けている人間がいる。それは誰か。私だ。 何度読んでも素晴らしすぎる。楽しい旅のはずなのに、切なさと郷愁を感じてしまう。 そして先日、13巻が発売されてしまった。12 巻により情緒が乱れまくった人間は、続巻を読んだときどうなってしまうのか。 前回の感想は極力ネタバレなしで書いたので、今回はストーリーに触れながら感想を綴っていこうと思う。 13巻をまだ読んでない人――いないとは思うがもし仮に万が一い

『葬送のフリーレン』のアニメ全話視聴後の感想 & 考察

今さらになりますが、話題になっていた『葬送のフリーレン』をAmazon Primeで全話視聴しました。 結論から言うと、不朽の名作となり得る作品だと断言できると思います。 アニメのテーマは「行こうか、人の心を知る旅路へ」とあり、フリーレンが魔法使いの少女フェルンと戦士の少年シュタルクと共に、死者の魂と対話できる場所となる北端の地エンデへ向かいます。 数あるファンタジー作品のように魔王討伐が主題ではなく、それは過去の話として扱っており、平和な地となった旅路の中で昔の仲間と

ヒンメルのこの言葉で私は『葬送のフリーレン』にハマった

素敵な言葉に出会うまで2023年秋に放送が開始された、 アニメ『葬送のフリーレン』 今年に入ってから(たしか一月中旬くらい) やっと、見始めた。 見始めても、何これ面白い!どハマった! という感じではなく、 ゆる〜っと見進めていく感じだった。 が、 6話(回想シーン) ヒンメルのこの言葉が心に響いて、 すっかりハマってしまった。 ヒンメルからアイゼンに向けて送られた言葉。 深掘りこれって人生にも言えることだよなぁ と思って、心にじーんと染み渡った。 頑張ることも

ヨルシカの「晴る」と、アニメ『葬送のフリーレン』に溢れる愛。

こんにちは。桜小路いをりです。 先月の下旬、第一期最終話が放送されたアニメ『葬送のフリーレン』。 Amazonプライムで見返して、その余韻にひたひたに浸り終えたので、今日は第2クールのオープニング主題歌、ヨルシカの「晴る」について綴っていきます。 まだ他の方の考察や解説を読んでいないので、この記事はあくまで、今の私の感想と「晴る」の捉え方として捉えていただければと思います。 「素敵なアニメをありがとうございました……!」という想いも込めて。 ぜひ最後までお付き合いく

知りたいと思う気持ちに正直になったら勇者様に恋をしたお話❤️‍🩹

こんばんは🌝 今日もおやすみで 鼻水・喉痛い・頭痛で絶不調すぎて 春の訪れを感じています (不調で感じる春の訪れちょっと嫌。笑) 今日はここ数日である1つの楽曲の感じ方が 180度変わったお話を備忘録のように 書いておきたいなと思って更新してるよ🪐 先日新しく始まった歌番組で YOASOBI が出てて、そこで「勇者」を 初披露してたの🎤 その歌っている時の後ろのスクリーンに 葬送のフリーレンの限定オリジナル映像が流れていたんだけど その特別さを理解できなかったの悔しい

「葬送のフリーレン」における日常と非日常

この物語「葬送のフリーレン」(漫画版)は、どんなきっかけだったか忘れたけれど、以前ウェブのどこかで物語の“始まり”の部分を読んだことがありました。何か惹かれるものがあったのでしょう、覚えています。「始まり」なんだけれど、(嘗ての)物語の終わりから始まってるのですね。だから、ウェブで読んだとき終わりの方の一部分かと思っていました。 ところで、noteでフォローしている方にテレビのアニメを勧められました。しかし、テレビを観る習慣がないので2〜3回観たきりになってしまっていたので

葬送のフリーレン 5話~7話メモ書き

漫画版フリーレン読みながら、ストーリーとか演出について思ったこと殴り書きしたやつを載せます。 フリーレン好きなので分析してるだけでも楽しい ほぼ自分用のメモ書きなんで読みたい人だけ… 第五話「人を殺す魔法」フェルンが魔法史を読んでない理由:若さゆえ …というのもあるが、実際には、魔法史を読者に説明するため フェルンに説明するという体で自然とゾルトラーク(魔法史、および人類の特徴である”継承・発展”)の説明をすることができる それプラス、フェルンを読者の視点と重ねることで没入

フリーレン 感想 一話・二話

殴り書きです、申し訳ない 1話 最初のエーラ流星のシーン 音楽が消えて、歓声も消えて、どんどんヒンメルたちだけの空間になっていく感じが良い 作品通してだけど、いちいちやり取りが軽いのがめちゃ良い バグパイプかわかんないけど笛系の楽器とか弦楽器使ったトラディショナル?エスニック?な音楽 ファンタジーとしての世界観を補強してくれてる 最初の「人とエルフの差異」「時間間隔のズレ」が、フリーレンの涙につながるんですよね… ヒンメルの葬式 ゴスペル、かな キリスト教的、西洋