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すずめの戸締まり

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『すずめの戸締まり』は今まで観た映画の中で、トップクラスに良かったです。多くの人が感想や考察を書いていますが、私が読んだ中で共感できるものやハッとさせられたものを集めてみました。…
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#東日本大震災

『すずめの戸締まり』に通底する精神は『日月神示』に通じる

『すずめの戸締まり』には日本の根源的精神が流れている 新海誠『すずめの戸締まり』はご覧になったでしょうか。普通に日本で暮らしている人であれば、この映画には神道の発想が根底に流れていることを感じたのではないかと思います。神道の発想の中でも、特に古神道あるいは幕末明治維新期に生じた新興神道(形式化した神道に対する本来の神道復活の動き)に通じるものがあると感じました。 そうした古来の本来の神道のエッセンスは『日月神示』(「ひつきしんじ」と読みます)に凝縮されて示されていると思ってい

映画の話534 すずめの戸締まり

 震災の記憶と、民俗学的な風合いと、旅と、人とのふれあいなどが織り込まれて、さまざまなことを考えさせられました。  東日本震災の跡をたどりながら、震災遺児である主人公と、身近な大人たちの生々しい姿が描かれていると思いました。凍りついたままの震災の深い悲しみと、その悲しみの扉を戸締まりしようとする人々のメタファだとも思いました。癒えることのない心の傷と、それでもその傷と向き合いながら生きていく人々の姿に感動しました。  とても良い映画だと思います。

私の推し、、、映画『すずめの戸締まり』

こんにちは☀️ 爽やかサプリです☺️ 2年前の2022年11月、、、 生涯忘られない映画に、 出会いました✨ その名も、、、 『すずめの戸締まり』☺️✨ 当時、 映画鑑賞の記事を書いてなかったので、 機会を逃し続けていましたが、、、 昨日の金曜ロードショーで、 初放送✨ このタイミングで、、、 しっかり感想をまとめようと思います♪ 最後までお付き合い頂けたら とても嬉しいです♪ 『一言感想』 恒例の一言感想、、、 これは、、、 『人生の困難を乗り越える勇

映画「すずめの戸締まり」

新海誠監督の作品を映画館で観るのは、「君の名は。」「天気の子」に続いて3度目である。私の感想だが、監督は、今回の「すずめの戸締まり」で、本当に伝えたかったことを描くことができたと思っているのではないだろうか。   もちろんストーリーそのものについてネタバレをしたいとは思わないので、もう少し漠然とした形で語ろうかと思う。但し、それでも映画を観るまではそうした声を一切聞きたくない、という方もいらっしゃるだろうと思う。そのときには、ここまでお読みになれば十分である。   メジャーな

すずめの戸締まり感想

ネタバレを書きます 読みたくない人は読まないでください 誰かと語らいたい Twitterやfacebookではネタバレは書けないので、noteで書こうと思います 何故、noteかといいますと 文字数が無制限 読みたい記事と読みたくない記事の選択ができる 観たことない作品はネタバレみたらガッカリすると思うので、先にもう一度注意喚起します ネタバレを書きます←大切なコトなので2回言いました ここからはご自身の判断で読んで頂けたら幸いです ネタバレみてから映画で内容を深める

すずめの戸締まりを通して見つめた、わたしの故郷と記憶

書かないと、書かないとやってらんない。 誰かに話さないと、やってらんないような気分でもあるけど、いま日本はきっと朝の5時ごろで、まだ誰も起きてないし。 だから今日も1人で書く。こんな陶酔しきって荒削りの状態でいるのもあれだし、少し落ち着いてから時間をおいて書くべきなのかもしれないけど、いま、2023年4月21日22時43分のわたしのこの感覚は、いまのわたしが一番鮮明に体感できるものだから、書く。 映画「すずめの戸締まり」をやっと見てきた。 (ネタバレを含みます。) 涙もろ

「すずめの戸締り」はエンタメの力技でグリーフケアしてくる

2022年の劇場用長編アニメーション映画「すずめの戸締り」(新海誠監督)は、11月11日という公開時期にも関わらず2022年の年間興行収入ランキング3位という記録を打ち立て、2023年2月現在も上映が続いているロングランヒットとなっている。 新海誠監督の前作『天気の子』が公開された2019年、【『天気の子』が般若心経な3つの理由】というエントリを公開し、「新海誠は令和時代の<仏教伝道者>だ」と記した筆者にとって、最新作にはどんな宗教的な要素が織り込まれているのか?観逃せるは

12年前の被災者が遺す、「すずめの戸締り」の感想文

もう時効だと思うので、 以前Twitterで載せたネタバレ有りの 「すずめの戸締り」の感想文をこちらにも載せておきます。 (いつふせったーが使えなくなるのか怖いので) 元ツイート 以下、ネタバレ注意です #すずめの戸締まり 感想【訂正版】 すずめの戸締まり、予告だと「不思議な世界に通じる扉を開けてはならない」みたいなお話かな?と思ってたけど 実際のテーマは『辛い過去とどう向き合うか』だと思いました 福島県出身 20代 結論から言うと、心が軽くなる映画でした

映画「すずめの戸締り」を観て

みなさん、こんばんは🌝 今週水曜日突如、原因不明のめまいに襲われて体を動かすことができなくなり、 今は回復したけれど咳が止まらない真穂です。 季節の変わり目だからか、朝晩は冷え込み、日中は真夏のような暑さか、大雨の日々。きっと疲れも相まって、体をお休みする必要があったみたいです。 元気に動けて、noteを書いたり、買い物に行ったりできる身体に大感謝!🙏 みなさんは体調、大丈夫ですか?日本は暑いかしら。 なるべく常温か温めた水を飲んで、体調に気をつけて過ごしましょうね🪺

カナダ留学|すずめの戸締まり,死の恐怖

新海誠さんの「すずめの戸締まり」、先日カナダでもようやく公開になったので観に行ってきた! バンクーバーにはチャイナタウンがあって、その入り口にアジア系の映画をよく上映してる映画館がある。 少し寂れた、がらんとした大きなショッピングモールの最上階。 途中の階には、すっからかんのガラス張りの部屋や、おっちゃんが1人スマホを眺めながら店番してるジュエリーショップ。 ひと昔前はここも人で溢れて賑やかだったのかな。 今ではチャイナタウン周辺は治安の悪い場所っていうイメージが強くて、

『すずめの戸締り』を観た

ロンドンで『すずめの戸締り』が上映されたので早速観てみた。正直観終わった感想として思ったのが、「やーあまり理解できなかった」である。それから家に戻りちょっと考えた。 もちろん本考察は、作者の意図とは異なるかもしれない。後詳細を完全に捉えきれてないかもしれない。その辺はお手柔らかに。是非コメントにでも。 ちなみに、個人的には「正しい」考察などないと思う。映画を含めた芸術作品は、作者と観客がいて初めて成り立つ。すなわち、作者が何かしらのメッセージを込めた作品を披露し、それを観

「すずめの戸締まり」の感想を心理学を学ぶ私の目線で書いてみた。

(3月11日にブログを投稿出来たことは偶然でした。犠牲になられた方、ご冥福をお祈り致します) 今回はいつもと少し違う話をします。 あなたは映画はお好きですか? 私はたまに見に行きます。 大きなスクリーンと音響が好きです。 IMAXが好きです。 とあるyoutuberの方が 「すずめの戸締まりはトラウマと向き合う映画です」 と仰っていたので 心理学を学ぶ私は これは見に行かねば!! ということで 公開1週間目くらいで行ってきました。 ネタバレになります

すずめの戸締まり with my son

この映画を12年前の東日本大震災の翌日に生まれてきた息子と観に行けたこと、とても意味があると思います。 何の前情報も得ずに行ったので、地震、東日本大震災を扱っているのだということも実際に見始めて知りました。 一回見てすべてがわかるほど物事をわかっていない私ですが、「こういうことかもしれないなあ」とこれから噛みしめることができる、非常に良い映画なのはわかりました。息子にもそうやって楽しんでもらいたいです。 帰り道、息子と色々映画のことを話しながら歩きました。 東日本大震災

映画日記『すずめの戸締まり』

週一で映画館に足を運ぶ新習慣の第15弾。今回は、先週公開され大ヒット中の『すずめの戸締まり』。『君の名は。』『天気の子』の新海誠監督の最新作。 普段は映画館に到着して席を決めるのですが、平日昼とはいえ、良い席が取れなくなる可能性を考え、事前にネット予約。入場する際には特典で「新海誠本」という薄い本をいただきました。 九州の田舎に暮らす女子高校生・鈴芽(声:原菜乃華さん)が、扉を探す不思議な青年・草太(声:松村北斗さん)と出会い、災いをもたらす扉を閉めるために日本各地の廃虚