最近の記事

月と六ペンス

あるカフェの名前になっている小説 だから気になっていた。 昨日のPlay a Lifeを観劇して 少し世界に興味を持ったから、これを機に買ってみた。 早々に不倫の話が出てきて、おやと思った。 「フランス文学は、 男と女が出てきたら、不倫の話しかないんだ!」 大学のフランス文学の教授が 声高にそう言っていたことを思い出した。 イギリスの作家だと思っていたが、 検索すればパリ出身だと書いてあった。 笑いが漏れた。 「あんた、窓開けてるんだから、 大音量でそれ流さん

    • 哲学、歴史、文学

      もうひとつ 今日ミュージカル「Play a Life」を見て感じたこと 公演中、世界史をなぞりながら ソクラテスやプラトンなどが説いた 「人が生きる意味」が音楽にのせられた そして、歴史とはなにかということも。 日本文学を専攻してきたから、 歴史を学ぶ意義も大切さも分かってはいるつもりだ。 そのうえで、体系的な人間の生きてきた軌跡よりも、 ある個人の歴史を、人生を、 感情と言動の連なりを、研究したいと思ってきた。 だけど、今日 人類の歴史と様々な人が思考し、すがって

      • 全て出逢いの先に

        あまりにも仕事に追い詰められていたこの数週間 犬が亡くなったことを考える暇もなく 仕事と、最低限生きるためだけに思考を費やしていた なにか違う世界と思考へと 導いてくれるものが欲しくて、 金曜の夜、チケットサイトをザッピングしまくって 目に止まった「Play a Life」のミュージカル あらすじは調べなかった 詳しいことは調べなかった だけど、きっと「今」観ないといけないと思った。 本も音楽も演劇も 私は偶然の出会いしか信じていない その時に直感で感じたものこ

        • 人生は実験

          なんで自殺未遂したのに生きてるんだっけ と、決めたはずの覚悟を忘れかけてしまい、 何日かかけて思い出したので、書いておく。 そうだった。 「プラチナデータ」の主人公の言葉に納得したんだった。 人体の不思議の研究と言い、自分の解離性同一性障害の研究をしていた神楽に。 それでいいんだと思ったんだった。 自分の感情、思考回路 そのプロセスを研究するために、私は生きて、 まずは自分を実験台に。 そしてたくさんの人間の感情と言動の関係を明らかに。 そうか、それが私の生き

        月と六ペンス

          最初の月命日

          犬が死んで1ヶ月が経った。 最初の月命日だった。 月命日の前日、 二度寝した際に見た夢に、初めて犬が出てきた。 写真の中だった。 その日は起きてすぐ、思考が混乱した。 「……あれ、モコちゃんってもういないんだっけ…」 そうだと自分の中で頷けるようになるまでに数分を要した。 奇妙な気分だった。 迎えた最初の月命日。 1人でどう過ごそうかと考えていた。 近くのお花屋さんを2件回ったが、 イメージに合うような花がなく、 花を追加することはなかった。 連日の残業の疲れ

          最初の月命日

          明晰夢

          犬が死んでもうすぐ1ヶ月 犬が居なかった、 3人家族だった時の夢を最近よく見る。 犬の病状が少しずつ進行し始めた頃、 明晰夢という言葉とそれをテーマにした歌に出会った。 なんとなく、別れを覚悟しないといけないと思っていた自分に、それは救いだった。 『夢でまた逢おう』 もしかしたら、その言葉は 社交辞令でもファンタジーでもなく、 現実であり得るのかもしれない。 夢の中でなら、止まってしまうであろう時を進め続けることができるかもしれない。 それは僅かな希望だった。

          犬が死んだ

          慢性腎臓病だった犬が死んだ 10歳の私にできた、最初で最後の妹だった 私は24歳になった 家が耐えられなくて実家を出て、 もう7年が過ぎている 犬は、すっかり母親を1番の飼い主と思っているだろうと思っていた。 だけど犬は、 慌てて帰ってきた私の腕の中で亡くなった 腕の中で、水と栄養剤を飲ませていた時だった 突然、こわばっていた身体が脱力した。 腕にかかったあの重みと 一瞬、だがじっと、ただ静かに 私の顔を見つめてきた澄んだ瞳が 焼き付いて離れない それはあまり

          犬が死んだ

          希死念慮と車のヘッドライト

          希死念慮って誰にでもあるものだと思ってたけど違うのかなぁ。 特に私は、暗い気分っていうのは分かっているけど思考力が停止している時。 雨の日や暗い夜道を歩いていたら、車のヘッドライトがとてつもなく綺麗に見えてそれに吸い寄せられるように車に寄っていっている時があって、ギリギリになってはっと我に返って歩道に戻る。 その時に「あぁ、無意識に死にたいと思っていたのかな」と感じる。 これも希死念慮のひとつだろうか。(覚せい剤などしている訳では無いです) 自分は自分の心しか分から

          希死念慮と車のヘッドライト

          自殺は神様が許してくれた人しか成功しない

          (スピリチュアルではなく) 未遂をしてそれでもなお生きてしまっているから思うこと。 誰かのニュースの度に思う。 神様から許された人だと。 そして少し羨ましくなる。 先に断っておくが、この文章は推進するものでもとめるものでもない。 親からの毎日の失神するほどの暴力、「お前を産んだことが人生の汚点」などと言われ唾を吐かれ続けること、ボロボロの身体で学校に行って眠気に負けて寝てしまい、ついていけない勉強に先生からも注意の毎日、誰にも言えないこの状況に、2度死のうとしたこ

          自殺は神様が許してくれた人しか成功しない

          恋をして初めて気付いた虐待の後遺症

          最近というかここ半年くらい、何もないのにご飯を食べたあとに急にお腹を壊すことが増えた。 もしかして例の過敏性ナンタラカンタラかと思うこともあるが、色々検査するお金もないので仕方ない。 恐らく、自分が抱えている「虐待」の問題に対して解決をしない限りこれは続く気がする。悲しいものだ。まあ、今更そんなことに悩む頭ではないので放置しておくことにする。早死は割と望んでいるところだから。 さて、今日は少しだけ、自分が「虐待」について考え始めた経路を。 そもそも誰にも話したことがな

          恋をして初めて気付いた虐待の後遺症

          募集要項を見てて思った文学部生の雄叫び

          昨日やっと生き急いでたことに気づいた。 そろそろ就活を考える時期なのだ、大学3回生というのは。 私には、最終的には絶対に、被虐待児に無償の愛を擬似でもいいから体験して貰えるような本を、被虐待児に手に取って貰えるような形で世に出したいという夢がある。 (自分で書きたいのもやまやまだが、このイマイチな文章力とどうやったら無償の愛の疑似体験を被虐待児にしてもらえるのか今のところ経験不足で浮かんでこない) なんで本かと言うと、児童相談所に駆け込めない、誰にも言い出せない、貧困

          募集要項を見てて思った文学部生の雄叫び

          この時期にバイト辞めたニート大学生は血迷ってnoteに目がくらむ

          ちなみにnote初投稿なんですが……。 もっと違うことを書くつもりでnoteに登録したのに惨憺なるはじまり。 先日、ちょっとしたミスや八つ当たりで、店長から頭を叩かれたり、鷲掴みしてヘドバンのように揺らされたり怒鳴られたりなどパワハラセクハラ三昧のバイトを2年続けて辞めた。 バイト先の人(2ヶ月半しか付き合っていない通称憂鬱な知り合い)とも別れたし、コロナであまりシフトも入れないし、特に役職についている訳でもないし良いチャンスだと思って、あまり宜しくないが、LINEで店

          この時期にバイト辞めたニート大学生は血迷ってnoteに目がくらむ