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神話篇|神様らしくない神様の逸話 【新人読書日記/毎日20頁を】(16)

「ブッシュマンの民話」、1-20頁、読了です。

これはブッシュマンバージョンの火の由来です。

神様がライオンゴロシで罠を仕掛けてダチョウの脇の下から火を盗み、人間にもたらしました。それでようやく生で食べると病気を起こす果物や肉が調理できるようになりました。

神様といえば、全知全能至善の存在と思いますよね。泥棒のようなことを行うなんて想像しかねます。これはブッシュマン神話の面白いところだと思います。ブッシュマンの世界の神は至高な存在ではなく、生の果物を食べたら尻の穴が剥けるなど…さらに、道徳観の低い一面もあり、ごく普通の人間のようです。

火の由来について、南アフリカにあるスワルトクランス洞窟は火を使用した痕跡として発見されている最古の場所の一つだと言われています。人間はどんなきっかけで火を使い始めたのか、答えははっきりとしていません。ほんまに盗んだかもしれへん…


☕︎今日もお読みいただき、ありがとうございます。
アフリカをもっと知りたい方に、こちらの1冊もおすすめです。


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