容姿の自己受容5
自分が太いか細いかを服のサイズや体重だけで判断するのは良い判断とはいえません。それはとても抽象度の低い考え方です。
女性に年齢と体重は聞いてはいけないというのが常識としてまかり通っていますが、こういうことになってしまうのも体重が重いのは悪だという極端な二元論があるからこそ起きるものであり、その体重が厳密にどのような状態になっているかは人によってそれぞれ異なるものです。
体重についても強烈な洗脳があります。
それこそジャンプやマガジンといった少年漫画ですらも、体重50㎏をデブだと馬鹿にする男性キャラ、それを気にする女性キャラが出てくる話があったりとか普通にありますので、あちこちに洗脳はありますね。
身長が高くなれば体重はその分増えますし、手足だって長くなりますし、肩幅だって広くなりますから服のサイズも大きくなるのは当然です。
もしかしたら、これを知ったことで鏡を見て自己受容しやすくなった人もいるかもしれませんね。
では、より正確に自分の体型を知る方法があります。
それは、体組成計に乗って測定することです。
体重と体脂肪率だけでは、正確なデータを知ることができませんので最低でも、筋肉量・BMIの測定ができる機種が望ましいです。
5,000円もあれば、高性能の体組成計買えてしまうので、買っておいてもいいかと思います。
太っているか痩せているかの判断は、BMIがまず一つの基準になります。BMIは22が適正体重（標準体重）であり、統計的に最も病気になりにくい体重とされています。25以上を肥満、18.5未満を低体重と分類しています。
健康ベースで見た明確な判断基準となりますので、モデル体型では明らかに細すぎですし、健康的ではないということがわかると思います。
かなりの女性たちが美容業界が作った洗脳に踊らされ、強迫観念でダイエットをしている印象です。
強迫観念に駆られた女性たちはさらに抽象度が下がります。
そんな女性たちは美容業界の絶好のカモなのです。
うはｗｗｗ洗脳し放題ｗｗｗまいどありｗｗｗｗ
とほくそ笑んでいることでしょう。
ダイエットジプシーになる女性が後を絶たないのも、美容業界の洗脳の内側にいること、つまり抽象度が低いことが原因なのです。
体組成計の話に戻しましょう。
筋肉量なんですけど、体重に占める割合が脂肪が多い場合と筋肉が多い場合とでは、体重が同じであったとしても体型が異なります。
何故ならば、脂肪と筋肉は同じ重さにすると、体積は
脂肪＞筋肉
となり、同じ体積にすると、重さは
脂肪＜筋肉
となるからです。
つまり、筋肉の方が密度が高いのです。脂肪の約1.2倍です。「筋肉は脂肪の3倍重い」という情報を聞いたことがあるかもしれませんが、
こちらは誤った情報なので覚えておいてください。
脂肪と筋肉を人の身体に置き換えたイメージがこちらに載っています。
一目瞭然かと思います。
ですので、太っているように見えないのに体重が重いという人は、筋肉が多いので重いという場合が多いのです。
このようなケースもありますから、体重が重いことだけに注目して悲観する必要は全くないのです。むしろ代謝が上がりますし、健康的なのです。
元職場に、洋服サイズ9号と体重49kgを偶像化している女性がいました。
9号を着れない女性、体重50kgオーバーの女性はデブと決めつける人でした。案外いるんですよねこういう人。
この人はコンプレックスの塊で、気にくわない女性がいると何かと制服11号のくせにとか、体重52kgのくせに（職場の健康診断で盗み見たのでしょうね）とかディズってました。たかだか、自分より仕事ができるだけで嫉妬してこんなふうに粗捜ししてはディズっていました。
これは、何をやっているかというとインチキ自己肯定です。
自分が仕事ができないことがみじめだから、他人を引きずり降ろして自分を正当化させているのです。迷惑極まりないですよね。
で、もしこういう変な女性がいて、その人が上司だったり先輩だったりして年功序列・上下関係が厳しい職場だったりすると部下の女性は、このような女性の駄言を真に受けてしまい悲観してしまうかもしれませんよね。
ですからね、まず美容業界の洗脳が強烈であることとその洗脳から抜け出すために知識をつけることが必要になってくるのです。
世の中の他人は他人軸だらけですから、自分がまず脱洗脳してしまえば他人の意見なんて、「この人は抽象度が低くて洗脳されているからこういうことを言うのだな。この人の言うとおりにする必要はないな。」と判断できるわけなのです。
また、他人軸の人の意見に振り回されないようにするためには承認欲求を切り捨てることが必要です。
これができないと、意見が違うことで人間関係が疎遠になることを恐れたり「私、もしかしたら間違っているかもしれない」と罪悪感を抱き、抽象度の低い人の再洗脳を受けてしまうリスクがあるからです。
ですから、他人の洗脳された意見なんかに振り回されないで、自分の体としっかり向き合い、自分をより正確に知ることで自己受容を深めていきましょう。
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