やっている人はもったいない!脳に悪い7つの習慣
ようやく迎えた金曜日‼️
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教育、人間、人生など、様々な「知恵」や「情報」が詰まった図書館のような、皆さんがくつろぎ、人生の「気付き」を得たり、知的好奇心を満たしたりできる居場所を目指しています😌
どうぞ、ごゆるりとお過ごしください。
共育LIBRARYりょーやん、元教師です。
「習慣は第二の天性」
という言葉があります。
幼児期、児童期、青年期は、まだまだ神経系や脳の形成、その他様々な能力の伸びしろが感じられる時期なので、自分が心惹かれたものを存分に体験してみるということが大事でしょう。
一方で、30代以降は、
「自分がどのような人間か」
「何に向いているのか」
「どのような人生の方向性か」
がある程度定まってきている人が多くなってくる時期だといえます。
そうなると、毎日考えなくても淡々とこなすことができる「習慣」がものを言う割合が相対的に見て多くなるでしょう。
「自分が目指すゴールに近づくために必要な習慣を組み立てる力」
が、「30代以降も伸びる人、伸びない人」を分ける1つの基準であると言っても過言ではないと思います。
そのことを意識して、様々な習慣を身に付ける努力をしている人は一定数いるはずです。
しかし、「脳に悪い習慣を行わない努力」を意識している人は、案外少ないのではないでしょうか。
この記事では、「やめるだけで脳によい影響を与える習慣」を解説していきます。
読んでみて
「結構意識してやめているな」と思う方は、このまま自信をもって続けていくとよいと思います。
逆に
「うわー、やっちゃってたな~」という人は、少しずつ、意識して修正してみる機会にしてみてください。
どちらの方にとっても、「面白い」「ためになる」内容にしていくために、一所懸命書いていきますので、是非、最後までご覧ください。
脳に悪い習慣❶マイナス感情を軽視する
新しい物事に出会った時、
「うわ~面白そう!」
と思う人と
「めんどくさそうだな~」
と思う人では、どちらの方が脳によい影響を与えるでしょうか。
それは、もちろん前者です。
「食欲」「睡眠欲」「性欲」「承認欲求」という人間の本能が存在するように、脳神経細胞にも本能が存在します。
それは
「生きたい」
「知りたい」
「仲間になりたい」
の3つです。
何事も新しい物事に対してマイナス感情から入る人は、脳神経細胞の本能である「知りたい」にフタをしている状態になります。
脳科学的には、「好き」や「楽しい」という感情が働いているときは偏桃体という脳の部位が活発になることが分かっています。
偏桃体が活発になると、物事を記憶しやすくなるのです。
逆に、「嫌だ」「つまらない」というレッテルを貼った情報は、非常に吸収しにくくなるという性質を脳はもっています。
ですので、「嫌いな教科」「嫌いな先生」とレッテルを貼るだけで、非常に学習効果が上がらなくなる傾向があります。
また、愚痴や文句、疲れたという言葉も脳によい影響は与えません。
人間が悪い感情をもって言葉を発すると相手が傷つくように、言葉は毒をもつ性質があるからです。
そして、悪い言葉を発しているときは、脳内に「ノルアドレナリン」という成分が分泌されます。これが過剰に分泌されることは、
「ヘビの毒にも匹敵する」
と言われるほど。
それが言葉を発した本人を攻撃することになるのです。
ですので、
マイナス発言はほどほどに抑える
できるだけ好きなものに囲まれる環境に身を置く
という工夫をしてみることが大切です。
脳に悪い習慣❷YESマンになる
先生の言うことを100%素直に聞く。
上司の命令は絶対であるから忠実にこなす。
実はこれらは脳に悪い習慣なのです。
自己報酬神経群という脳の細胞があります。
これは、
「自分に対する報酬=ごほうび」
を与えられることによって機能する神経細胞群です。
そして、これが働かなければ、脳は思考力を十分に発揮できず、考えや心、記憶も生まれにくくなります。
脳のパフォーマンスがグッと落ちる状態になるのです。
「自分からやる」という主体性をもって行動しなければ、この自己報酬神経群は機能しません。
ですが、教師や上司に反抗すればよいと言っているのではありません。
100%妄信するのではなく、8割は上の意見を生かしつつ、2割は自分の工夫を織り混ぜるぐらいが丁度よいバランスだといえるでしょう。
逆に、考える材料をしっかりと提供したり、やり方の例示をしたりしつつ、
「自分でまず考えてみなさい」
と言ってくれる教師や上司は、非常に生徒や部下のためを思ってくれている存在です。
是非、その人のことを大切にしてください。
脳に悪い習慣❸「完成」を目指す
脳は、
「できた!」
「完成した!」
と思うと、それ以上は働かなくなるという性質をもっています。
❷で説明した自己報酬神経群は、ごほうびへの期待をモチベーションとします。
「できた」「完成した」と思うことによって報酬が発生した場合は、
「もうこのことは考えなくてもよい」
と自己報酬神経群が判断してしまうのです。
ですので、もし、目標を作って達成したとしても、またすぐ次の目標をつくることが大切です。
小さな目標を立てて達成したら、すぐ次。
そして達成したらすぐ次。
と設定することにより、自己神経報酬群が働き続けるようになります。
また、「改善の法則」という考え方を活用するのも1つです。
「どれだけ自分が完璧だと思う状態をつくっても、必ず改善できる部分が20%はある」
という考え方です。
事実、本当に20%は改善できる部分が必ずあります。
この考え方があれば、「完成した状態はありえない」ことを知っていることになるので、永遠に自己神経報酬群が働き続けるようになるでしょう。
脳に悪い習慣❹スポーツ・絵画などの趣味がない
脳のパフォーマンスを上げるには、日々の中に、絵を描いたり、スポーツをしたりする習慣を取り入れた方がよいことになります。
スポーツをすることも、絵を描くことも、人間の空間認知能を鍛えるのに、とても適しています。
人間の脳は、右脳と左脳があります。
左脳は、言語を司り、コミュニケーションや様々な事務処理を司る存在。
右脳は直感的で、潜在意識とも深くつながっていますし、発想やクリエイティビティを発揮できる存在です。
音楽、絵画、スポーツで使用するのは右脳です。
さらに、前頭葉、頭頂葉、後頭葉、側頭葉など、脳には様々な部位があります。
運動・絵画は、前頭葉や頭頂葉、後頭葉など、より多様な部位を活性化することができます。
また、鉛筆やペンを使って文字を書くということも重要です。
絵画も「書く」という行為も、広く捉えれば運動なのです。
運動は「運動こそが最強」とも呼べる、様々なよい効果を身体にも、メンタルにも、脳にももたらすことが分かっています。
そのことは、また別の形で記事にしていけたらと思います。
脳に悪い習慣❺コツコツ継続する
「え?コツコツと継続することって大事じゃないの?」
と思う人が大多数だと思います。
この言葉は語弊を生むので、言い直すと
「楽しみながら夢中になってやることを毎日のように継続する」
はマルです。
一方で、
「失敗するかもしれないから、コツコツ慎重に積み重ねよう」
という考え方は、脳に悪い習慣となります。
「コツコツ慎重に」という考え方では、常に自分の行動をセーブしている状態になります。
それでは高い集中力を維持し続けることは難しいでしょうし、思い描いていた目標に近づいていくために時間がかかるので、
「これぐらいでいいか」
と妥協してしまうことにつながりやすくなるのです。
自己報酬神経群をよく動かすためには、決断・実行を早くし、達成し向かって一気に駆け上がることが重要です。
noteの中で伸びているアカウントは、短期間で一気に駆け上がっているものや、1つ1つの記事に全力投球をしているものが多いのではないでしょうか。
「出し切る」
ということを継続している人が、脳のリミッターを最大限解除する最強の方法です。
脳に悪い習慣❻自分の意見にこだわる
「YESマンになるのもよくないのに、自分の意見にこだわらないって・・・じゃあ、どうすればいいの?」
と思ってしまった人が、もしかしからいるかもしれませんね。
自分の意見にこだわる=柔軟性がない
というように変換すると分かりやすいかもしれません。
「自分の意見が絶対正しい」
という人は、❸の習慣で述べたように、「自分の意見が完成している」と捉えることと同義になります。
ということは、脳は思考停止状態になってしまうということです。
どのような業界でも、上級者であればあるほど、
「自分が純粋にいいと思ったことは、素直に受け入れ、すぐにそれを実行する」
という特徴を持っています。
また、脳には
「統一・一貫性」
という性質があります。
これは、統一性や一貫性を好む傾向があり、様々な情報を分類・区別し、自分と異なる意見を拒絶する性質を指しています。
この脳の思考が停止する「統一・一貫性」の壁をどれだけ崩すのかが、ポイントです。
そのためには、常に世の中の「当たり前」「常識」と言われていることに対して、疑いをもつことが大切。
疑問点を常に調べて、論理的に考える習慣をもっている人は、自分の意見の整合性も常に客観的な視点をもって分析できるはずです。
脳に悪い習慣❼人をめったに褒めない
❶の習慣で、悪い言葉を発している時は「ノルアドレナリン」というホルモンが分泌され、それが毒性をもっていることを説明しました。
逆に、「褒める」といった、人が気持ちよくなる言葉を使っている場合は、「エンドルフィン」というホルモンが分泌されます。
これは、鎮痛効果があり、幸福感が得られる
「幸せホルモン」
と呼ばれるものです。
人間の脳は、「主語」を認識することができないので、例え相手を褒めていても、その「気持ちがよくなる言葉」は、自分の脳も聞いていることになります。
相手も、自分もハッピーにすることができるのです。
また、これに関連して、「空気を読まない」「共感しない」ということも脳にとってはよい習慣とは言えません。
相手や周囲の状況を想像しないのは、脳の思考停止
相手の気持ちを想像して、共感しないのは、神経細胞の停止
となります。
人間が相互理解するためには、まずは相手との感情の「同時発火」が必要であり、その上でしか思考の「同時発火」は築けません。
この神経細胞が情報を伝えあう中で生じる「発火」によって、脳内の情報をまとめ上げることができるのです。
人生の中で、非常に感動したことは何年経っても忘れないという方は多いはず。
それも、この感情が高まることによる、「神経細胞の情報伝達=発火」によって情報をまとめるが故に、忘れにくいという一面があります。
周囲の人間の感情の機微に気を配り、相手の立場を想像し、相手との相互理解を図ることが、結果的に、自分の脳に栄養を与えているのです。
まとめ
高齢化社会が進むにつれて、認知症が年々問題視されています。
皆さんは、認知症はどのような人たちがなりやすいと思っていますか?
筆者は、「主体的ではない人」、つまり思考を停止している人が認知症になりやすい傾向があるという法則性を、薄々感じ始めています。
身近にいる経営者、個人事業主、退職後もNPOに所属し地域貢献をしている人に、認知症になった人は1人としてまだ出会っていません。
逆に、
周囲の人に合わせすぎるYESマンの人、
能動的に情報を集めない人、
テレビなどの自分から探しにいかなくても情報が得られる媒体を頼りにしている人
に、認知症になる割合が多く発生していると感じています。
それは、思考力や心を作用する「自己報酬神経群」を働かせていないのが一因なのではと疑っているのです。
この記事を読んでくださるような方々は、自ら情報を取得しに行く方々ですので、大丈夫だと思いますが、
受動的にしか活動していない周囲の人たちには、この「脳に悪い7つの習慣」を伝えていく必要があるなと思っています。
皆さんも、自分の周囲にいる大切な人で、「脳に悪い習慣」を行っている人がいたら、そっと助言してあげてほしいと思う次第です。
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「コメント」も残してくださる有難いです!コメントを読んだ方々が、より教育についての知見が深めることができる図書館でありたいと思います。
いつもいつも、最後まで読んでくださり本当にありがとうございます!
明日の記事は
「頭の良さ」は4つの種類に分かれる!あなたはどのタイプに当てはまるか?
です。
自分に適した勉強法・仕事のやり方が分かるような記事にしていけたらと思います。
是非、楽しみにしていてください🎵
皆さんの今日・明日がよき1日でありますように😊
📘今週のLIBRARYのラインナップ📗
(2023.11.6~11.12)
【月曜日】
意外と知らない「1年で異動してしまう先生」の真相と「学校の職員事情」
【火曜日】
《道徳》教科書通りの授業が失敗する理由 子どもに伝えるべき本当の日本人像とは?
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