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あなたが行動できないのは◯◯が足りていないから 95%の注目すべきものとは?

11月が近づき、日に日に肌寒くなってきましたね🥶

季節の変わり目。
自分の身体をいたわっていれば、少しの体調の変化に意識を留めることができます。

皆さんに自身のお身体を大切にしてほしいと思う次第です😊

共育LIBRARYへよくぞおいでくださいました✨

教育、人間、人生など、様々な「知恵」や「情報」などを提供する図書館のような、皆さんがくつろぎ、知的好奇心を満たせる居場所を目指しています😌

共育LIBRARYりょーやん、元教師です。


お試し企画で

「今週のお品書き」

というものを書かせていただきます。

今週記事にする予定のラインナップです。
(10月30日~11月5日)

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【月曜日】
あなたが行動できないのは◯◯が足りていないから 95%の注目すべきものとは?
【火曜日】
note成長記録(題未定)
【水曜日】
《人生論》確信!最も大切なのはこれ!人生を好転させる〇〇〇〇の法則
【木曜日】
諸刃の剣!ADHDの秘奥義「過集中」
【金曜日】
なぜあの人がリーダーだとメンバーが生き生きと動くのか?
【土曜日】
「となりのトトロ」とヤングケアラーの意外な関係性
【日曜日】
うんざり!「足並みを揃える文化」からの脱却!出る杭は打たれるならどうするか?

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あくまで予定ですので、変更があるかもしれませんが、気になるテーマの記事があれば、是非、「フォロー」や「スキ」をしてチェックしてみてください🎵


人が行動するために最も必要なものとは何でしょうか。

行動できる人と行動できない人の違いは何でしょうか。

それは「勇気」です。

人は

「自分には能力がある。自分には価値がある。」

と感じたときに勇気が湧いてきます。

そして、その「自分の力や価値」を感じるためには、できている当たり前の行動に注目することが必要なのです。

このことは全て、「アドラー心理学」の中で述べられています。

この記事では、「できている行動に注目するとは具体的にどのようなことを指すのか」「子どもに寄り添う教育とは何なのか」をアドラー心理学の考え方を通してお伝えできればと思います。

子どもだけではなく、大人の周囲の人間関係にも適応される方法や考え方です。是非、最後までご覧ください。



当たり前に注目するとは?

「当たり前に注目する」を考えるには、逆を考えてみると分かりやすいです。

人間の行動の95%は「できている行動」、5%は「できていない行動」と言われています。

私たちは、ついつい「できていない行動」に目を向けて、そこを非難したり、改善させようとしたりしがちです。

しかし、5%の「できていない行動」に注目し続けたらどうなるのでしょうか。


例えば、子どもを近くのスーパーに連れていっている家庭があるとします。

その家庭の子どもは、人が周りにいる中で、大声を出したり、走り回ったりしてしまう姿が見られます。

そこでお母さんは、

「いい加減にしなさい!」
「走ってはいけません!」

と叱る。

このような家庭の場合は、この「いけないことをする→叱られる」が毎回のパターンになっています。

叱られるのは本来嫌なことです。では、なぜそれを繰り返すのでしょうか。

その答えは、「叱られることでしか注目を集めることができないから」です。

発達の特性上、本人の意思に関わらず上記の行動が出てしまう場合は除きますが、多くの場合、このループに陥っている家庭は、普段の生活の中で子どものよい行動を褒めたり、「ありがとう」を伝えたりする場面が少ないはずです。

お母さんに話しかけても、よい行動をしても、あまり構ってもらえない。注目してもらえない。

ただ、いけない行動をしたら「叱る」という形ではあるけれど注目してもらえる。

だから、子どもはこのような行動をとるようになります。


では、これを逆転したらどうでしょうか。

普段から、

「おはようって言えたね」
「靴が上手にはけたね」
「拾ってくれてありがとう」

など、よい行動や毎日の生活の当たり前のことで、プラスの注目をしていたらどうでしょう。

子どもは無理に悪いことをして、注目を集める必要がなくなります。

よって、スーパーで大声を出してしまっても、

「大きな声を嫌がるお客さんもいるから、静かにお母さんとお話ししようね」

と伝え、静かになったら

「ありがとう」

と伝えていれば、「叱られる」不快な注目よりも、心地よい注目を得られるので、叱られる行動をしなくなっていきます。

このように、子どもが何か特別なことをした場面ではなくても、感謝の気持ちをもって接し、認め、感情を分かち合うことが「当たり前に注目する」ということなのです。


当たり前に注目し続けると?

当たり前に注目することによって、子どもは常に満たされている、安心感を抱いた状態になります。

すると、ありのままの状態でリラックスし、自分の力を発揮できるようになります。

また、常に満たされているので、自然と人の役に立つ、人を助ける行動ができるようになるでしょう。

そして、当たり前に注目し、肯定的な声掛けやストローク(かかわり)をすることは、すなわち「子どものことを信じているサイン」でもあります。

そうやって、自分のことを信じられ、見守られ、且つ、人を助ける行動を重ねていった子どもは、

「自分には能力がある。自分には価値がある。」

と常に勇気をもつことができるようになるのです。

勇気に満ち満ちた状態なら、新しいことにチャレンジし、さらに一回り、二回りと自分を成長させていくことができるでしょう。


子どもに寄り添う姿勢 8つのポイント

ここからは、アドラー心理学における「子どもに寄り添う・勇気を与える心構え」を記していきます。これは、子どもだけではなく、人間関係全てにおいて共通している大切な考え方です。


❶あるもの探しを行う

その子どもが「やっていないこと」に注目するのではなく、「できていること」に注目する。

つまり「当たり前に注目する」ということです。心理学ではこれを「資源(リソース)」と表現します。


❷行為と人格を分ける

子どもが叱られるような行動をしたときも、その行動を止めるように伝えますが、「だからあなたは駄目なんだ」といった言葉のように、存在そのものを否定しないということです。

これは感情的にならず、言葉によって「その行為がなぜいけないのか」を伝えるということでもあります。


❸ありのままを認める

「子どもが存在するだけでうれしい」という気持ちを抱いて接するということです。

言葉にしなくても、相手を見つめる目、表情、仕草からそれは伝わります。

子どもが命をもってこの世に誕生したときは「存在するだけの感動」を抱いていたはず。

存在していることを「当たり前」ではなく「有難い」と捉えるのです。


❹信頼を示す

人間は自分のことを信じている人が一人でもいれば、生きる活力が湧いてきます。そして、「最も信じてほしい人」は、やはり親であるはずです。

「信じているよ」
「あなたなら大丈夫」
「次にがんばればいいじゃない」

そのような「結果に注目するのではなく、子どもがもっている力そのものを信じている姿勢」が、勇気を与えます。


❺長所に注目する

子どもが苦手なことを克服しようとしていることも非常に大切です。

そして、さらに大切だといえるのは、その子どもの長所を伸ばすことです。

長所を伸ばすからこそ、短所が小さく見えたり、短所が逆に魅力になったりします。

親の「長所に注目する」という視点は、そのまま子どもに受け継がれ、自分の長所を生かす子どもに育っていきます。


❻貢献に感謝する

職場の同僚であれば、些細なことでも「やってくれたことに感謝」している人は多いのではないでしょうか。

感謝された相手は、「人の役に立てた」とやりがいを感じ、自信を蓄えていくはずです。

それは、もちろん子どもも同じです。

一緒にいることが長く「当たり前」に感じてしまうことがあっても、「ありがとう」を欠かさない。

そうでなければ、やはり、「心の潤い」が少なくなってしまうでしょう。


❼努力や進歩に貢献する

これは「結果ではなく、過程を褒める・認める」ということです。

非認知能力といわれる「生きる力」を育てる上でも大事な視点です。

人間の価値は、生み出した結果で決まるのではなく、立ち向かっていく姿勢で決まることを伝える。

そうすれば、何事も立ち向かうときに、心の底から勇気が湧いてくるはずです。


❽悩みに寄り添う

これは「ただそこに一緒にいる」ことを大切にする考え方です。

子どもがよろこんでいたら、共によろこぶ。
子どもが涙を流していたら、共に流す。

相手をどうにかしようとするのではなく、ただただ、感情と時間を共有するのです。

その「慈愛に満ちた」ともいえる姿勢が、子どもを強くしていきます。


まとめ

みなさんが行動する勇気が湧いてきたのは、どのような時だったでしょうか。

きっと、

「自分ならできる」と思えた時。

職場や周りの仲間たちから信頼されているのが分かった時。

なのではないでしょうか。

それは子どもも同じだと思います。

「当たり前」の反対は「有難い」だと言われます。

毎日ご飯を食べられる。
毎日安心して眠ることができる場所がある。

これらのことを「当たり前」と捉えてしまうほど、寂しいものはありません。

「よく考えてみれば毎日ご飯にありつけるって本当に有難いことだな」

と、「当たり前にあるもの」を「有ることが難しい」ことだと感じることができれば人生の幸福度は増していきます。

その気持ちを子どもにも向けることができれば、子どもはすくすくと育っていき、きっと子どもと過ごす日々が満ち足りたものに近づいていくはずです。

子育ての魔法の言葉は

「ありがとう」
「信じているよ」
「あなたなら大丈夫」

です。

子どもを信じ、子どもに勇気を与える教育が、1つでも多くの家庭に広まっていくことを願っています。

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いつもいつも、最後まで読んでくださり本当にありがとうございます!

明日の記事は

「noteの成長記録」

です。

キリのよい数字にならなければ、記事の順番は変更しますが、気になる方は、是非、共育LIBRARYにおいでください🎵

皆さんの今日・明日がよき1日でありますように😊


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