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【日記】12月4日〜12月10日

12月4日
今年最後の6連勤初日。
携帯端末で翌日の出荷量を見ても何も感じなくなってきた。以前は出荷量にも波があったけれど今はずっと高止まりしている。

昼休みに先輩から休職中の上司がこのまま退職することになったと知らされる。たとえ戻って来ても自分がいる部署には戻れないと思っていたし、こちらとしてもどう接すれば良いのか分からないなと困っていた。ただ様々なことをやりっ放しで退職されるのでそこは何ともやり切れない気持ちが残る。
また今の状態が年明け以降もずっと続くことが決まったので、自分が主催するイベントの再開計画を一旦全て取り止めることにした。

事務所の混乱に巻き込まれる形で2時間近い残業。もう終わりの時間を見ても驚かない。

夜、デヴィッド・ボウイ「ロジャー」を聴く。

12月5日
どんより曇り空の火曜日。
吐く息も白く、たまりかねた派遣さんが春に2階に上げたジェットヒーターを引っ張り出して来た。無骨ながらも頼もしいジェットヒーターを目にして冬がやって来たことを実感。

昼休みが終わって自分の部署に戻ると所長がいたので挨拶するも無視、ところがすぐ後に現れた事務所の人にはにこやかに「お疲れさま〜」と挨拶していて少々ムッとする。

最近の作業量からすると比較的落ち着いていて1時間強の残業で終わる。退勤する前に先輩に昼間の出来事を報告した。

人の訃報を自分を良く見せるために利用する人は最低だなとSNSを見ながら思う帰り道。

夜、高橋幸宏「...only when I laugh」を聴く。

12月6日
一転して暖かい日。
引き続きこれまでと比べれば落ち着いた作業量。が、翌日にはかなりの大物がふたつあるらしく今から身構える。
さらに新しい派遣さんは来週には入社との知らせ。まずはちゃんと入社日に来てくれることを願うのみ。

残業時間中にまたしてもしゃぶしゃぶの話になり、「しゃぶしゃぶの漬けダレはポン酢と胡麻だれを混ぜる派」と言う事務所のベテランさんが槍玉に上がる。「あたしの食べ方をそんなに広めないでええ!!」と叫ぶもあとの祭り。派遣さんの「食べ物で遊ぶなー!」という謎の叫びが響き渡った。そんな人懐っこいベテランさんも今月で退職する。

夜、ブライアン・イーノ「アナザー・グリーン・ワールド」を聴く。

12月7日
朝、新しい配送担当さんを見かける。50歳。かなり力持ちのような見た目は頼もしいけれど、若干心配な面もあるのでしばらくは様子見。

夕方になって営業さんの1人がコロナに罹ってしまったとの知らせ。まだまだ油断出来ない状態は続く。

大量の商品に埋もれつつも約1時間の残業で終わる。終わってからもう1人の営業さんと愚痴を言い合うひと時。
自分が入社した時、彼は新卒2年目でまだ同じ作業をする立場にいた。程なくして営業担当となり、そこから少しずつ成長していく姿を見て自分も頑張ろうと思える。若いけれど頼りになる存在だ。

12月8日
来年にならないと捌けない商品がどっさり届く。「これが噂の所長による大量買いか…」と目を丸くしているとさらに追加の商品が届く。そんな中、来週から作業工程が一つ増えることが知らされる。慣れるまでには時間がかかりそう。

明日は土曜日出勤、しかも残業時間になると手伝いに来てくれる方も出勤なので月曜日分の準備は最低限にして早く帰る作戦。いつもより2時間早く乗り換え駅に着いたら何だか人だらけだなと思った。

帰り道に近所のレコード店で取り置いていたXTCとビル・エヴァンスのレコードを受け取ってから帰宅。夕食は冷凍していた豚バラ肉を解凍してまたしても一人しゃぶしゃぶ。

12月9日
今年最後の土曜日出勤。
午前中かけて2人がかりで月曜日分をやり切る。
昼休みに別部署の方々と食べに行ったお店ではとっても可愛い店員さんが迎えてくれてみんなでほっこり。

犬はちょっと苦手だけどこの子は瞳が可愛くて好き

午後はひたすら倉庫整理。普段慌ただしくて出来ないからガッツリやる。気持ち悪いくらいにずらりと並んだ空のカゴ車達を見て充足感に包まれる。

ちなみに来年最初の土曜出勤日は事務所の新卒さんが初めて一人きりで土曜業務を担当する日。
「来月の土曜出勤は私と一緒の日にしませんか?めちゃくちゃ頼りになるからいてくれるだけで安心するんで!」といった新卒さんの言葉にまんまとのせられて同じ日に出勤することにしたけど、果たして大丈夫なのか。

夜、ロバート・フリップ&ブライアン・イーノ「ノープッシィフッティング」を聴く。万華鏡のような音世界に酔う。

12月10日
朝から今年最後のマッサージへ。いつもお願いしているマッサージ師さんの大谷翔平愛にビビる。
終わって電車で隣町へ行く。腕時計を探すも特にめぼしいものもなく、買い物だけする。
立ち寄ったスーパーマーケットの一角に大量の新作カップラーメンが陳列されているのを見かける。最近めっきり食べなくなったものの一つがカップラーメン。なので知らない種類が数多く増えていることに驚きつつも特に食べたいとも思わなかった。

帰宅してからブライアン・イーノ「A YEAR」を読み始める。1995年の1年間にイーノが書き留めた約500ページの日記とエッセイ。ちょうどデヴィッド・ボウイと「アウトサイド」を製作していた時期なのでイーノは当時何を考えていたのか、そしてどんな文章で日記を綴っているのか気になって購入した。大好きな「ディスクリート・ミュージック」を聴きながら読む。

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