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【日記】10月23日〜10月29日

10月23日
なんとなく先週からノンストップで出勤しているような感覚で迎えた月曜日。
派遣さんのウザ絡みはさらに加速して後輩は昼休みになる頃には疲れ果てていた。

比較的穏やかな日。短めの残業で終わる。

夜、THE BOOM「LOVIBE」を聴く。

10月24日
昼まで割とゆっくり、夕方にかけて多忙、残業時間に超多忙という最低の流れ。
残業が終わって課長と簡単な打ち合わせをした際にこれからさらに忙しくなるだろうということ、来年の春までに増員出来ないとかなりマズイという話を聞く。我々が行くのは破滅の道なのか。それとも。

夜、デヴィッド・ボウイ「郊外のブッダ」を聴く。

10月25日
通勤時間に毎日使っているバッグのジッパーが壊れてしまい少々焦る。
朝から大量の商品が届く。あっという間に物で溢れ返る。さらに翌日の準備もたっぷり。優先順位を付けてひたすら作業する。
途中で後輩がウザ絡みに耐えかねて自分の部署までやって来る。話を聞くだけでうんざりするから本人のストレスは半端無い。

夕方から若干慌ただしくなるも予想より短い残業で終わる。

夜、「相棒」第2話を見る。
面白かったけれど「初回2時間スペシャル」には出来ないのだろうかと毎年思う。

10月26日
週も後半、いよいよバテ気味。
来週月曜日に大量の商品を出す案件があり、そのデータがいつ飛ぶのかをいつもの"テロリスト"というあだ名の事務員に確認したところ「今日中には」との回答。
程なくしてまず半分のデータが届くも肝心のもう半分がいつまでも来ない。手元の端末を見ると足りない商品があるようで、それが入荷するまでデータは来ないはず。が、それについての報告もない。報告・連絡・相談が出来ないのは非常に困る。そして憤る。なので帰り際に営業さんへ報告を入れる。

10月27日
月末もあって引き続き慌ただしい金曜日。
夕方、とある事業者の方が引き取りに来た商品が注文したものと違うと言われたので、担当したテロリストを呼ぶもいつまで経っても事務所から出てこない。どうやらやりかけの仕事を片付けつつ注文書を探している様子。結局5分くらい待たせた後に事務所から出てきた。
こういう時はまず待たせているお客さんの元に素早く行って「大変申し訳ありません。ただいまお調べいたしますので、少々お待ちください」などと言うべきなのではないか、と憤りながら頭を抱えてしまった。頭を抱える自分の姿を見た後輩は苦笑いするしかない。

派遣さんのテンパリもいよいよ限界点近くなり雰囲気も最悪に悪いまま残業時間に突入。
夜も更けて別部署の人達がみんな退勤して自分の部署だけが取り残されるような形になる。冬の匂いがする夜風に吹かれながら長い残業時間を過ごす。散々な金曜日になってしまった。

夜、デヴィッド・ボウイ「ザ・ネクスト・デイ・エキストラ」を聴く。

10月28日
ゆっくり起きて朝から小杉之子「君がいっぱい②」を読む。THE BOOMについての本。先日1巻目を久しぶりに読んで続きが改めて読みたくなり、残りの2巻をマーケットプレイスで注文していた。
2巻はサードアルバム「JAPANESKA」リリース時期から始まる。出会った頃から月日は経ち、メンバーとの距離感やファンに対する見方も変わっていく。20代半ばに差し掛かった著者自身の繊細な心象風景も散りばめられたドキュメント。

夕方まで家で過ごしてから電車に乗って移動。
カタカナのライヴを見に吉祥寺へ。
4ヶ月ぶりのライヴということで期待値が上がるなか、カタカナらしさとこれまでにない新しさがミックスされた新曲が登場。まさに"初演"って言葉が相応しい演奏の先に新曲が持つ無限の可能性が見えた。4人は4人のやり方で東京を揺らす音楽をこれからも作り出していく。

今年のカタカナのライヴはおそらくこれで最後。でも新曲を聴きながら来年もカタカナが鳴らす音楽に驚かせてもらえるんだという期待が高まった。これから真っさらな未知の世界に4人はどんな色を使ってどんな世界を描いていくのか。今から楽しみ。

終わってメンバーさんと久しぶりに沢山お話し出来た。わあわあお喋りして笑っていたら心にまとわりついていた汚れが取れたみたい。

夜、THE BOOM「Pick me up」DVDを見る。

10月29日
朝から小杉之子「君がいっぱい③」を読む。
冒頭に前巻で触れられなかったベーシスト山川浩正氏との交際についての告白が置かれ、THE BOOMの活動だけでなく著者自身やメンバーそれぞれが結婚していく場面が出て来る。ちょうど宮沢氷魚さんが産まれた時期でもある。
残念ながらこの「君がいっぱい」シリーズの4巻目が出ることはなく、THE BOOMというバンドも、彼らを愛した佐藤剛氏も今はもういない。

そういえば昨夜カタカナのタイシン君と久しぶりに話をしながら
「コロナ禍の影響でライヴが無くなったことで、多くの人が"別にライヴが無くても良いんだ"ってことに気づいてしまったような気がする。だからそういう現状のなかでは以前のように出来ないこともあるけど、変わらず自分達なりに表現することを続けていけばきっと大きな力と新しい流れが生まれると思っています」
そんなことをタイシン君が話してくれて思わずハッとなった。「君がいっぱい」を読みながらコロナ禍を経た現在に当てはめて色々と考えていたら彼の意見と似たようなことが心に浮かんだからだ。

THE BOOMがいた頃と今では音楽も音楽の聴かれ方も多様化して変わったけれど、結局バンドの核になるのは"表現したい"というシンプルながら確固たる意志なのだろう。その辺りが脆弱なバンドはこれから淘汰されていくと思う。

午後、買い出しに出かける。古着屋で通勤用のバッグを買う。
秋から冬に移り変わる今の季節は陽射しはあるのに空気感が冷たくなってて街を歩いていると何だか妙に切ない。

夜、一人しゃぶしゃぶパーティーを開催しつつ録り溜めていた「水曜どうでしょう」の新作全話をブルーレイ・ディスクに焼いたものを見る。

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