【今日の短歌】あの頃のわたしにメール「音楽も詩もやってるし わりと幸せ」

今日、京都駅ビルで
高校生の吹奏楽イベントをやっていた
彼ら彼女らを見ながら
ふと思い出す

こんなわたしにも
吹奏楽に打ち込んだ健気でかわいい
女子高生時代があったわけで…
いやいやいや   笑うなー！笑
かわいかったってことで   ええやん！笑

高３になるとクラスメートが将来を見据え
着々と進学先を決めていった

え？マジ？みんなちゃんと考えてる（焦）

将来がまったく描けなかったわたしは
一人ぽつんと取り残された気分に
なったものだ

あれから数十年
思い描いた未来の姿とは
少し違う気もするけど
概ね  満足している

やりたかった仕事に就けたし
今はまた違う分野の仕事にも
挑戦する機会を得た
よい出逢いに恵まれ
私生活も充実している

あの頃のわたしに伝えたい
「大丈夫だから   胸を張って！
そして迷うことも   楽しんで」

あなたはその志望校に受かってるし
憧れていた仕事にも就けている
相変わらず心配性だし
うじうじするのは変わってない

でもじぶんの性格とうまく折り合いを
つけられるようになったかな

吹奏楽はやってないけど
独学でウクレレ弾いてるし
年甲斐もなく
あいみょんを唄って泣いてるし

ことわざ通り
禍福はだいたい交互にやってくる
凪のあとには  荒波が押し寄せる

でもそれがつらければつらいほど
（もはやこれは執念？）ぜったいに
短歌にしてやるぞ、と！

そんな未来を生きてるよ
だから安心して2024年まで歩いておいでね
高校生のわたしへ

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