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AIに漫画を描かせたら、Xがバズって1,400万インプレッション獲得した話。

びっくりしました。


昨日、AIで作った漫画をXに投稿したんです。



最近、たまに投稿している『漫画で学ぶ転職活動』シリーズの新作です。


めちゃくちゃバズりました。

いいねの数以上に、ブックマーク数やインプレッションが物凄くて、一晩でXのフォロワーが3,000人以上増えました。



今回の漫画のテーマは「未経験転職でキャリアチェンジ」。

簡単に言うと、「未経験の転職であっても何とか上手く経歴を言語化して、少しでも経験者として見られる努力をすべき」という話です。


これ、別にそんなに内容的にすごい話ではないですし、過去にも同じような話はXやnoteなどでも何度か投稿しています。

そのときは全然バズる気配なんてなかったのに、同じ内容を漫画にした瞬間、あっという間にインプレッションが伸びるので、やっぱり漫画の力ってすごいですね。





まったく同じ内容でも、「どう伝えるか」って大事だなーと、染み染み思いました。

まさに、今回の漫画で表現した「まったく同じ仕事の経験でも、どこを切り取ってどんな言葉で言語化するかによって、面接官からの評価や印象はガラッと変わる」というのと同じ現象が、このXのポストの中でも起きています。


今回、未経験転職に対する賛否両論のリプライや引用ポストだけでなく、「絵が下手くそ」「ネームがちゃんと書けてない」「構図がおかしい」など、漫画ガチ勢からの漫画批評もたくさん来たのは、流石に笑いました。

この漫画、ネーム(下書き)なんて書いてないので、構図もクソもないのに。


むしろ、漫画の勉強を1秒もしていない私が適当に感覚だけで作ったものが、ちゃんと「漫画」と認識されて批評されてるのがすごいな、と思いました。

もちろん、「すごい」というのは私の話ではなく、AIのことですよ。





ちなみに、このAIで制作した漫画のXポスト、公開から24時間で1,500万回近く表示されていて、なんと冨樫義博先生のX投稿よりもインプレッションが多く……

ん?? ということは……??

と思って軽く調べてみたら、たぶん、2024年5月20日にXプラットフォーム上で日本で一番読まれた漫画作品が、私のものでした。
(間違ってるかもしれないので、もし私よりインプレッション多い漫画のX投稿が同じ日にあったら教えてください。私は見つけられませんでした)


もちろん、単なる瞬間最大風速でしかないのだけれど、ほんの短時間の一つのSNS上の話であれ、日本で一番読まれている漫画を作ったのが漫画家ではなく、それどころか、絵の勉強も漫画制作の勉強も一切していない、1冊の教材さえ読んでいない、読むつもりさえない私、というのは、なかなか面白い話だと感じました。





まあ、こんなものは「漫画」でさえなく、ド素人が真似して作った「漫画っぽいもの」でしかないのですが、それを多くの人が当然のように「漫画」と認識して議論のネタにしている光景がなかなか新鮮でした。

普通、ド素人の一般人が家庭で作った料理に対して、プロの料理人がお店で出してる料理と同じ基準であーだこーだと味付けやら食感やら文句は言わないでしょ? って話。

「構図がおかしい」みたいな議論が成立してるのが面白いな、と感じました。


ちなみに、プロの漫画家の方々は、1ページの原稿を描くのに10時間以上など平気でかけるそうなのですが、私の制作時間は1ページあたり10分くらいです。
構想を練る時間もゼロで、適当に作りながら考えてますし、ネームは存在しません。


実際、あの漫画は、昨日ちょっと早起きして時間があったので、パジャマ姿のままコーヒーを飲みながら、仕事前の2時間くらいの暇つぶしで作っただけのものです。それを、昼の12時くらいにXに投稿しました。

当日の朝6時の時点では、何の話を漫画にするかさえ決まっていなかった、というか、漫画を作るかどうかさえ決まっていなかったのが、8時半くらいにはもう13ページ完成していて、その日の午後にはXでバズっています。


これ、既存の漫画とは完全に別物ですよね。
比較するのがおかしいです。


というか、「これは私が描いた漫画です。私の作品です」と堂々と言ってしまったら、本気で漫画を作っている人たちに対してめちゃくちゃ失礼に当たると思うので、私はそんな風には言えません。

これを漫画だとは、私は思っていません。ただの「漫画っぽいもの」です。


しかし、AIが持つ力ってすごいなぁ… と、あらためて思いました。

この「漫画っぽいもの」さえ、ほんの1年前には私にはどう頑張っても作れなかったのが、今や、適当に感覚だけで、文字通り「朝飯前」に作れてしまうのだから。





それでは、今日はこの辺で。

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