見出し画像

<第33回> 「社外では通用しない経験」を見分ける方法はありますか?


こんにちは、安斎響市です。


今日いただいた質問は、

どんな会社(パワハラなどはNG)でも、何かしら経験は積めると思いますか? 「ここにいても何にもならない」という判断基準があると思いますか?

 というものです。


※この週刊連載:安斎響市の「転職相談室」(毎週土曜日更新)は、マシュマロというツールで募集した匿名の質問に対して、安斎響市が、徹底的に真面目に答えていくという企画です。

かなり込み入った質問や、人生相談のような投稿も多く、Twitterで140文字だけの回答だと私の意見を説明しきれないため、毎週1問、このnote記事で徹底解説していきます。

質問の投稿は、こちらから


とても良い質問だと思います。

確かに、世の中には、こんな仕事をしていても自分にとって何のキャリアにもならない、という職場は存在します。

残念ですが、それが事実です。


例えばそれが、社会人最初の新卒入社3年以内であれば、どんな仕事であっても、何かしら学べることは「必ずある」と、私は思います。

仮に、酷い環境の職場だったとしても、それを反面教師にして、なぜその会社はそんなに酷い状況になってしまったのか? どうやったら改善できるのか? などを考えることはできます。

自分一人の力で職場を変えられないとしても、それを考えることが成長につながります。新卒最初の1~2年くらいは、自分の姿勢次第で日々学ぶことは可能です。(ただし、元々の質問にもあったように、悪質なパワハラ体質の会社は除きます。度を超えたブラック企業は、成長がどうとか以前の問題です)



詳しくは、以前の記事に書いているので、そちらを読んでください。




一方で、数年働いて、社会人としての基礎を身に付けた後だと、どんな仕事でも成長できるというわけではありませんし、その職場で働き続けると自分自身の「市場価値」がガタガタに落ちていく懸念がある、という場合も確かにあります。


今日は、「自分のキャリアを確実に傷つけてしまう仕事」を見分ける基準①~③を紹介します。

言い換えると、「社外では通用しない無駄な経験」とは、どのようなものか? ということです。

ここから先は

2,108字
この記事のみ ¥ 300

サポートいただいたお金で「餃子とビール」を購入させていただき、今後の執筆活動に役立てたいと思います。安斎に一杯おごりたい方は、ぜひサポートをお願いいたします。