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ChatGPTで転職活動を加速させる方法


こんにちは、安斎響市です。

今日は、今流行りのChatGPTをいかに上手く使って転職活動に役立てるか、という記事です。

ChatGPTを転職活動に使ってみよう


一応念のため、ChatGPTって何? という話を最初に書いておきます。

ChatGPT(チャットGPT)とは、OpenAIというサンフランシスコの会社が開発したAI(人工知能)チャットボットで、要は、チャット形式でロボットと会話ができるのですが、とにかく何でも答えてくれるのと、そのあまりの精度の高さが世界的に評価され、今や誰もがその動向に注目しています。


3月末には、OpenAI社のCEO サム・アルトマン氏が来日し、岸田総理と面会したと報じられ、話題になりましたね。


OpenAI社にはMicrosoftが大々的に出資しており、ワードやエクセル、パワーポイントなどにも今後、OpenAI社のAIが搭載されることが発表されています。



例えば、「こういう日程で出張行ってきたから、出張報告書をA4用紙2枚くらいでまとめておいて」と頼んだら、1分くらいで本当に出張報告書を書いてくれます。

「こういう内容のメールを送りたいんだけど、書くの面倒だから、できるだけ丁寧な言葉遣いで失礼のないように、メールの文面作って」と言ったら、30秒で書いてくれます。「英語で書いて」と頼めば、ほぼ完璧な英語で書いてくれます。

今日時点で、無料版でもこのくらいは余裕でできますし、将来的には、エクセルのグラフやパワポのスライドをAIがいい感じに調整して作ってくれたり、寝ている間に海外現地の情報を集めて朝までに分かりやすくレポートを書いてくれたり、という世界は普通に実現するでしょう。

それどころか、ChatGPTがコードを書いてくれるのでITエンジニアの仕事は無くなる、みたいな話もほぼ見えてきています。


このように何でもできてしまう天才・ChatGPT君に、転職活動を手伝ってもらうとしたら、どのように使うのがベストなのか? というのが今日の本題です。


転職活動で、ChatGPTに聞くべきベストな質問


ChatGPTは最近何かと話題なので、Twitterなどで同じように「ChatGPTを使って転職活動!」的なことを発信している人もちょこちょこ見かけたのですが……

  • 志望動機のたたき台をChatGPTに作ってもらう

  • 自己分析の深掘りをChatGPTに手伝ってもらう

  • 自分の職歴をどう伝えるか、自己PR内容の整理をChatGPTにまとめてもらう

みたいなのばっかりで、全然ダメそうでした。


はっきり言いますが、全然センスがないです。

そんな使い方では、転職活動には、まったくプラスになりません。


「志望動機や自己PRをChatGPTに考えてもらう」のは、完全にNGです。たたき台であってもNGです。そんなことをしても、誰でも書けるような一般的で当たり障りのない文章しか出てきません。

やってみたらすぐ分かります。何となく、それっぽい志望動機とかはササッと作ってくれそうですが、そんなハリボテみたいな薄っぺらい志望動機で内定が出るのは、よほど面接官のレベルが低いショボい企業だけだと思います。



「自己分析をChatGPTと一緒に考える」というのも、正直言って、あまり現実的ではないです。

自分自身の話なのに、AIに丸投げして答えを出してもらっちゃダメでしょ。

ChatGPTは基本的にインターネット上に転がってる情報からしか答えられないので、「自己分析」を手伝ってもらっても、肝心の自分独自のオリジナリティがまったく出てきません。なんとなく、それっぽい表面的なことしか言ってくれないので、あまり意味がないです。

自己分析は、自分でやりましょう。



じゃあ、ChatGPTはどう使うべきか?



ズバリ、答えましょう。
この先に、プロンプト(ChatGPTへの指示文)も載せておきます。


つまり、この記事に書いてある質問文をコピペして、ちょっと自分の状況に合わせて調整してChatGPTに投げれば、あなたの転職活動の成功率は上がります。


そういう上手い使い方があります。


ChatGPTのような大規模言語モデルって、プロンプト(指示文)がすべてで、AIへの質問の仕方が間違っているとまったく役に立たないので、注意してください。

「ChatGPTは役に立たない」と言ってる人、普通に、その人自身が使いこなせてないだけです。



転職活動において、ChatGPTを有効活用するためにベストな方法は何かというと、

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