【もう、新卒採用、病めるので、やめます、、、】
「、、、何か、手はないの?」
『はぁ、、、
そうは言っても、先方の意向がありますので』
「だから、その、先方の意向、どうにかならないの?」
『、、、なりませんね。
そもそも、魅力がないんですよね、御社は』
「、、、ハッキリ、言うね」
『言わずもがな、なんで。
それに、ご自身で、お気づきなのは、分かってますので』
「ふーん。
アンタ、面白いね。面白くて、嫌味だな」
『後半の部分は、あまり言われたコトはナイですね』
「言わないだけ、だな」
「仰る通りです。
面白い、は殆ど、求められてませんので。
それに、、、』
「それに?』
『むしろ、面白い、は避けられますね、皆さん』
「、、、面白いを避ける?」
『面白くちゃいけない、と決めつけてるんですね。
新卒採用は特に、ちゃんとしなきゃ、と』
「そうだなぁ、、、
もうさ、無理だよね、ウチは」
『そうですね。
何回も伺って、まだ、ほんとうの答えを聴けてないんですが、、、
何故、新卒採用をしてるんですか?』
「、、、だから、会社を背負ってくれる、そんな人材を確保したいんだよ。
まだ分からないの?」
『、、、まだ、答えてくれないんですか?
それとも、隠してるんですか?
あるいは、、、
バカ、なのかな⁉️』
「口が過ぎるね、もう、出てけよ‼️」
『、、、小学生じゃないんだから。
そんなだから、誰も、残らないし、入らない。
背負えないんですよ、アナタのような社長がいるし。
一緒になんて、働きたくないから』
「、、、だよな」
「でしょ。
分かってるんですよね、自分で。
新卒、もう止めましょ』
「、、、止める、か。
それしかないかな?」
『というか、無駄だし、意味ないですよ』
「でもさ、やっぱり新卒の、大学を出たばかりのわか...」
『使えないんですよ、そんな奴ら‼️』
「、、、言うねぇ」
『実際、社会に出てないヒト、使えませんよ。
使える奴は既に起業したり、こんな小さな会社に入りません。
給料が違います』
「、、、そう、かな」
『三井住友銀行が新卒の給与を5万円、上げるニュースがありました。
払えますか?』
「払えないよ」
『ですよね。
でもね、そういうコトじゃないんですよ』
「そういう、って、どういう?」
『育てられますか⁉️』
「育てる?」
『そう。
この会社に、何も知らない新人を育てる余裕がありますか⁉️』
「、、、ない」
『そのスキルも能力も、社長、アナタに無いじゃないですか』
「、、、ヤル気も、ね。
なんつって⁉️」
『、、、』
「、、、」
『、、、笑えないし、藁も掴めない】
「、、、」
『だから、新卒なんて、もう採用しない。
他所で育てて貰った人材を、雇う。
それでイイんですよ。
それなりに社会を学んで、、、苦しんで、そしたら、自分理解なんて、簡単ですよ』
「自分のコト?」
『そうですよ。
僕なんて、就職活動もしてないし、有名な大学を出て、バイト君ですよ。
時給950円で、小田急線の新宿駅売店の倉庫で働いてましたよ。
もうセブンイレブンになってますけど、昔は、OXショップという、、、キオスク?
JRではまだキオスクって呼ぶんですかね?
まぁイイや。小さい駅構内の売店に、商品を運んだり、倉庫に入ってるペットボトルとか缶コーヒーを、冷蔵庫から出したり、積んだり。
それが実は楽しかったし、別に困ってなかった。
でも、、、』
「でも?
何だよ」
「話が脱線しましたね。
とにかく、新卒なんて、もう諦めましょう」
『憧れ、かな?』
「あこがれ?」
『そうだよ。
新卒のスタッフが入るような会社にする。
それが起業した時の、想いだよ。
俺も、新卒で失敗してるから』
『失敗?
そんなの、失敗ですか?
失敗なら、何で今、社長やれてるんですか?』
「、、、その後、出会いがあったり、出逢いがあったり、出遭いがあったり」
『そうですよ。であい、ですよ。
この会社に、であう奴、いつか、であいますよ』
「いるかなぁ、、、」
『いなかったら、それはそれ。
起業の時のオモイ?
重い想いだなぁ。
そんなの早く、捨てて、軽くなりましょ』
「重荷、、、なのかもな⁉️」
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