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【英語学習も、ダイエットも、最重要は方法ではなく、究極的関心】


今回は「継続力」についてのお話をします。

こんな方に特に読んでもらいたい内容となっています。

・自分自身を成長させたいと考える方

・誰かの成長や教育に関心のある方



先日からお伝えしている通り、

英語学習には大変な時間と労力がかかるとお話ししてきました。

学習を継続することが求められるということです。


また、誰もが人生で一度は考えたことがあるであろう

ダイエットにしても同じことが言えます。

継続しなければ成果が出ませんでしたよね。

そして、結果、多くの方がリバウンドしてきたわけですよね。



だから、英語学習にしてもダイエットにしても

継続出来る彼らと継続出来ない私とは何が違うんだろう?

と疑問を感じ、最善の学習方法やダイエット方法を吟味したのではないでしょうか?

そして見つけた方法に挑戦して、それでも尚失敗してきたのではないでしょうか?

そして最終的にこう結論付けたのではないでしょうか?


「彼らと私では”継続力”が違う」



しかし、その考え方は全くの間違いだと私は考えています。

彼らが特質して高い継続力を持っているから、成し遂げられたわけでは無いんです。


だから今日は、そんな「継続力」についてお話したいと思います。

これを読むことで、皆さんの学習やダイエットの手助けになればと思い綴ります。



誤った「継続力」という概念

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日本には昔から、

「やり始めた事は投げ出さずにやる。多少辛くても辛抱して続ける。」

という”我慢して続けなければいけない”感覚が、美学としてありますよね。


・学校の部活動に入部したら、卒業まで”頑張って”やり切ろう

・会社に入社したら、数年間は”辛抱して”続よう

そんな風に思った、あるいは言われた経験がある方は少なくないと思います。



だからいつしか、私たち日本人にとって

続けることは辛いことが伴う”というイメージが確立されたのだと思います。


だから結果として、継続することは

「ある人にとっては出来ることで、ある人にとっては出来ないこと」

と考えるようになりました。

つまり

「ある人には継続する”能力”や”才能”が有る、ある人には無い」という

「継続力」の概念が現れたんです。



しかし、私は継続”力”なんて物は存在しないと思っています。


イチローさんも、本田圭佑さんも、八村塁さんも

等しく、継続力なんて物は持ち合わせていないと思ってます。

※私は彼らを尊敬しています。忍耐力は尋常ではないと思ってます笑



では、何が地道な努力を可能にしているのか?

「究極的関心」です。



究極的関心「人生で成し遂げたい事」

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「究極的関心」とは心理学の世界で使われる言葉ですが、

簡単に言い表すと「最も重要な目標」のことです。

つまり、「人生において何を成し遂げたいか」という人生哲学です。



イチローさんは、卒業文集に「夢はプロ野球選手になること」と記していた通り幼き頃から野球界のトップとなることをイメージし、信じていたんだと思います。

そんな彼にとって、練習が続けなければいけない事だったんでしょうか?

彼のインタビューの様子などを見ても、違うことが良く分かりますね。

自分の夢に近づくためには、「”手段”として練習をする事が当たり前」だと言わんとしている彼を何度も見ました。


本田圭佑さんも八村塁さんも同様ですよね。

インタビューで「これだけ練習して凄いでしょ?」という姿見たことありますか?

いつでも「これだけハードな練習をするのは当たり前」と話していると思います。


だから、傍から見たら「それだけ継続して取り組んで凄い」と思うようなことでも、本人にとっては目標達成のために”当たり前”に取り組むことなんです。



(ちなみに人生哲学と書くと仰々しく聞こえますが、内容は人それぞれ全く異なって良いですからね。私は「尊敬されるような父になる」ですから。)



他の記事でも、

大変多くの時間を英語学習に費やしてきた方々の話をしてきました。

彼らにとっても同様で、英語を習得することがそれ自体が

究極的関心、つまり「最も重要な目標」だったということ。

あるいはそれに付随する如何しても達成しなければならない中間目標だったということです。


だから、彼らが継続力があるから英語学習を続けられたわけでは決してないということです。

そして今まで自分が何かに挫折したのは、自分に継続力が無いからではないということです。



Do or Do

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だからもし今、英語学習にしても、ダイエットにしても

継続に関して悩んでいる場合はまずは自分の心の中を覗いてみてください。

そして今一度、「人生において何を成し遂げたいか」を考えてみてください。


そして、もしそれが自分の最重要目標を達成するために必要な手段なら、ただ”やる”だけです。

※その手段が最適かどうかを適宜再考することは重要。「努力をしない努力」も忘れない。


もし自分の最重要目標に関連もしてないのに、世間的にやっておいた方が良いことに取り組んでいるとしたら、辞めた方が良いと思います。

”継続力が無い”という言い訳をして、どんどん継続力が無いという虚像のセルフイメージをより大きくするだけですから。



自分が人生がやり遂げたいと感じる、最もワクワクすること

それに直接関連することだけに大切な時間を使いましょう☝️

※大きな目標を達成するために、何かに地道に取り組む事は苦悩も伴うので、ただ単に楽しい事に取り組むべきと言っているわけではありません。


以上、「継続力は存在しない」というお話でした。

まず真剣に自分自身と向き合い、自分が成し遂げたい事があるなら

ひと時の辛さに負けて、”継続力が無い”という言い訳をするのではなく

しんどくても、ゆっくりでも良いので、地道に進んで行きましょう。


また継続が出来ないというお悩みの友人やお子さんがいたら

それが如何してもやりたいことかどうか一緒に考えてあげてみてください。

きっと力になってあげられるはずです。


ここまで読んで頂きありがとうございました。


ちなみに今回の学びはこちらの著書から得ています。是非読んでみてください。


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