【1分で読める心理学:『バイアス』が創造性と新しいチャレンジを阻む】
こんにちは(o・ω・o)カエルです。
人が1分で読める文字数は約600文字
今回は人の『挑戦』を阻む心理効果について。
なぜ私たちは新しい挑戦が苦手で、創造的なアイデアを生み出すのが困難なのか。
(蛙・ω・)<ゆっくり知っていってね。
■先ずはこの論文の概要を読んでくれ
□要点
・新規性の高いアイデアは不確実性が高い。だから新規性より実用性の高いアイデアが採用・評価される傾向にある
・ 不確実性を減らしたい人ほど、創造性にネガティブなイメージを持ちやすい。だから創造性なアイデアを低く評価する
・独創的なアイデアを新しく生み出すということより、独創性を認識し、受け入れる後押しをした方が効果的かもしれない
要約すると、
✅失敗するリスクを無意識に想像してしまい、新しいアイデアや新しい挑戦を忌避してしまう
という話。
■『現状維持バイアス』と『プロスペクト理論』
□現状維持バイアス
・経験していない事・よく知らない事・不確実なことに不安を感じる
・慣例的な選択肢がある場合、変更が可能だったとしても慣例の選択肢を受け入れ、変更しない傾向にある
□プロスペクト理論
利益と損失がまったく同じだった場合でも、人間は損失の方を大きく感じてしまうという理論。不確実性下における意思決定モデルの一つ。
プロスペクト理論は若干分かりづらいので、よく使われる例を紹介します。
例1
(A)サイコロの偶数が出たら100万円もらえる、奇数が出たら何ももらえない
(B)何もしなくても確実に50万円もらえる
この場合多くの人はBを選択する。
「0か100」のAより、「確実に50」のBを選択する。
AでもBでも、リスクはゼロなのに
例2
[前提]100万円の負債がある
(A)サイコロの偶数が出たら負債が0になるが、奇数が出たら負債は100万円のまま
(B)何もしなくても確実に負債が50万円になる
この場合はAが多く選ばれる。
『得られる』場合、人はリスクを選択してしまう
これがプロスペクト理論です。
(蛙・ω・)<これが『新しいチャレンジ』『創造性』を忌避してしまう裏付けとなっています。
安全性の高い『現状維持』と、
不確実な状況では『損失を恐れる』
という心理効果によって、私たちは新しい一歩を中々踏み出せないのです。
■『知る事』が回避の手段
バイアスを回避して、新しい一歩を踏み出すために重要なことは、
✅『人は新しい一歩を忌避してしまう心理効果が働く』を知っておくこと
「あ、私いま現状維持バイアスが働いてる」と思えることが第一歩。
『新しいチャレンジをした後の自分』と、『チャレンジしなかった時の自分』を先に想像して比較してみることが二歩目。
チャレンジしなかった場合、『10年後の自分はどうなっているだろう?』と考えるのが三歩目。
ここまで考えてみると、チャレンジしないことのリスクに気付くことができます。
ほんの小さな一歩でも、一歩は一歩。
挑戦して踏み出した後の自分はどんな姿でどんな達成感を得ているのか想像してみましょう。
今回はここまで。
ゼロは何倍にしてもゼロのままですが、1日5分を1年続ければ30時間になります。
チャレンジすること、続けることの影響力ってすごいですよね。
最後に良かったら♡スキをお願いします。
それではまた〜(o・ω・o)ノシ
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