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【1分で読める心理学『貢献マインド』】

 こんにちは(o・ω・o)カエルです。

読む速度を測れる「読書速度計測」によると、
日本人の1分間の平均読書速度は400~600文字
と言われています。

 てことで、400-600文字で『貢献マインド』について説明してみたいと思います。

(蛙・ω・)<ゆっくり(1分)していってね。


■まずはじめに

『貢献マインド』とはなんぞや?
 ってところですが、

・ボランティア
・誰かに親切にする
・他者に貢献しようと思う
・他者に何かを与えようと思う

 ざっくり言うとこんなところ。

「I give」の精神 ってやつですね。

 ボランティアなどは『社会貢献』と呼ばれるのでその代表ですよね。



■ボランティアのメリット

Volunteering and Subsequent Health and Well-Being in Older Adults: An Outcome-Wide Longitudinal Approach
『高齢者のボランティア活動とその後の健康と幸福:結果全体にわたる縦断的アプローチ』

 こちらの論文は、アメリカ在住の平均年齢66歳の男女12,988人を対象にした研究で、ボランティアに参加している人はそうでない人と比べてどんな違いがあるか?
 
 という観察研究です。
 
 対象者は年間100時間程度(週に2時間程度)のボランティアに参加していたとのこと。
 そんな人たちですが、

✅早期死亡リスクが低下
✅身体機能の衰えが少ない
✅他者や友人との関係が良好
✅孤独感が少ない
✅楽観主義
✅人生の目的意識が強い
✅うつ状態になりにくい

 こんな違いがあったという結果でした。

 死亡リスクやアンチエイジング効果も素晴らしいですが、

他者との関係が良好だと、人生の幸福度がもっとも高くなる
 
孤独感が強いとストレスレベルがもっとも高くなる
 
 というデータがあるため、このメリットは非常に大きいと言えます。
 
『同じ意志を持つ仲間と協力してボランティアに取り組んでいる』という帰属意識

 が強く影響していると考えられます。


■貢献する意識

 とは言え、幸せを感じる、ストレスが減ると言われても、いまいちピンと来ない人もいるかもしれません。
 
「もっとメリット無いの?」
 
 という方には、「誰かに貢献しよう」と意識することで起きるメリットも紹介しておきます。

✅仕事で成功する(誠実性の上昇)
 
✅モテる

 ちょっと俗っぽい内容ですが、これも事実。
 
 他者への貢献を意識することや、ボランティアに参加して誰かのために取り組むことは、プライベート・仕事・勉強を問わず、

✅物事に誠実に取り組むマインドを作る

 ということが解っています。
 また大変面白いデータとして、ボランティア活動を行っている人は、

✅容姿に関わらず「カッコいい」と評価される傾向が強くなる

 という研究結果が存在します。
 
 

■与える人『giver』であること

 アメリカの天才教授と呼ばれる、組織心理学を専門とする教授アダム・グラント博士は、「与える人こそもっとも成功し幸福になる」と提唱します。

 どんな環境にも、

ギバー(与える人)
テイカー(奪う人)
マッチャー(損得のバランスを取る人)

 という3種類の人々が存在します。

 利益を他者に譲る人『ギバー』
 利益を他者から奪う人『テイカー』
 利益のプラスマイナスをコントロールする人『マッチャー』

 この3種類です。
 
 言い換えるなら、ギバーは良い人。テイカーは悪い人。マッチャーは普通の人。
 極端ですがこのように分類できます。

 この中でもっとも成功するのはどのタイプでしょうか?
 テイカーでしょうか?

 実はこの中で

✅もっとも成功するのは『ギバー』
 
 そしてこの中で

✅もっとも失敗するのも『ギバー』

 ということが解っています。
 その違いは何でしょうか。
 

✅失敗するギバーの特徴
・成功利益を譲る
・自分が『受け取る』のは申し訳ないと思っている 
 
✅成功するギバーの特徴
・成功した際、さらなる利益を追求する
・大きな利益の中から、多めの利益を譲る
・自分が『受け取る側』になっても良いと思っている


  
 例えば、プロジェクトで100万円の利益が発生したとします。

 この100万円の取り分を70万:30万に分け70万円を譲ってしまうのが失敗するギバー。
 
 この100万円を元手に追加のプロジェクトを進め、200万円になった時点で100万:100万で成功を分け合うのが成功するギバー。

 これは成功するギバーを例える時によく使われる例文ですが、成功するギバーは一度の成功に満足することなくより大きな成功を得て、その中から成功を譲ると言われます。

 
 そして、この成功の追求には『誠実性』が関与しており、

✅『誠実性』を育てるのが『貢献マインド

 という図になっている訳です。
 
 
 
 余談ですが、ミリオネアと呼ばれる成功者たちの72%はボランティア活動に積極的に参加している
 というデータもあります。
 
 

「成功したいなあ」と思う人こそ「誰かを幸せにするにはどうしたらいいかな?」と考えてみると良いかもしれません(o・ω・o)
 
 
 最後に良かったら♡スキをお願いします。
 それではまた〜(o・ω・o)ノシ
 

 




【参考記事】


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