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12月21日 Bリーグ、なぜ観客数がコロナ前から半減しても営業収入のプラスを維持できたのか?

今日は何の日?をビジネス視点で掘り下げ「頭の体操ネタ」にしています。
今日の「頭の体操」用質問例はこちら。

→Bリーグ、なぜ観客数がコロナ前から半減しても営業収入のプラスを維持できたのだろうか?


12月21日は、バスケットボール解説者の島本和彦が提唱し、「12月21日はバスケットボールの日!委員会」が2011年より実施している「バスケットボールの日」です。

1891年のこの日、マサチューセッツ州スプリングフィールドで、この年考案されたバスケットボールの初の試合が行われたことに由来しています。

さて、バスケットボール。
Bリーグという名でプロリーグができたのはなんとなく知っていたのですが、バスケットボールのプロリーグ誕生までには長い歴史があったことを今回調べてみて初めて知りました。言われて見れば報道などであったかもしれないのですが、興味外の情報はきちんと頭に入ってこないんですね…

Bリーグは2016年9月に開幕戦が行われた、現時点では36クラブが参加するプロリーグです。

実は、プロリーグ創設の話は90年代からあったそうで、その背景には、「スラムダンク」のヒットによる競技人口の急伸(野球、サッカーに続く3位に)やNBAのブームなどがありました。

1997年には2名のプロ選手が誕生するなどその機運を盛り上げる動きもあり、バスケットボール日本リーグがバスケットボール日本リーグ機構(JBL)に改組されています。

ところが、ホームタウン制などの導入などはあったものの、プロリーグ化をなかなか進められないJBLの姿勢に嫌気が差したいくつかのチームが脱退し、日本プロバスケットボールリーグ(bjリーグ)を設立し、分離することになります。
当然敵対関係になり、抗争が泥沼化します。

これを見た国際バスケットボール連盟(FIBA)から2008年に「1国1リーグが望ましい」と注意を受けます。それでもゴタゴタは収まらず、2014年にFIBAから資格停止処分を受けることになります。

これにより、日本代表チームが国際試合に出場できなくなってしまう異例の事態になります。

さらに、FIBAは直接介入し、初代Jリーグチェアマンの川淵三郎さんを代表とするタスクフォースを作り、2015年4月にジャパン・プロフェッショナル・バスケットボールリーグ(JPBL)を発足します。これにより、冒頭に触れた、2016年のBリーグ開幕戦につながることになります(すいません、知りませんでした…)。

当然、プロ化となると、収益源が必要になります。
Bリーグが公表しているクラブ決算概要によると、2020−2021シーズンでは、感染症の影響を初めて受けた2019-2020シーズンと比べさらに入場者は減少したものの、営業収入は対前年比でプラスを昨年から維持しています(出典:Bリーグクラブ決算発表概要資料)。


2017年からの推移を以下に掲載します。

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チームごとの営業収入などをグラフ化したHPがありましたのでご紹介します。


なお、設立当初にスポンサーに名乗りを挙げ100億円もの拠出を決めたのがソフトバンクです。孫さんの即決だったそうです。

→Bリーグ、なぜ観客数がコロナ前から半減しても営業収入のプラスを維持できたのだろうか?


最後までお読みいただきありがとうございます。
過去の投稿は以下にまとめていますので頭の体操ネタに覗いていただければ幸いです。


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