見出し画像

#326 「定期券」がない自由。「キャリア」がない自由。

テレワークで定期券を買わなくなって早1年以上。定期券がない自由っていうのもあるな、では、キャリアは?というメモ。


1、「定期券」がない自由。

定期券。便利ですよね。
思えば、高校から電車通学になって以来数十年、定期券があるのが当たり前、でした。
ところが、この1年ちょっと、定期券買っていません。
テレワークで、通勤の頻度が落ちたからです。

東京というところは、非常に密に線路網がありまして、例えば東京駅1kmの範囲内には、有楽町駅、大手町駅、二重橋前駅、日比谷駅、銀座一丁目駅、京橋駅、日本橋駅、三越前駅、宝町駅、と、東京駅以外に9つも駅があります。
路線は、JRを一まとめにしても、丸の内線、東西線、千代田線、半蔵門線、日比谷線、有楽町線、銀座線、都営三田線、都営浅草線、とJR+9路線あります。

何が言いたいか、というと、今日はちょっと違うルートで行こうか、帰ろうか、ということが豊富な選択肢の中から気軽に選ぶことができるのです。

もちろん、定期券があってもできますが、小市民の発想として、できれば定期券のあるルートでなるべく安く、と思ってしまって、知らず選択肢を狭めていました。

今は完全に自由です。駅だけでなく、路線を変えても良いのです。

私のオフィスは東京駅近辺ではありませんが、同じように徒歩圏に6つほどの駅がある場所です。

たまに行くときには、どうやって行って、帰りはどこを散歩して帰ろうか、と毎回楽しみにしています。


2、「キャリア」がない自由?

40代も半ばになりました。
社会人として20年以上過ごしたわけです。その間ずっと会社員です。

「こういうキャリアを歩みたい」という思いがあったわけではなく、その時その時で選択をし、痛い思いや後悔もしながら、結果として積み上がった「キャリア」です。

でも、20年以上積み上げてきた「キャリア」ですから、当然の如く、その延長で次のキャリアを考えます

ふと、『「定期券」と同じように「キャリア」も、ない、と思ってみたら、どんな選択肢が自分にあるかな?』と。

すでに、ジェンガのように積み上がったキャリアがあります。

それ自体価値があると思います(思いたい)。

でも、そのジェンガとは全く別の場所に、次の1つを置いてみたら…

つまり、「定期券」と同じように、「キャリア」もないことで得られる自由もあるのでは?と。


3、まとめ(所感)

いかがでしたでしょうか?

「定期券」。便利ですが、知らず選択肢を狭めていたかもしれない。それがなくなって得た自由がある。

「キャリア」。「定期券」と同じように、それがあることで、知らず知らず選択肢を狭めていたかもしれない。もし、それをないものとして考えたら、どんな選択肢があるのだろうか
という話(というか妄想)でした。


現実的には、でも、この年齢で、とか、でも、採用してくれる企業があるのか、とか、でも、収入はどうなるのか、いくらでも思いつく「でも」があると思います。

でも、「定期券」がそうだったように、何十年も続いてきた常識がサクッと変わる時代です。それこそ「常識」や「当たり前」から自由になって、妄想しても良いのかな、と。

そうなったときに、じゃぁ、今まで積み上げてきたジェンガの一本一本は、単なる経験なのか、違うテーブルに持っていったときにも新しいジェンガをしっかり支えることができる一本なのか、なんてことを、棚卸ししてみるのも良いのかな、と。


最後までお読みいただきありがとうございました。

…ジェンガって不安定すぎてあんまり良い例えではなかったですね…
私の場合はなぜかピッタリ、しっくり、なんですが…

この記事が参加している募集

#リモートワークの日常

9,769件

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?