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感情から自由に

感情という道具


私たち人間は感情の生き物です。
感情があるから人生を楽しく過ごすことができる一方、感情によって人生がめちゃくちゃになっているときがあります。

今回は感情と適切な距離を取ることについて考えみます。

結論、感情は道具として扱う必要があります。

使うか使わないか?
どれくらい使うか?

その都度意識的に選択する必要があるのです。


感情=警報機


感情は私たちが進む方向を明確にしたり、
進んではいけない方向を知らせてくれたりする役割があります。

暗い場所や足元が不安定な場所の前では、
怖いという感情が増幅され警報が鳴ります。

未知に対しても同様です。

知らない場所は危ない可能性があるからです。

もちろん危なくない可能性もありますが、
危ないと想定した方が生存の確率が上がるため、
必要以上に警報が鳴るようになっています。


このように感情は警報器として私たちの身の安全を守ってくれています。


しかし 警報機が常に必要とは限りません。

新しい挑戦をしようと思った時、
私たちは未知の場所に飛び込む必要がありますが、その時警報器がなりっぱなしになります。

やりたくてやっているのですが本能としては早く撤退し身の安全を確保したいと考えるのです。

私たちの意図と感情があっておらず 警報機がひどくやかましく思えます。

そんな時は警報器をいったん切る必要があります。

警報を鳴らない設定に

自分の意思で未知の領域に踏み込んだ時、
警報器を切らなければ自分がやるべきことに集中できません。

ですから一度警報機の電源をオフにする必要があります。

意識的に無感情になり、
自分の生存に対して無頓着になるのです。

目標に対しての命の重要さを下げるのです。

これができないくらいなら死んでも構わないと言うように。

少々 極端 かもしれませんが このように考えると警報器の電源を切ることができます。


正確にはオフにするというより、
警報が鳴るレベルを上げる(より危険なときのみ鳴る)という方が適切なのですが、ちょうどよく調整するのは難しいので思い切りやってしまった方が良いように思えます。

どこまで理性でコントロールしようとしても、
本能は安全装置をかけているものなので。

警報をより鳴る設定に

設定を変えられるということは、
反対により繊細な設定に切り替えることもできます。

身近な人と共感し関係性を深めるには、
感情のスイッチがオフになっていてはうまくいきません。

相手の細かい感情の機微を拾えるように、
こちら側のセンサーも 敏感にしておく必要があるのです。

その瞬間、
命の危険にさらされていない安全な環境にいることが前提になりますが、
相手の感情に深く共感することは関係性を深くし、その後の人生を豊かで安全なものにします。


以上のように、
感情はその時々で意識的に扱い方を変えることが感情に支配されるのでなく、
主体的にコントロールすることを可能にし、
より自由に主体的に自分らしく生きることができるでしょう。









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