【不都合な真実】世のライフハックが役に立たないたった一つの理由

今回は「世のライフハックが役に立たないたった一つの理由」について記事を書いていこうと思います。ライフハックに限らず、ノウハウ本、ビジネス書、自己啓発などを読んで満足してしまうなんて方もいると思います。そのたびに、行動できなかったと自己嫌悪に陥りその自分を変えるために新たなノウハウ本を買ってしまう。この記事を読むことでもう自責の念に駆られることも、一喜一憂して悩まされることもなくなります。ということで結論から書いていこうと思います。

世のライフハックはエンタメ化している

世のライフハックが役に立たない一番の理由はエンタメ化しているからです。これはどういうことかというと、実用性よりも自分は変われるかもしれない、成長できるかもしれない、より良い生活ができるかもしれない、という期待感や夢を売っているからです。

もちろん、その手の本や情報が全く実用性に欠けているなどと言うつもりはありません。有益な情報がたくさん載っているものあるし、人生が変わるものもあるかもしれません。ですが、大半は実用性に欠けていると断言できます。

例えば、ダイエット業界を思い浮かべてください。ダイエット業界がウリにしているものは、100%各自に痩せるためのノウハウではありません。自分が痩せたり、筋肉によって体が引き締まることによって自分の理想の人生を手に入れられるのかもしれない、という夢を売っているのです。

そもそも、100%痩せるノウハウを売ることに対するインセンティブがありません。そんなものがもしできれば独占状態になり同業者からバッシングを受けてしまいます。仮にそのようなノウハウがあったとしたら、この上なく地味なものか、過激でクライアントに何かしらの悪い副作用が起きるかのどちらかです。

もし、ダイエット業界が実用性に特化しだして夢を売らなくなったらそもそも採算が取れなくなってしまいます。理想のカラダを手に入れるためには、毎日バランスの取れた食事、十分な睡眠をとり、サプリやプロテインにやたらと頼らず食べ物から栄養をとるように心がけましょうなどと言えば、そんなサービス誰が受けたいと思うでしょうか。

ライフハックは役に立たなくていい

話をライフハックに戻します。世のライフハックをすべて実用化したら、採算は取れないし、視聴数やいいねやリツイートは伸びません。なぜなら、冷静に考えれば当たり前のことしかコンテンツにできなくなってしまうからです。そのため、誰も聞いたこともなければやったこともない複雑で特殊な手法ばかりが賞賛されるのです。

あなたが求めているのは実用性ではなく、変化した自分を想像して満足させてくれるコンテンツではありませんか？人間は恒常性というブレーキが備わっています。自分が求めているのはエンタメなんだという自覚を持てば、「多動力」がない自分を責めることもなくなるし、「Just do it!」などという言葉に苦しめられることもなくなるでしょう。あなたは変わらなくていい。よって、ライフハックも役に立たなくていいのです。